変化族 - A Citys @wiki

変化族とは、山井田地方にて暮らしている先住民族。みんな人外、男児が生まれてこない等の謎のDNAを持つ。
変化族の有名人物として、女優の谷塚れいな氏がいる。

概要

9世紀初期ごろにはいたと考えられている。「変化族」と呼ばれているこの民族は、ほぼ全員が動物の耳と尻尾が生やしている。一部は派生系で翼が生えたり、ツノが生えたり、ラミアや女郎蜘蛛になったりバリエーションは様々。男性はいないのだが、何故この民族は他の地方から人々が初上陸した19世紀まで存続していたのか。研究者らの推定では、稀に生まれくる「陰茎」を持つ女児によって、彼女らは今まで存続していたのだろうと考えられている。19世紀までは山井田地方全域にいたが、1900年に発生した井南川の戦いで人間軍が勝利し、先住民は現在の山井田市・沼山市に跨る「深奈山」と、現在の六田市にある「変化寺付近の森林」に強制移住された。後者は1948年頃までに全滅したが、前者は山井田市が賑わっていたこともあり、窃盗などを繰り返して生き延びていた。それでも店主などが虐殺を繰り返したりしていたので、最終的に100人前後に減った。
そのことを踏まえて山井田地方の全市町村は、1949年に「先住民族安全法」を施行。これにより、変化族の人々は山から降りることが不可能となった。そんな先住民族のことを忘れかけた1996年、谷塚とおる博士と2人の友人が数年前にたまたま12人の変化族と遭遇したことで、山井田市に先述の法律について訴えた。そして2000年、先住民族安全法を撤廃され、「人族・変化族友好条約」を締結。
これにより、先住民族が職につけないなどの制限が撤廃された。また、深奈山から降りることも可能になった。
1年後には当時の山井田市長が謝罪した。
そして様々な方も色々と努力し、たった8年で差別や屈辱、いじめ等がほぼ無くなった。今は、本島や南山地方から移住してきた人々とほぼ平等な生活を送っている。そして、今も変わらず深奈山に住みついている先住民族もいる。なお、近年は先住民族による男性誘拐事件が多発している。
2020年の調査では、現在
▼深奈山に453人
▼山井田市内に2815人
▼山井田市外に123人
となっている。今後に期待がかかる。

発情期

変化族は先述した通り、我々人間とは少し外観が違う。その中の多くは、人間にはあまり見られない「発情期」というのがある。普通の動物とはまた違う感じで、先程にも書いたように男性誘拐事件まで発生している。なので、身近に変化族の方がいる方は少し注意した方がいい。特に12歳(早くて9歳という事例もあった)から24歳(一番遅くて29歳)の間が顕著である。個人によって周期等は異なるが、大抵は年に1回、約1か月もの間続く。

先住民族固有の病気

先住民族である変化族には、独自の病が存在している。これらの病気は、私たち普通の人間では発症しない。

①ヌォー症
赤ちゃんにかかりやすい病気。風邪みたいな症状から一気に血の流れが速くなり、摩擦で血管が破れて死に至る。
治療薬があり、それでほぼ完治する。

②ヨロロ病
山井田の森林にのみ生えている「ヨロロダケ」を食べると発症する。
(普通の人間には害はない)
発熱と咳の症状が出てきて、最後は一生歩けなくなる。
完全な治療薬はまだ見つかっていない。
変化族の人と結婚した普通の人間が間違えて食べさせてしまうパターンが多い。

③ルイーナ(わかま症)
蚊に寄生するわかま菌が体内に入ることにより、骨がもろくなっていく病気。治療薬で完治できる。
ちなみに、病気になっている間、尿の色が茶色になっている。これについての原因は未だにわかっていない。

④トランスファー症候群
みるみる動物の本来の姿へ変貌していく病気。殆どの場合、手足のみの場合が多い。
治療薬は無いが、勝手に治っていく病気である。
先住民族の多くがかかる病気でもある。

⑤狂化病
原因が未だに解明されていない。治療薬なども開発されていない。
最初の症状は失神、瞳の色がたまに赤くなる、夜中に無意識で唸る、軽い頭痛などがある。病がさらに進展すると、自我を忘れて暴れだす症状が現れ始め、さらにはその症状が慢性化してしまう。大体の場合は、トランスファー症候群が併発する。
この病気になってしまうと、隔離施設に入れられる。自然に治ることは無い。
但し発症自体はきわめて稀である。

関連項目

• 津野坂渉