概要

ヤディシリの戦いとは、ルーイガルド10228年8月にクリート国がル・マンティス国の小都市ヤディシリを制圧目的で攻撃した戦いである。


戦闘に至るまでの背景

女神戦争勃発より国境付近で両国の小競り合いが続いていたが、この戦いで初めて大規模な制圧作戦が行われることとなる。


両軍の戦力

攻撃側 守備側

ル・マンティス国軍
軍勢
クリート国軍
総兵力不明 兵力 総兵力不明
総指揮
軍師
主要参戦者

レクター











戦闘経緯

初めはクリート国軍対ヤディシリ駐留軍の間で戦端が開かれるが、本格的にクリートの軍隊が進軍してくるとの報を受けて、ヤディシリ駐留軍は守備を固めるとともに、近隣のル・マンティス軍に救援を求めた。
だが、この進軍が本命だとの確証を得られなかった各地のル・マンティス軍の反応は鈍かった。

数日間の小競り合いの後に、クリートの第二陣が到着。
これをもって完全に制圧作戦であることを確信したル・マンティスは、慌ててヤディシリに戦力を集中させるように指示を出したが、クリート軍は先遣の第一部隊と第二部隊を合流させてヤディシリに強行突入した後だった。
ヤディシリ中央部での激戦によりル・マンティスの駐留軍は壊滅し、ヤディシリクリートが制圧した。

クリートヤディシリを制圧した後にル・マンティスの主力部隊が到着。
ル・マンティスは、当初予定していた防衛作戦から一転して奪還作戦に転じることとなる。

翌日、すでにクリート軍によって破壊されていた北側の正門にル・マンティス軍は集結、前日までとは攻守を入れ替えた総力戦が行われる。
ル・マンティス軍は正門に一度クリート軍を引きつけておいてから、一部部隊を街の西側に割いて別の突入経路を造ろうとする。
クリート軍がこれに対応したのは、ちょうど壁が崩れた直後だった。
これ以上ヤディシリに留まっていても不利と見たクリート軍は即座に焦土戦術に移り、街に火を放ちつつ街の南門から脱出しようとするが、西側の壁を崩したル・マンティス軍はそのまま転進、野外から南に回り込み、外で待ち受ける。

北の正門から進軍した本隊と、南門に回った分隊でクリート軍を挟撃しようとしたル・マンティス軍だったが、南部に回った分隊はその役目を十分果たせぬまま押されて徹底することになる。

この間にヤディシリの街は火に包まれ、避難しようとパニックを起こした市民で溢れかえるが、両軍ともこれを無視して街南部で野外戦に突入。
結局、ヤディシリの街が灰燼と化し、その機能を失うことで双方共に戦闘継続の意義を失い、戦闘による疲弊も相まって撤退した。


戦いの結末

ヤディシリの街が炎に包まれ崩壊することで、両軍とも戦略目的を見失い退却した。
ヤディシリが復興することはなかった。




最終更新:2024年08月13日 16:30