あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
特殊ルール:チーム戦
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aioricharabattle
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特殊ルール:チーム戦
チームA:《料理マスター リーリョ & ハイパー中本 & 名高ソラ》
チームB:《破天 壊地 & 柊 琴音 & 蝿群人》
チームB:《破天 壊地 & 柊 琴音 & 蝿群人》
夜の繁華街――ネオンの光が濡れたアスファルトに反射し、雑多な人々のざわめきが夜風に流されている。
ラーメン屋の屋台、クラブの入り口、裏路地へと続く暗闇――すべてが戦場になり得る場所だ。
「さて、派手にやろうか。」
チームAの名高ソラがフードを被りながら小さく呟いた。隣では、料理マスター・リーリョが特製のフライパンを構え、ハイパー中本は奇妙なダンスを踊っている。
対するはチームB。 破天壊地が大通りのど真ん中に立ち、薄く笑っていた。柊琴音は静かに陰へと身を潜め、蝿群人の蠢く音が夜の空気に溶け込んでいく。
「行くぞ。」
壊地の一言を合図に、戦闘が始まった。
――バキィンッ!
壊地の拳が地面を砕く。衝撃波が波のように広がり、付近の車が弾け飛んだ。
壊地の怪力を目の当たりにした名高ソラは重力を操り、一瞬でビルの屋上へ跳び上がる。
「あんな化物と真正面からとか勘弁なんでね。遠距離から適当にやらせてもらいますよ。」
ソラが指を弾くと、重力球が壊地に向かって飛ぶ。
しかし、壊地はあっさりと横に跳躍し、避けるどころか余波で道沿いの自販機を吹き飛ばす。
「遅ぇ。」
壊地が不敵な笑みを浮かべ、地面を蹴り上げて跳ぶ。
「よぉ。そんな遠くに行ってないで俺と遊ぼうぜ。」
彼はあっという間にソラのいる位置まで到着し、戦闘の継続を告げる。
「マジかよ…。」
ソラはまさかの事態に苦笑を浮かべるが、こうなったらやるしかなさそうだ。
一方で、無数の蝿が街灯の影から飛び出し、人型へと姿を変える。
近くにいたリーリョは驚きながらも素早くフライパンを振り、炎魔法で即座に火を灯す。
「燃え尽きナーサイ!」
バシュウッ!!
火が蝿群人を包み込み、断末魔のような羽音が響く。
しかし、それでも完全に消滅することはない。次々と飛び散る蝿が再び集合し、再び形を成す。
「くっ、しぶといデースネ……!」
料理程度の火では一匹一匹ならまだしも、全てを焼き尽くすことは難しそうだ。
……
それぞれで戦いが繰り広げられる中、別のビルの屋上から柊琴音の銃口がソラを狙っていた。
彼は重力操作を利用して壊地の攻撃をなんとか回避しているが、猛攻を耐え抜くにはスタミナ消費が大きすぎるらしく、あからさまに息を切らしている。
彼は重力操作を利用して壊地の攻撃をなんとか回避しているが、猛攻を耐え抜くにはスタミナ消費が大きすぎるらしく、あからさまに息を切らしている。
「……。」
無音の狙撃。銃弾は真っすぐにソラへと向かい、あと少しのところまで接近する。
その瞬間、ソラの体が横へと滑るように動いた。重力操作で強引に回避したのだ。
「マズいですね……こっちは頭数が足りない。」
数で押されたらさすがの彼でも攻撃を避けきることは難しい。だが、そこで思わぬ助っ人が現れる。
チーン。
「お待たせ!」
ビルのエレベーターからハイパー中本の「炎の俺」と「土の俺」が現れる。
これで数はチームAの方が上だ。
「今度は俺が相手だ!」
炎の俺が壊地へ拳を振るうが、壊地は軽々と回避し、カウンターの膝蹴りを入れる。
「ぐぉっ……!?」
膝蹴りを食らった炎の俺が消滅する。
「くっそぉおおおお!!なんで死んだんだよ!おれぇぇぇ!」
もう一人の自分の死を目撃して怒りに満ちた土の俺が壊地に突撃する。
だが、今度は琴音のスナイパーライフルが土の俺を貫く。
だが、今度は琴音のスナイパーライフルが土の俺を貫く。
「……。」
無言の琴音。彼女としてもこの展開は予想外だったようだ。
「あいつら何だったのかしら?……まぁいいわ。これでチェックメイトよ。」
今度こそソラの動きを計算し、遂葬式拳銃の引き金を再び引く。
かに思われたが。
――チーン。
「やっと見つけたぞ!こんなところにいたんだな!」
なんと琴音のいるビルのエレベーターの扉が突然開き、「風の俺」が現れた。
「…予想外だけど、あなた程度なら恐れるまでもないわ。」
彼女は大して驚くこともなく、懐からナイフを取り出して風の俺に向かって襲い掛かる。
…一方その頃、地上では蝿群人とリーリョ&水の俺が激戦を繰り広げていた。
「どんな料理も材料を洗わなかったら汚いぜ!」
水の俺は腕から水流を放ち、無数の人食い蝿を攻撃する。
カサカサカサ、ブーン。
だが、それでも全ては倒して切れない。蝿は群れは反撃と言わんばかりに水の俺に集い、次々にその身体を貪り始める。
ブチッ!ブチッ!
蝿たちが肉を噛みきる音が響く。
だが、リーリョもそれをただ見ているだけではなかった。
だが、リーリョもそれをただ見ているだけではなかった。
「ハエにはコーシロって料理のオシショーが言ってマーシタ!」
彼は懐からめんつゆを取り出し、周囲に撒き散らす。
すると、水の俺を食い尽くした蝿たちはめんつゆに釣られて地面に群れていく。
「これでトドメデース!」
今度は蝿たちに向けて食器用洗剤を撒き散らす。一体彼は何を考えているのだろうか。
すると…
ボトッ、ボトッ、ボトボト。
蝿たちの塊が突如倒れ始める。
洗剤に含まれる界面活性剤が蝿たちの呼吸器官を塞ぎ、めんつゆの香りに誘われた蝿を窒息させたのだ。
洗剤に含まれる界面活性剤が蝿たちの呼吸器官を塞ぎ、めんつゆの香りに誘われた蝿を窒息させたのだ。
「お店を運営しているならこのぐらいの知識は当然デース。」
最終的に蝿群人は全滅し、リーリョの勝利に終わった。
なんと彼は飲食店の仕事のノウハウを活かすことで蝿群人を倒すことに成功したのであった。
なんと彼は飲食店の仕事のノウハウを活かすことで蝿群人を倒すことに成功したのであった。
……場面は変わりビルの屋上。いつの間にか破天 壊地&柊 琴音VS名高 ソラ&闇の俺with光の俺の混戦になっている。
「チッ、あの芸人ども。ふざけてるようでかなり厄介だな。」
壊地が中本の分身たちに対して苦言を呈する。倒しても倒してもすぐにエレベーターからやってくるため、いくら倒してもキリがない。
「こうなったらあの技で全員倒すしか…」
壊地が思考を巡らせる中、横から光の俺が攻撃を仕掛けてくる。
「油断禁物だ!くらえ!シャイニングフラッシュ!」
光の俺がカツラを外すと、その頭頂部から眩い光が放たれる。
「ぐわっ!眼が!」
視界を封じられた壊地に対し、光の俺は拳を振り上げる。
しかし、
バンッ!
横から琴音が光の俺を撃ち抜く。彼女はこうなることを予知してあらかじめサングラスを装備していたのだ。
「…バカは嫌いよ。次の行動が読めないもの。」
彼女は冷静に光の俺の心臓にナイフを突き刺し、確実に消滅させる。
だが、行動を予知していたのは彼女だけではない。
「そっちばかり見てるとヤキモチ焼いちゃいますよ。」
ソラは軽口を叩きながらも、光の俺に意識を向けていた琴音の後頭部を全力で蹴り飛ばす。
ドガッ!
重力を使って威力を上げた蹴りは一撃で琴音の意識を奪い、気絶させた。
場に残るのは破天 壊地、名高 ソラ、闇の俺の3人。
場に残るのは破天 壊地、名高 ソラ、闇の俺の3人。
「一応数的にはこっちが有利ですけど、あなたももちろん奥の手とかありますよね?」
「…どうだろうな。」
そう言いながらも、壊地は既にエネルギーを脚に溜め込み始めている。
(お互い消耗しきっている今、長引かせれば数の差で押し切られてしまう。であれば、ここで決めるしかない。)
エネルギーのチャージが完了。壊地は必殺の一撃を放つべく跳び上がる。
(お互い消耗しきっている今、長引かせれば数の差で押し切られてしまう。であれば、ここで決めるしかない。)
エネルギーのチャージが完了。壊地は必殺の一撃を放つべく跳び上がる。
「やっぱりきた!」
ソラも彼の行動を理解しており、右手に20Gの重力をかけ、ベクトルを壊地の方へと向ける。
「砕け散れ!天地開闢・終焉滅脚!」
壊地の必殺技奥義が放たれると同時に、ソラも重力を最大まで開放する。
「いっけぇぇ!!」
ドゴンッ!
2つの大きな力がぶつかり合い、周囲に大きな衝撃波が広がる。
……かに思われたが、何故か壊地の攻撃はソラのいる位置から僅かに逸れており、ソラの攻撃だけが壊地に命中する。
「ダークネスイリュージョン。最初からお前は俺様の術中ってワケよ。」
そう、壊地は闇の俺によって幻術をかけられており、ソラの位置を別の場所だと錯覚させられていたのだ。
「ナイスアシスト。助かったよ。」
ソラと闇の俺がグータッチを交わし、勝負はチームAの勝利で終わった。
「なぁに例には及ばねぇよ。だが、帰りにラーメンは奢ってくれよ。」
闇の俺はニヒルな笑みを浮かべ、低い声で言い放つ。
「なんか闇の中本さんだけキャラ違くない?」
突然のキャラ変に驚きながらも、ソラ、中本、リーリョは仲良くラーメンを食べに行った。
勝者:チームA