概要
ナイトメアフォースとは、
ラスブロス直属部隊の一つで、あらゆる諜報を統括する部隊であるが、存在自体知る者は少なく、
六界戦争戦後になっても詳細はほとんど判明していない。
指揮官は
デルアーミー、当初は
シャクティアナ帝国内だけが対象の部隊だったが、後に権限が拡大され、情報の統括だけではなく、機密を漏らした者を独自の判断で処罰(事実上の処刑)することが許され、どの時代からかは不明だが、
六界の存在すら知らされることとなる。
すべての情報を統括するという大義名分の元、他星への移動も自由に行えたが、現地での行動を速やかに行えるため
六界それぞれに協力員を用意している。
協力員とは、基本的に金で雇った将軍や
隠密だが、普段はそれぞれ自分達の生活を送っているが、
デルアーミーから連絡がくれば、彼に協力するという契約である。
ただし、協力員には
六界の存在は知らされていない為、
デルアーミーは契約者によって「偽りの自分の立場」を用意している。
この一連の行動は、長い間
ラスブロスが
六界の支配を企んでいた為行われていた水面下の行動だと思われていたが、
ラスブロス本人にその意思はなく、彼は
六界の紡がれていく歴史(主に戦史)を、書物を読むかのように己の趣味としていたことが判明してからは、彼らが
六界を行き来していたのは、それぞれの星の「現在の状況」を書き記して報告するための連絡員の役割を担っていたためという説が現在では有力である。
事実、各星で契約していた協力員が、国の簒奪といった行動を行った記録はなく、あくまでも現地の情報収集や連絡員程度の働きしかしていない。
しかし、
ジルダーが
ガルゾーマの敵討ちのために独自に動いたと知ると、彼女の口から「
六界」の存在が漏洩することを恐れて、彼女を討ち取るために後を追う。
これも、かつては
ラスブロスの命令によって反逆者となった
ジルダー討伐のために派遣されたと思われていたが、現在発見されている史料によると、
ラスブロス本人は
ジルダーの出奔に関して一切咎めず、
デルアーミーの方が独断専行(ただし、出奔者の処罰は本来のナイトメアフォースの任務内であるので、決して越権行為ではない)したとみられている。
だが、この
ジルダー一派との戦いで
デルアーミーを含めて部隊が全滅、その後組織の補充は行われず、ナイトメアフォースは事実上消滅した。
主要メンバー
ただし、
リオンは現地で雇ったの傭兵であり、
六界の存在については知らされていない。
関連項目
- ジルダー デルアーミー最後の任務は、出奔者ジルダーを討ち取ることであった。
最終更新:2024年07月17日 00:28