基本情報
略歴
ローザ国の将軍であったが、忠誠という言葉から最もかけ離れた存在であり、徹底した現実主義者である。
デルアーミーが、
アルファでの任務を遂行する時、現地の協力者としてリオンに目をつけた事があり、後に彼が
ジルダーを追いかけた時、再びリオンを同行者として指名した。
この時、
デルアーミーたちは
ルーイガルドからやってきているが、
六界の存在については知らされていない為、リオンはあくまでも情報収集員として雇った現地協力者である。
サヌア、
ジルダー、
デルアーミーの三つ巴の戦いにおいては、自分が「非戦闘員」であることを逆に利用して自ら囮になることで奇襲を仕掛ける等、狡猾な面を見せながらも飄々とすり抜け、この戦いよりいち早く離脱する。
その後は、母国に戻らず
アルビス国に逗留、そこで、かつて
ローザ国の奴隷でありながら脱走し、
アルビス国の将軍となっていた
ルティエと偶然再会し、彼女の口利き(かつて奴隷だったことを口外しないという条件での恫喝)により
アルビス国へ仕官することとなる。
しばらくは大人しく
ローザ国の将軍を務めていたが、再び国を出奔し傭兵となったという。
その後の記録は一切の史書に残されていない。
人物
- 忠義という概念を持たず、常に勝者側につこうと平気で裏切りを繰り返した。そのすべてが、その場での思いつきの裏切りだった為、結果的に敗者側につくことも多いが、危機を感じる嗅覚にも優れていたのか、いかなる敗戦からも脱出に成功している。
- アルビス国では、所属していきなり大きな負け戦に遭遇しているが、この時はすぐに寝返らなかった。物語によっては、このときばかりは彼女もアルビス国首脳部やサヌア傭兵団と友誼を結んでいて、簡単に裏切らなかったとするものもあるが、後に結局裏切っていることから、単に敗戦の混乱で、裏切りのチャンスを見逃しただけというのが歴史家たちの見解である。
- ムストア湾海戦にローザ国艦隊を率いて登場しているが、彼女に艦隊指揮の経験はない為、これは物語上の演出であり、実際は単に参戦しただけだと思われる。
- 法術弾を撃つブレスレッドを腕にとりつけ、「暗器」としてだまし討ちに多用したという。
関連項目
最終更新:2024年08月03日 21:36