あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第1回トーナメント《王たるゴルバス VS 最後の勇者ブレイヴ》
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aioricharabattle
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《王たるゴルバス VS 最後の勇者ブレイヴ》
第二試合——王たるゴルバス VS 最後の勇者ブレイヴ。
歓声が渦巻くリングの中央に、二つの影が向き合った。
片や、黒髪の好青年と見紛うも、その瞳には王としての絶対的な自信と威圧感が宿るゴルバス。
片や、数々の戦乱をくぐり抜け、文明を滅ぼしたとされる巨竜さえ討ち果たした英雄、最後の勇者ブレイヴ。
「王よ、俺たちは戦わなきゃならないのか?」
ブレイヴは聖剣を肩に担ぎつつ、わずかながら迷いを帯びた声で問うた。
しかし、ゴルバスの反応は冷徹だった。
「当たり前だろ、王だぞ? 自らの力を示すことこそ、王の責務だ。」
次の瞬間、ゴルバスの手が虚空を掴み、そこから異空間が裂ける。
——十握剣が現れた。
——十握剣が現れた。
「どれ、まずは手始めに。」
神剣 クサナギが放つ斬撃の軌跡が、リング上に鋭いかまいたちを走らせる。かすめるだけで床が裂け、砂煙が舞い上がった。
「速い——だが!」
ブレイヴは一瞬で空間魔法を発動。閃光と共に瞬間移動し、ゴルバスの背後へ現れる。
「早いとこ終わらせてもらう!」
聖剣が光をまとい、ビーム状の一撃が放たれる。しかし、その刹那――
「支配の権能。」
ゴルバスの声と共に、空気すら凍り付くような力が発動した。聖剣から放たれたビームが、ゴルバスの意志に従うようにねじ曲がり、そのまま天井へと逸れていく。
「なっ……俺の魔法を……操ったのか!?」
驚愕するブレイヴ。しかし、その隙をゴルバスが見逃すはずもない。
「王に不意打ちは通じない。」
大槌 カフクが振り下ろされ、雷鳴の如き衝撃波がリングを轟かせる。
ブレイヴは間一髪でかわしたが、足元が焼け焦げ、雷の余波が身体を襲う。
「——ならば、これでどうだ!!」
ブレイヴは炎魔法を詠唱し、火柱がゴルバスを飲み込んだ。
しかし、炎の中から璽盾 ゴランドルを構えながら悠然と歩みを進めるゴルバスが姿を現す。
しかし、炎の中から璽盾 ゴランドルを構えながら悠然と歩みを進めるゴルバスが姿を現す。
「璽盾 ゴランドル——光矢」
盾のカウンター能力が発動し、無数の光の矢がブレイヴを追撃する。
それを見たブレイヴは、風魔法で矢を吹き飛ばすも、ゴルバスはすでに新たな武器を手にしていた。
それを見たブレイヴは、風魔法で矢を吹き飛ばすも、ゴルバスはすでに新たな武器を手にしていた。
「真剣 クライク——王たる剣を見せてやろう」
一見普通に見えるロングソードが重々しく振るわれると、リングの空間が歪むほどの衝撃波が巻き起こる。
ブレイヴは聖剣で応戦し、互いの武器がぶつかり合い、火花が飛び散る。
ブレイヴは聖剣で応戦し、互いの武器がぶつかり合い、火花が飛び散る。
二人の間には火花だけでなく、圧倒的な覇気と魔力がぶつかり合い、観客たちは息を呑んで見守っていた。
「いい加減飽きてきたな。そろそろ終わらせるか。」
ゴルバスは星打 ドンドルデュを取り出し、しなりを付けたモーニングスターをブレイヴに向けて投射する。
ブレイヴは大地魔法で地面を隆起させ、ドンドルデュを上空に打ち上げようとする。
ボーン!
ドンドルデュは地面に触れた瞬間に大爆発を起こし、周囲には砂塵が舞い散る。
ドンドルデュは地面に触れた瞬間に大爆発を起こし、周囲には砂塵が舞い散る。
「王の力に屈服しろ。」
砂塵に紛れつつゴルバスはブレイヴに接近し、剛斧 ラングルを振り下ろす。
炎を纏った大斧は勇者を一刀両断せんと襲い掛かるが、この程度で勇者は怯まない。
「予想の範囲内だ!」
聖剣に闇の魔力を纏わせて斧を受け止めると、そのまま闇の力ゴルバスの魔力を吸いつくさんとする。
「不敬だぞ。」
ゴルバスは剛斧 ラングルを咄嗟にしまうことで魔力の吸収を回避するが、その眼には初めて焦りが見えた。
「……こんなところでは終わらないぞ!!!」
流れに乗ったブレイヴが聖剣を握りしめゴルバスに斬りかからんとした、その時——
「これが王の審判だ。」
ゴルバスは雷銃 ヒナワを抜き放ち、至近距離から連続して光弾を撃ち放つ。瞬時に間合いを詰め、乱槍 グラドを変形させてブレイヴの腕を貫いた。
「ぐあっ!!」
膝をつくブレイヴ。だが、その眼は未だ闘志を失ってはいない。
「かかったな!」
その言葉につられてゴルバスが上を見上げると、そこにはブレイヴの持つ全ての属性の魔力を融合して生み出した究極魔法「ウルティミオン」があった。
「なるほど、先ほどの攻撃はブラフか。」
さすがの王であっても勇者の本気の魔法には驚きを隠せない様子。しかし、それでも彼の態度が揺らぐことはない。
「真正面から受け止めてくれる!」
ゴルバスは天拳 ルフラルを構え、渾身の一撃を叩き込まんと向き直る。
「これで……最後だ!」
ドガン!!
勇者の奥義と王の拳がぶつかり合う。周囲の全てをなぎ倒さんばかりの衝撃波が生じ、試合の余波を受けないはずの観客たちも、一瞬心臓が止まったかのように感じた。
………爆煙の中、動かなくなったのは——勇者ブレイヴの方だった。
「悪くなかったぞ、勇者よ。」
ゴルバスは最後に大槌 カフクを振り下ろし、雷の一撃がブレイヴをリングに沈めた。
圧巻たる決着の後に司会者が叫ぶ。
圧巻たる決着の後に司会者が叫ぶ。
「勝者は——王たるゴルバス!!!」