あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第6回トーナメント エキシビションマッチ 第2試合
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aioricharabattle
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第6回トーナメント エキシビションマッチ 第2試合
《怪盗ミーティア VS 長嶋小雪》
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リングは、華やかな戦いの熱に沸く戦場だ。観衆の歓声がリングを震わせ、エキシビションマッチ第二戦が始まる。
怪盗ミーティアは棒付きの飴を舐め、悪戯っぽい笑みを浮かべる。黒いマントがリングの光に映え、瞳には未来視の輝きが宿る。時間跳躍と発明品を操る彼は、危ない橋を渡るロマンチストだ。
「ふふっ、小雪ちゃん初代優勝者、予告状は受け取ったかい? 今回も派手に勝利を盗んであげるよ!」
対する長嶋小雪は明るい笑顔で構え、ポジティブなオーラを放つ。【鑑定】と【習得】を操る初代チャンピオンは、敵に容赦しない。
彼女はさりげなく【鑑定】を発動し、ミーティアの「時間跳躍」「未来視」「風魔法」の詳細を瞬時に脳にインプットする。
「ミーティアさん、あなたも面白そうなスキルを持ってますね。楽しめそうです。」
二人の視線が交錯し、リングが一瞬静まる。観衆の息遣いが凍りつき、ゴングの音が戦いの開始を告げる。
「試合開始ッッ!!」
さぁ、バトルスタートだ。
ミーティアが飴をくわえたまま指を鳴らし、時間跳躍を発動。シュンッと姿を消し、5秒後の未来へ飛ぶ。
ヒュウッ!
それと同時に彼の未来視がリングを捉え、3秒後に向けて風魔法を放つ。
「うわ、なんか消えました!もしかしてそれが時間跳躍ですか?」
彼女は驚きながらも予想通りと言った感じで、時間の隙間から放たれた風の刃を正確に弾く。
異世界の戦場や歴代トーナメントで鍛えた直感が、彼女の動きを支えているのだ。
「さすが初代優勝者!そうでなきゃつまんないよ!」
ミーティアが5秒後に再出現し、空の靴でリングの天井を逆さに歩きながら言う。
彼はどこからともなく取り出した魔力型鞭を振り、小雪に対して強烈な一撃を叩き込まんとする。その動きは流れるように滑らかで、まるで舞台の踊り手だ。
ガキンッ!
しかし、小雪も同じく魔力型鞭を取り出し、相手の攻撃を相殺する。この戦法こそが彼女の鉄板パターンであり、彼女の強さを象徴するものでもある。
「鞭って当たると痛いから嫌いなんですよ。」
さらに小雪は【習得】で時間跳躍を模倣する。シュンッと姿を消し、5秒後の未来へ飛んだ。
「えっ!それも使えるの!」
突然の自身の技の模倣に驚くミーティア。彼の能力は天性のものであり、他者に真似できるとは微塵も思っていなかったからだ。
「でも、未来を視れば出現地点はわかるはず…!」
驚きの中でも冷静さを失わないのが怪盗としての素質。彼は【未来視】を発動し、彼女が出現するタイミングをつかみ取る。
「ここだ!」
鋭く鞭を振り下ろすミーティア。その一撃には「この場所に現れる」という確信があり、実際に小雪はそこに現れた。
……しかし、ミーティアの鞭が彼女を吹き飛ばすよりも早く、どこからともなく放たれた風魔法がミーティアのマントをかすめた。
バスッ!
「あれ?外れちゃった?」
あっけらかんとした声でそう言い放つのは、もちろん小雪であった。彼女はあえて時間跳躍を行うことでそちらに未来視の意識を集中させ、本命の風魔法で相手を仕留めようとしていたのだ。
ミーティアは空の靴で宙を跳び、盗賊として勘で何とか攻撃を回避したが、この攻撃は彼が小雪の脅威を思い知るには十分であった。
ミーティアは空の靴で宙を跳び、盗賊として勘で何とか攻撃を回避したが、この攻撃は彼が小雪の脅威を思い知るには十分であった。
「ふぅ…危ない危ない。オレさまじゃなければ直撃だったぜ。」
彼は大げさに焦ったリアクションを取り、いたずらな笑みを浮かべる。
「さすがに強いから、オレさまも本気出しちゃおっかな!」
その言葉と同時に、彼は不意打ち気味に無限爆弾を投げる。それは爆発と吸収を繰り返すように設定されており、さすがの小雪であってもまともに対処しなければかなりのダメージとなるだろう。
小雪が咄嗟に身構えるが、もう遅い。
ボゴンッ! ボゴンッ! ボゴンッ!
爆発の衝撃がリングを震わせ、観衆の叫び声が響く。爆発は収束と発散を何度も何度も繰り返しており、放っておけばかなりの被害になりそうだ。
「でも、私はこれの対処法も知ってます!」
彼女は【鑑定】で無限爆弾の「最終爆発の威力増加」と「強力な技で停止できる」という情報を把握。【習得】で魔砲を模倣し、天の力を込めたエネルギー波で爆風を吹き飛ばす。
「おりゃあ!」
ドビュゥ!!
彼女の一撃によって爆発は停止し、リングに鳴り響く炸裂音も終わりを迎えた。
しかし……
「やるね!でも、本命はこっちだよ!」
ミーティアは無限爆弾をカモフラージュとして天の力を一瞬だけ展開。白銀の鎧が彼を包み、魔力型鞭から高威力の光魔法を放つ。光の刃がリングを切り裂き、小雪を全方向から襲う。観衆がその眩さに目を細める。
ギュンッ!
小雪は間一髪のところで空の靴を使用していくつかを回避したものの、さすが全部は避けきれず何初発かは直撃してしまった。
「乙女の体に傷を付けるとか大犯罪ですよ!もう一回シュンジさんに逮捕されてください!」
小雪は天の力の攻撃を受けたのにも関わらずそこそこ余裕がありそうに見える。だが、ダメージが入っている以上、打ち続ければいつかは倒すことができるということだ。
「見えてきたねぇ!勝ち筋!」
そんな彼女の様子を見たミーティアは喜びを隠しきれない様子で、「もしかしたら初代優勝者にも勝てるのでは?」という淡い期待すら持ち始めている。
……だが、現実はそこまで甘くはない。
……だが、現実はそこまで甘くはない。
「私に対する罪は司法ではなく私が裁きます!私刑上等です!」
彼女は怒りのまま【習得】で天の力を模倣し、先ほどミーティアが使用したものと全く同じ光の刃を撃ち放つ。
ズバッ!ズババッ!
本体はなんとか時間跳躍で避けたものの刃はミーティアのマントをズタズタに切り裂き、もしそれが人間だったらどうなっていたかを鮮明に理解させる。
「…やっぱ見えないかも。」
自身と同等レベルに天の力を使いこなす小雪の姿を見た彼からは、ちょっとした後悔と確固とした決意を持たせた。
「なら、見えるようにするしかないな!」
「予告しよう! オレさまは30秒以内に君を魔砲で仕留める!」
「予告しよう! オレさまは30秒以内に君を魔砲で仕留める!」
予告状がリングの床に刺さり、計測がスタート。ミーティアの力が急上昇し、彼の瞳が燃える。
「それならこっちも!」
「予告します! 私は30秒以内にあなたの魔砲を退けて勝ちます!」
「予告します! 私は30秒以内にあなたの魔砲を退けて勝ちます!」
彼女の放った予告状も同じくリングの床に刺さり、相手とほぼ同じタイミングで計測がスタートする。
「言っとくけど、この戦い方はオレさまの領域だよ。素人にはまねできないと思うけどね。」
「それができるから私は強いんですよ!」
ミーティアの煽りに対し小雪はポジティブで強気な言葉を返し、両者が30秒後に全てを決めることを決意する。
……最初に仕掛けたのはミーティアだった。彼は天の力を反動度返しで発動し、文字通りの光速で小雪に向かって突っ込む。
……最初に仕掛けたのはミーティアだった。彼は天の力を反動度返しで発動し、文字通りの光速で小雪に向かって突っ込む。
対する小雪も同じく天の力を発動し、彼の攻撃と真正面からぶつかり合う。
シュンッ!ドゴンッ!バキュンッ!
観衆には何が何やらわからないほどの速度で2人は何度も何度も衝突し、リング上に光の渦として軌跡が現れる。
「魔砲で私を倒すんじゃありませんでした?」
「別にそうじゃなくても勝てればいいんだよ!」
「そうですかっ!」
一瞬の隙を突いて小雪がミーティアの鳩尾にパンチを叩き込む。天の力を込めて放たれたパンチのため、その威力は言うまでもない。
「これで終わりです!」
追撃とばかりに最後の一撃を叩き込まんとする小雪。
だが……
だが……
「なんてね!」
実は怯んでいるフリをしていたミーティアが不意に片腕にエネルギーを集中させ、予告状によって威力がマシマシになった魔砲を解き放つ。
「いっけぇぇ!!」
しかし、小雪もこうなることを読んでいなかったわけではない。彼女も負けじと必殺のスキルで相手の技と撃ちあう。
「天の力+地の力+魔砲!!」
天と地、光と闇の力を組み合わせた混沌の魔砲が放たれ、ミーティアの魔砲と正面から激突する。
「「はぁぁぁぁ!!!」」
ドゴォォォォン!!
…強烈なエネルギー同士の押し合いを経て勝ち残ったのは……やはり小雪であった。
彼女はやりきったような表情を浮かべており、その顔には勝利の喜びが滲み出ている。
「…ふぅ。最初は本人のスキルだけでなんとかなるかと思いましたけど、結局他の人のも使っちゃいましたね。やっぱり私もまだまだです。」
今回の戦いの振り返りをしながら締めくくっており、彼女の戦いがこれからも続いていくことを暗に示していた。
「勝者――長嶋小雪!!」