あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第4回トーナメント 第1回戦 第2試合
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aioricharabattle
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第4回トーナメント 第1回戦 第2試合
《太陽の騎士 ソレイユ・ルミエール VS 宇城 芽依》
第4回あにまんオリキャラ最強トーナメント──
太陽を思わせる燦然たる光の中、闘技場の中心には、燃えるような情熱と太陽の力を身に宿す青年と、陰りに咲く一輪の刃が向かい合っていた。
ソレイユ・ルミエール。
太陽の名を冠するその騎士は、赤い瞳を熱く燃やし、烈火と光輝、そして“太陽”という異質な属性をその身に宿す、まさに太陽神の申し子。
太陽の名を冠するその騎士は、赤い瞳を熱く燃やし、烈火と光輝、そして“太陽”という異質な属性をその身に宿す、まさに太陽神の申し子。
対するは宇城芽依。
裂空流の使い手。静けさを纏いながらも、その奥底には百戦錬磨の殺気が秘められている。
裂空流の使い手。静けさを纏いながらも、その奥底には百戦錬磨の殺気が秘められている。
「武人同士、熱い戦いをしよう!」
「……よろしくお願いします。」
陰と陽、異なるタイプの二人が向き合い、ついに試合が始まろうとしている。
「試合開始ッ!!」
ソレイユが踏み出した瞬間、地面が蒸発した。 烈火の魔剣が空気を焼き、眩い熱光とともに斬撃が放たれる。
「先手必勝だ!」
燃え盛る斬撃が地面を焼きながら芽衣に迫る。
「裂空――『飛翔閃』」
彼女は大太刀を一閃し、斬撃を飛ばしてソレイユの攻撃を炎ごと両断した。
これこそが彼女の極めた裂空流だ。斬撃を”飛ばす”ことに特化した剣術は、形のない炎さえも切り裂くことさえ可能とする。
「じゃあこれならどうだ!」
ソレイユは「光輝の魔剣」に切り替え、光速の斬撃を放つ。この魔剣が生み出す光は質量を伴っており、通常の光とは比較にならないほどの破壊力を秘めている。
だが、芽衣もその程度では怯まない。
「裂空──『霞流し』」
大太刀が風の軌跡を描くと同時に、飛ばされた無数の斬撃によって光の斬撃が四散する。彼女の剣技は空間ごと切り裂き、断ち切るのだ。
「すっげえ……けど、甘いよッ!」
ソレイユは芽衣の技量に驚きながらも光速で間合いを詰め、近距離から直接光輝の魔剣を振るう。
「この距離なら光の方が早いはず!」
そう、いくら芽衣の反射神経が異次元とはいえ所詮は人間。近距離から放たれる光には対応できないはずだ。
もはや逃れる術も、避ける間もない。
もはや逃れる術も、避ける間もない。
──かに思われたが、芽衣には光以上の速度を出す奥義があった。
「裂空流居合奥義――『裂界・刹那雷霆』!」
ガキンッ!
二つの剣がぶつかり合い、火花を散らす。
「嘘っ!?こんなに早いの!?」
その凄まじい剣速にソレイユは驚きを隠せない。このような速度の剣など勇者である父でさえ放てないであろうからだ。
ズバッ!
芽衣はそのままもう片方の手で脇差を取り出し、がら空きの胴体に一閃を叩き込む。
「ガハッ!」
ソレイユは斬撃の衝撃波によって一気に吹き飛ばされ、地面に膝をつく。腹部からは血が滴り落ちており、それなりのダメージを受けてしまったようだ。
「さすが最強を決めるトーナメント。とんでもない強者ばかりだ!」
芽衣の卓越した技術に圧倒されるソレイユだが、その顔には笑みが浮かんでいる。
「なおさら燃え上がってきたぜ!!」
次の瞬間、リングが眩い光で包まれた。ソレイユが高く掲げた両腕に、恒星を象った太陽が浮かび上がる。特殊属性『太陽』が解放されたのだ。
「これでもくらえ!」
彼はそのまま太陽を芽衣に向かって全力でぶん投げる。太陽は燃え盛る火球となって全てを焼き尽くしながら芽衣に向かって進んでいく。
「裂空流奥義——『双閃・宵嵐』!」
対する芽衣は二刀を構えて連続で斬撃を放ち、太陽ごとソレイユを切り裂かんとする。
しかし、空間をも切り裂く芽衣の斬撃と言えど、太陽を相手にするのはさすがに厳しい。
拮抗はしているものの、太陽はじりじりと距離を詰めてきており、このままでは芽衣ごと焼却せんばかりの勢いだ。護符も太陽の熱をカバーするのが精一杯で、太陽の直撃を受けても耐えられるほどの力は残っていない。
拮抗はしているものの、太陽はじりじりと距離を詰めてきており、このままでは芽衣ごと焼却せんばかりの勢いだ。護符も太陽の熱をカバーするのが精一杯で、太陽の直撃を受けても耐えられるほどの力は残っていない。
「……ッ!」
彼女は歯を食いしばり、目の前の脅威に対して本気の技で迎え撃つことを決意する。
「裂空流真奥義――『龍吼天衝』!!」
芽衣が大きく振りかぶった二刀を同時に振り抜くと、2つの斬撃が合体して太陽を一刀両断した。
ボキッ!!
だが、無茶をした代償か、限界を超えたパワーを出したことによって彼女の左手が折れてしまい、もう二刀を使った斬撃は不可能になってしまう。
「…でも、ここまで来たなら負けられない!」
相手の傷は太陽神の火種によって治っており絶好調。対するこちらは片腕が使えない。どこからどう見ても絶体絶命の大ピンチだ。
しかし、芽衣の目はまだ死んでいない。勝利を諦めてはいない。
「太陽まで斬るなんて!じゃあこっちも本気で行くしかないな!!」
ソレイユは太陽すらも切り裂く芽衣の腕前に敬意を表し、こちらも本気で迎え撃つことを決める。
「太陽魔法【ユヌ セウル ヴェリテ】!!」
その光は真実を照らす。 芽依の護符僅かに残っていた“肩代わり”の魔法が暴かれ、太陽の力によって完全に消し飛ばされる。
芽依の肩が僅かに揺れる。護符の保護を受けられないダメージが身体に残りはじめたのだ。
芽依の肩が僅かに揺れる。護符の保護を受けられないダメージが身体に残りはじめたのだ。
「まだ、動けます……」
芽衣はボロボロの体を必死で立ち上がらせ、居合の構えを取る。左手が使えない今、全快の相手を一撃で倒す方法は居合しかない。
「よし!最後の必殺技勝負だ!!」
ソレイユもそれに応えて烈火の魔剣と光輝の魔剣の二刀流になり、必殺技の構えを取る。
………しばしの沈黙が流れ、お互いに精神を集中させる。
そして、ついに全てを終わらせる一撃が放たれた。
「太陽剣!サンライズセイバー!!」
「裂空流最終居合奥義——『裂界・終の一閃・改』!!」
放たれるは、父を超えるために編み出した太陽すら焦がす究極の剣。
迎え撃つは、かつて勇者ブレイヴに敗れてから修行を重ねて進化させた最終奥義。
二つの剣が再びぶつかり合うかのように思われた次の瞬間。
先ほどまで構えていたはずの芽衣の姿が霧散した。
いや、あまりの速さに視認が不可能だっただけだ。
ズバンッ!!!
光速すらも越える最速の斬撃が空を薙ぎ、ソレイユの腹部に鮮烈な一線を刻む。
「ぐっ……はは、やっぱり強いなぁ……!」
その言葉を最後にリングが沈黙し、そこに立っているのは宇城芽依ただ一人となった。
「勝者――宇城 芽依!!」