あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第1回トーナメント 『長嶋小雪』 VS 『王たるゴルバス』
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aioricharabattle
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『長嶋小雪』 VS 『王たるゴルバス』
あにまんオリキャラ最強トーナメント二回戦——第二試合。
「長嶋小雪」対「王たるゴルバス」。
特設リングには異様な緊張感が漂う。観客席は静まり返り、次の瞬間に訪れる激戦への期待と不安が渦巻いていた。
リング中央には、長嶋小雪。ふわりと銀髪を揺らしながら、どこか呑気そうな笑顔を浮かべつつも、その瞳には鋭い光が宿っている。
一方、王たるゴルバスは堂々たる王の風格を漂わせ、鋼のような視線で彼女を見下ろしていた。その背筋は一分の隙もなく伸び、威風堂々とした存在感が周囲の空気を圧倒している。
「この試合は俺が勝つ。当たり前だろ、王だぞ?」
リング中央で口角を上げるゴルバス。その手には異空間から召喚された十握剣の一つ、神剣 クサナギが握られていた。刀身からは見えない刃が空気を裂き、風が唸る。
その鋭さは目で追うことすら困難であり、一振りすればリングが真っ二つになることすら想像に難くなかった。
「さーて、せいぜい楽しませてくださいよ?ヘボ王様?」
小雪は無邪気に笑いながらも、その足元は寸分の狂いもなく安定している。口調とは裏腹に、異世界で鍛え上げられた戦士としての気配が漂う。
一瞬、彼女のスキル【鑑定】が発動した。
——対象:王たるゴルバス。
——スキル:「支配の権能」、「十握剣召喚」
——弱点:怒りによる隙が生じる可能性。
——対象:王たるゴルバス。
——スキル:「支配の権能」、「十握剣召喚」
——弱点:怒りによる隙が生じる可能性。
「よし、情報ゲット♪なんか前より強くなってるみたいですね。」
そして次の瞬間、小雪は【習得】を発動。「支配の権能」と「十握剣召喚」の詳細情報を脳内に刻み込む。ゴルバスが軽く眉をひそめる。
「俺の力を模倣するだと? 王を騙る真似事が許されるとでも?」
「許す許さないはどうでもいいですけど、負けてから文句言わないでくださいね。」
「許す許さないはどうでもいいですけど、負けてから文句言わないでくださいね。」
その言葉に、ゴルバスの目が鋭く光る。次の瞬間、彼は異空間から大槌 カフクを召喚した。巨大な槌がリングを震わせる。
「消し飛べ。」
ゴルバスが大槌を地面に叩きつけると、轟音とともに雷が炸裂し、特設リングの一部が黒焦げになった。
「遅いですよ。」
だが、小雪は電光石火のスピードでその場を跳び退く。
雷鳴の余韻が響く中、ゴルバスは乱槍 グラドを召喚。槍の軌道を変化させ、空中で曲がる不可解な軌道で彼女を狙う。
雷鳴の余韻が響く中、ゴルバスは乱槍 グラドを召喚。槍の軌道を変化させ、空中で曲がる不可解な軌道で彼女を狙う。
「そっちがそう来るなら、私もやりますよっ!」
小雪はゴルバスの力を模倣した「支配の権能」を発動。槍の動きを固定し、空中で止める。槍が空中で静止した瞬間、ゴルバスの目が驚愕に見開かれた。
「俺の力を……っ!」
その隙を見逃さず、小雪はゴルバスに向かって猛然と突進。彼の懐に潜り込むと、支配の力で彼の右手に握られた神剣 クサナギを固定した。
「あれれー?この程度で終わりですか?」
同時に、小雪は【習得】した神剣 クサナギの見えない刃を発動させ、風の刃を放つ。至近距離から放たれたその一撃は、王たるゴルバスの腹部を深く斬り裂いた。
ゴルバスは膝をつき、血を滴らせながら悔しげに顔を歪める。
「……俺が、王で……あるはずが……っ……!」
「残念ですね、バカの王様。でも、これが現実ってやつですよ♪」
「残念ですね、バカの王様。でも、これが現実ってやつですよ♪」
しかし、この程度で戦闘不能になるゴルバスではなかった。王とは歩みを止めぬ者、常に進化を続けるのだ。
「俺は俺さえも支配する!」
なんとゴルバスは自分自身に支配の権能を発動し、肉体の状態を固定することで出血を止めた。
それだけではない、肉体の状態が止まったということは、これ以上負傷しないということでもある。
それだけではない、肉体の状態が止まったということは、これ以上負傷しないということでもある。
「なんかめんどくさそうなことになりましたね……。」
一歩引いてゴルバスの覚醒を見守った小雪は、新たな脅威の誕生に驚きを隠せない。
「俺は国のみならず世界さえも支配する。それこそが真の王だ。」
彼は自らを支配することで自身の性能を100%引き出せるようになっており、4本までという制約を取っ払って十個の神器を全て同時に扱えるようになった。彼の周りには十個の神器が浮遊しており、その性能も先ほどまでとは比較にならないレベルとなっていた。
「ちょっと、ちょっと、これは聞いてないですよ!」
【鑑定】によって現在のゴルバスの状態を把握した小雪は戦慄する。しかし、それでもゴルバスは待ってくれない。
星打 ドンドルデュが放たれると同時に、右手に真剣 クライク、左手に神剣 クサナギ構えたゴルバスが接近してくる。その背後には雷銃 ヒナワと死弓 フルクラがこちらに照準を合わせている。
全ての攻撃が時間差で小雪に襲い掛かる。どこからどう見ても絶体絶命だ。
「えーい!こうなったらやってやりますよ!」
小雪はまず最初にドンドルデュが爆破する前にを支配の権能で停止させ、落ち着いてゴルバスの二刀流の斬撃を回避する。
後ろの遠距離武器に対しては、ゴルバスを盾にするように立ち回ることでなんとか命中を免れようとする。
……だが、
……だが、
「俺の武器を支配しているのは俺だ。」
銃弾と毒矢はゴルバスを避けるように逸れ、小雪をホーミングするように迫ってくる。
「じゃあこうです!璽盾 ゴランドル!」
習得した十握剣の神器を取り出して斬撃と飛び道具を完全に防ぎ、カウンターの光の矢を飛ばす。
「無駄だ。」
しかし、肉体を支配によって停止させているゴルバスには一切のダメージが入らない。いや、一切の干渉を受け付けないと言う方が正しいだろうか。
「今の俺に敵はいない。まさに最強の王だ。」
「いかにも逆転されて負けそうな人の言うことですね。というか、私にも奥の手があるとか思わないんですか?」
「お前が何をしようと関係ない。俺はただ王の責務を果たすだけだ。」
「冥土の土産に見せてやろう。今の俺の本気を。」
「冥土の土産に見せてやろう。今の俺の本気を。」
覚醒した支配の権能は完全なる掌握を実現した。すなわち、支配した対象に対してはどんなことでもできるというわけだ。
ゴゴゴゴゴ!
大地が震え、天が裂けるかのような衝撃が小雪のみならず観客席にも伝わる。凄まじい光と共に彼の手からは十個全ての神器を融合させた最強の神器「王剣 エンペラー・オブ・キング」が現れる。
「我が最強の神器を前になすすべなく散れ。」
「……そんな頭痛が痛いみたいな名前の剣に負けたら末代までの恥ですね。」
「……そんな頭痛が痛いみたいな名前の剣に負けたら末代までの恥ですね。」
お互いのピリピリとした覇気がぶつかり合う。本当の戦いはここからだ。
ザンッ!
ゴルバスがエンペラー・オブ・キングを振り下ろすと、大地や空気のみならず、次元や空間さえも両断される。
小雪は先ほど同様に全ての攻撃を防ぐ璽盾 ゴランドルで防御するが、なんと王剣は盾ごと小雪を切り裂いてしまった。
盾によって多少はダメージを抑えられたものの、小雪の胴体には致命傷となる傷がつけられていた。
「ゲホッ、ゲホッ、あー死ぬ。これは絶対死ぬやつですね。」
小雪は自身の死期を悟り、もはや抵抗することさえ考えていない。そんな小雪に対し、ゴルバスは少し寂しさを帯びながらも語り掛ける。
「所詮はただの小娘だったな。遺言ぐらいは聞いてやるぞ?」
その言葉を聞いて、小雪は力を振り絞って何とか言葉を発する。おそらく、これが最期の言葉となるのだから。
「……そうですね。では、最期に言わせてもらいましょう。」
「絶対的な秩序——"生命体は致命傷を受けると瞬時に再生する"」
「………は?」
その瞬間、小雪とゴルバスの体が一瞬で再生する。これはエタリュートの能力、【絶対的な秩序(アブソリュート・オーダー)】だ。
続けて小雪は叫ぶ。
「聖剣よ!我に傲慢なる王を打ち倒す力を宿したまえ!」
いつの間にか小雪の手には勇者ブレイヴの聖剣が握られており、彼女の全身から温かい暖かい光が放たれる。
「勇者奥義!ウルティミオンセイバー!!」
勇者の究極魔法を宿した聖剣がゴルバスへと振り下ろされる。しかし、自らの肉体を支配して停止させた彼には如何なる干渉も通じない。
……と思われたが
……と思われたが
キンッ!
何故か聖剣はゴルバスを切り裂く。彼の胸には大きな傷が刻まれた。
この謎の答えはエタリュートの【絶対的な秩序】にあった。この能力は"あらゆる物体や現象に対して1つだけ絶対的なルールを定める"というものであり、ゴルバスが自らに施した支配の権能による支配をルールが上書きしたのだ。
よって、ゴルバスの体は支配から外れており、今回の斬撃が効いたというわけだ。
「安心してください。このくらいの傷なら死にはしませんよ。」
「まぁ、あなたが他の参加者のスキルを事前に習得してるのを考慮してなかったという結果は一生残りますけどね。」
「まぁ、あなたが他の参加者のスキルを事前に習得してるのを考慮してなかったという結果は一生残りますけどね。」
審判がゴルバスの戦闘不能を確認し、高らかに宣言する。
「勝者、長嶋小雪!」
歓声がリングを包み込む中、小雪は息を整えながら次の戦いに思いを馳せる。彼女の中ではすでに次の対戦相手への策が練られ始めていた。