基本情報



略歴

ナイトメアフォースの司令官。
ジルダーガルゾーマの敵討ちのため、ザールックより無断でアルファに渡り、事実上の出奔となったとき、六界の情報が漏れる事を恐れヘイスを伴って彼女を追った。
ただし、これは彼の職権の範囲内で行われた独断であり、ラスブロスはその報告を聞いて苦笑(ラスブロスは、歴史の流れをただ見ていたかっただけなので、六界の存在が他者に知られても、それも必然と意に介していない)したという。

アルファにたどり着いた彼は、まず三魔王の一人シャラダンの元をたずね、ジルダーをかくまっていないか執拗に問い詰めた。
疑いをかけられ激怒したアスタルグスタルイズ(三名は六界のことを知らず、デルアーミーを単純にジルダーを狙う賞金稼ぎと認識していた)の罵声をものともせず、任務を忠実に遂行した。

その後、ジルダーフェローラ国のガルゾーマとの思い出の地にいると睨み、ジルダーに強襲を仕掛けるが、取り逃がす。
だが、ベルバット人魔融合の情報と引き換えに自分達の居場所を売った為、サヌア達を強襲していたジルダーに横槍をいれ、この戦いでマシューマを討ち取る。
マシューマを失い、ベルバットにも離脱されたジルダーを追い詰めるべく、配下のリオンを泳がせてジルダーをおびき出す。
だが、完全に罠にはめたにも関わらず、三魔王と謳われたジルダーの反撃は凄まじく、彼女の片翼を奪うまでに留まり、満身創痍となった魔王の前にデルアーミーは返り討ちにあった。


人物

  • リオンが言うには、風貌に似合わず、甘いものを好んで食したらしい。
  • 「冷王」という称号で呼ばれる事が多い。これは外敵ではなく、昨日まで味方だった者に刃を平然と向けていた彼の任務からつけられた名だが、信頼できる史料には存在しない。そもそも彼の存在と、部隊そのものが秘匿されていた為、称号やあだ名の類が一般に知られる筈がない。冷王の名は、彼のことを知るごく一部の親しい者、または部下が使用していたものと思われるが、後に六界戦争の時代が物語化されたとき、「冷王デルアーミー」として描かれた為、称号として広まったと考えられる。
  • 後世の物語において、ラスブロスを、六界制服を目論む悪の帝王として描かれたものでは、ラスブロスの命令を受けてジルダーを処刑するため派遣される役割になっている。


関連項目



最終更新:2024年08月12日 02:53