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  • 「私にしか出来ないから」

「私にしか出来ないから」

最終更新:2022年06月25日 09:07

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だれでも歓迎! 編集

「私にしか出来ないから」 ◆oRFbZD5WiQ



 ジェレミア・ゴットバルトには向かい風が吹き続けていた。
 そう、あの日から。なんらかの手段によってゼロに惑わされ、オレンジと揶揄される日々。それは、今までとのギャップも相まって、非常に苦痛な日々であった。
 だが――だが!
 それでも、取り返しのつくものである。そのような汚名は、ゼロを討ち取る事によって晴らせばいいのだから。
 けれども、これはなんだ!?
 ロージェノムと名乗る初老の男性。そして、殺し合いをしろ、という一方的な宣言。
 馬鹿らしい。馬鹿らしいのだけれども、この首輪がそれを強制する。
 然り。汝はコロセウムの剣奴であると。我に逆らう事など出来ぬと。

(ふざけるな!)

 あの一件によって爵位を落とされたとはいえ、自分は誇り高きブリタニアの軍人なのだ!
 それを、イレブンと混じって殺し合いだと? ふざけるにも程がある!
 ロージェノムと名乗った男を睨み据える。けれども、ジェレミアとロージェノムの視線は最後まで交わる事無く、世界は闇に包まれた。

「ぐぅっ……!? なんだ、これは!?」

 視界は不明瞭。ぐにゃりぐにゃり、と勢いよく拳を叩きつけた後の水面のように荒れ狂う。
 だが、それも長くは続かなかった。視界は徐々に明瞭となり――開けた。
 一瞬、その眩しさに瞳が眩んだ。

(着いたか。殺し合いの舞台に)

 その事実に、若干、心臓が萎縮する。
 いかにブリタニアの軍人とはいえ、単身で、それもナイトメアなしでどこまでやれるのか? その疑問が、彼の心に恐怖を刻み付ける。

(つ――だが、この程度で)

 この程度で怯んでいてはゼロ打倒など夢のまた夢! そう心に言い聞かせ、そっと、瞳を開き――

「……は?」

 ――お馬さんと目が合った。
 そう、それはメリーゴーランドの定番とも言える馬だ。リアルさと可愛さを両立しようとし、どちらも失敗したような珍妙な瞳が哀傷を漂わせ、こちらを覗きこんでいた。
 ……彼は、きっとその瞬間まで気付けなかっただろう。
 テレポートされた瞬間、彼は宙に浮いていた事に、
 テレポートされた場所が、テーマパーク内に設営されたメリーゴーランドの中であった事に、
 自分が万有引力の摂理に従い、落下していた事に、
 そして――お馬さんは、与えられていた仕事を忠実に遂行していた事に。
 ぐじゃり、と嫌な音がした。
 落下と回転する木馬。それらが紡ぎだす破壊の二重奏は、ジェレミアの顔面に収束した。

(なんたる不か――ぐ)

 すう、と意識が闇に包まれていく。
 ジェレミア・ゴットバルトはこの戦いにおいて、戦うわけでも知略に貶められたわけでもなく、木馬との正面衝突という形を以って意識を失った。


 顔面が酷い痛みを放っている。
 俺はこんなに酷い目にあってるのに、お前はなんでそんなところで寝てるんだこのヤロウ。そう、額に糾弾されてる気がした。

(なんて間抜けだ、私は)

 なぜだろう。オレンジなどという蔑称を払拭しようとすればするほど、自分は堕ちて行っている気がしてならない。
 瞳をカッ! と見開く。おそらく、眼前でその役目を忠実に果たしている木馬を睨みつけようとし、

「あ、気づかれましたか?」

 美女の瞳が飛び込んできた。
 薄いパープルの瞳に、肩にかかるくらいに伸びた艶やかなブロンドの髪。柔らかそうな耳たぶには、派手さのない金色のリング飾りがついたピアスが揺れている。
 身に纏っているのは――どこか、自分の知らない部隊の制服だろうか? 普通のOLとは違い、若干硬いイメージを漂わせる茶のスーツ。タイトスカートからは、黒のストッキングに包まれた細い脚が伸びている。
 そして、それらの上に白衣を一枚、羽織っていた。
 なんっ、と思わず起き上がろうとして、そっと掌で止められる。柔らかなそれが額にあたり、童貞ボウヤのように赤面してしまう。

「頭を打たれたみたいなので、今はあまり動かない方がいいです。施設内でよかったですね、具合を悪くしたお客さんを寝かせておく施設はあるみたいです」

 本当は病院で検査を受けた方がいいんですけど、状況が状況ですから、と女性は苦笑気味の笑いを漏らした。
 その一言で、彼はようやく、この女性も参加者なのだと気づいた。
 見れば、その細い首筋を遮る、不粋な金属のリングがあるのが分かった。
 それを理解した瞬間、脳髄を赤熱の怒りが駆け抜けた。

「ふざけるなっ!」

 この女性、容姿を見るにブリタニア人であろう。それも、軍属経験などなさそうなか弱い女性だ。到底、容認できる事ではない。
 ぎり、と拳を握りしめる。瞳は烈火の炎で彩られ、唇は憤怒に歪んでいる。
 女性は、唐突な怒声に驚いたのか、こちらを覗きこんだままきょとんとしている。

「なぜ、なぜ貴女のような女性が殺しあわねばならないのだ!」

 ブリタニアの軍人がすべき事はなんだ?
 それは制圧、それは保護。他の領地を瞬く間に奪い去り、純血の民を保護する。それが、我らの役目ではないのか?

「……あの」

 おずおず、と。女性が声をかけてきた。
 なにか自分に不手際があっただろうか? そんな思考を抱いているのだろうか、若干、すまなそうに俯いている。

「すまないレディ、驚かせてしまったようだ。私はジェレミア・ゴットバルト。安心しなさい、ブリタニアの軍人だ」
「は、はあ」

 ――彼は知らない。
 彼女がブリタニアなどという国を知らぬ、その現実を。

「ええっと、私はシャマルっていいます。その……とあるところで医務官を勤めさせて頂いています」

 こんな服装ですし、分かるかもしれませんけどね、と言って小さく笑う。
 だが、彼はその笑いに追従する事無く、ぼう、とこちらに視線を向けていた。

「あの、もしかしてまだ頭が……」
「貴女は、言わないのですね。オレンジと」

 心配そうに問うシャマルと名乗った彼女に、そう問いかける。
 オレンジ。ゼロというテロリストによって着せられた汚名。
 ゼロ。黒の騎士団を率い、正義の味方を騙る忌まわしきイレブン。
 ……いや、実際は彼も正体を知らぬのだが、エリア11でブリタニアに歯向かう者なのだから、イレブンであると考えて間違いはあるまい。
 ともかく、曲りなりにもブリタニアに歯向かう者として、あの男の知名度は凄まじいモノとなっているのだ。
 ならば、その初陣を、ブリタニア軍から枢木スザクを奪い返した事件が広まらぬ道理もない。
 故に、彼はシャマルという女性も、かの『オレンジ』を知っているはずだと、そう思っていた。

「オレンジ……ですか? そんな気はありませんけど」

 故に、その言葉は彼にとって祝福のエールのようなものであった。
 ああ、そうか。私をまだ信じている民もいるのだ、と。

     ◆     ◆     ◆

 ジェレミアが感動している最中、シャマルは首を捻っていた。

(オレンジ……ジェレミアさんの世界での蔑称、なのかしら)

 ほら、イエローモンキーとかそんな類の。
 ――今だからそのような間の抜けた事を考えているが、数時間ほど前の彼女は、ひどく混乱していた。
 公開意見陳述会の為の準備を進め、少し休もうか、と思い横になった――そして、目覚めたら殺し合えだ。急転直下にも程がある。
 いや、自分だけならまだよかったのだ。
 自分が作った穴も、きっと他の守護騎士たちが埋めてくれる。主、八神はやてを守ってくれる。そんな絶対の信頼が、彼女にはあった。
 けれど、参加者名簿に目を通し……後頭部を強打されるような衝撃が襲い掛かってきた。
 八神はやて……彼女たちに生きる意味を教えてくれた、絶対に守りたい主が、こんな世界に放り込まれているという現実。それが、彼女の心を乱したのだ。
 はやてちゃんが殺される。
 その仮定を思い浮べた瞬間、背骨そのものが氷と化したかのような寒気がした。 
 魔導師としては天才的な彼女だが、デバイスを取られれば一般的な女性でしかないのだ。そんな彼女が、生き残れるはずがない。
 ……もし冷静さを取り戻せなければ、彼女は外道に堕ちていたのかもしれない。
 十年前。『闇の書事件』と呼ばれるそれと全く同じ、いや、それよりなお人道に外れた行動を取ったかもしれなかったのだ。
 そう、支給された禍々しい武器を以って、誰かを刺し貫いていたかもしれなかった。
 けれども、

(精神を落ち着けるには、普段からやってる事をすればいい、って聞くから)

 殺し合いのステージで初めて出会った人間。それが、メリーゴーランドの木馬の足元で倒れている男性などという、今時コントでも見られない間抜けな姿だったのが救いであった。
 その効果は絶大で、自分が非常に殺伐とした世界に居る事を忘れ、「あ、とにかく手当てをしないと!」と、思い、実際にベッドに寝かしてしまったほどだ。
 実際、手を動かす事に集中すると意識は明瞭となり、今までの思考の恐ろしさに気づけた。
 そう、自分はまたあやまちを犯すところだった。

(感謝しなくちゃね)

 ネガティブの空を打ち砕いた遠い世界の軍人さんに、心の中だけで礼をする。
 それは正気を取り戻させてくれた事に対して、それと

(それに、あんな風に怒ってくれたこと)

 ゲームという名の殺し合い。それに、自分も参加させられたと言ったら、あの怒りようだ。
 それに――その、なんというか。あのように熱烈な言葉、八神はやての元に来てから一度も言われた事がない。
 貴女のような女性、のくだりで思わず赤面しそうになる。そんな言葉、はやてが中学時代に見ていたドラマくらいでしか聞いた事がないというのに。

「あっ、名簿は見ましたか? もしかしたら、知り合いの方がいるかも」
「その心配は無用です、ミスシャマル。私が救うのは、このような茶番に付き合わされたブリタニア人、全てですから」

 いや、けれど――と前置きをした彼は、ペンをデイバックから取り出し、なにやら名簿にチェックを入れだした。
 不思議に思い覗きこむが……なんてことはない、名簿に書かれた名前に、いくつかバツ印を記入していっているだけだ。
 そう、それが問題なのだ。

「……え?」

 ジェレミアがバツ印をつけた名前。そこには、見知った名が存在していた。
 同じ部隊に所属するフロントアタッカー、スバル・ナカジマ。
 そして、自分が絶対に守りたいと願う主、八神はやて。
 その名を、まるで否定するようにインクの刃が切り裂いている。

「あの、これは?」

 見れば、漢字で表記された名前には全てバツ印が書き込まれている。
 対し、他のカタカナで表記された名には一切手を加えられていない。
 いや、でも、スバルはカタカナだけで手が加えられている……?

「ああ、これですか」

 ぴらり、と名簿をこちらに向ける。
 そう、八神はやてを切り裂いたそれを。

「ブリタニア人と思われる人物と、薄汚いイレブンとを分けていたのです」

 分からない。シャマルには、彼がなにを言っているのか分からない。

「ブリタニア国民は聡明だ、すぐさまこのような行為の無意味さに気づくでしょう。だが、ヤツラは違う。浅慮で、愚昧で、やる事なす事、全てがブリタニアに劣るクズどもだ。
 そいつらがこのゲームに乗り、ブリタニア国民を殺すことなど、あってはならない。だから、」

 ジェレミアは先程と同じ、真摯な眼差しで言う。
 そう、それが当然だというように。
 そう、それが摂理だというように。
 そう、それが真理だというように!
 一瞬たりとも躊躇する事無く彼は、

「そうなる前に、イレブンどもを排除するのですよ」

 そう、言い切った。

「おっと、ミスシャマルが手を汚す事はない。その掌を、下賎な血で汚す必要などないのです」

(……下賎な、血?)

 ぎちり、と軋む音が聞こえた。
 それは、自分自身がパイプイスから立ち上がった音なのだが、彼女は認識していなかった。
 そっと、ジェレミアに寄り添う。その動作は、今から性交でも始めそうなほどに淫靡。ジェレミアは、予想外の行動に赤面し瞳を逸らしている。

(貴方の言うその下賎な血には、はやてちゃんも入っているの――?)

 そう、考えた瞬間の事だった。

「がッ!?」

 シャマルの腕は、ジェレミアの首を絞めつけていた。
 ぎりぎり、ぎりぎり、軋む音が響く。

「み――シャマ、なに、ぐ――」
「貴方が、貴方がはやてちゃんを殺すっていうなら」

 だが、身体能力に特化した騎士でないシャマルが、訓練された男を押さえつけておく事など不可能だ。
 衝撃。胸元に掌が叩きつけられ、短い放物線を描く。
 臀部を強かに打ちつけたシャマル。けれども、その瞳にあるモノは鈍らない。

「私が先に、貴方を殺すわ」

 ――そう、純粋な殺意がそこにはあった。

「げほっ……落ち着きたまえ、ミスシャマル。貴女は、このような現状に戸惑っているだけで――」
「うるさいわね」

 彼の言葉を叩き潰し、デイバックに手を突っ込む。
 そこから出現したのは、禍々しい赤を纏った長槍。その槍先が、ジェレミアに向けられる。

「くっ!」

 それに危険を感じたのだろう、ベッドから跳ね上がり、窓に――

「刺し穿つ(ゲイ)――」

 朗々と、その名を告げる。
 魔力を消費する武具。最初はデバイスかと思ったが、真実は違うようだ。
 ギミックなど皆無だというのに、まるでバキュームのようにシャマルの魔力を吸い上げていくそれは、きっと別のなにかだ。
 だが、それが一体どんなモノなのか、シャマルに興味はなかった。
 先程までは、殺し合いに乗らぬと誓っていたから。
 そして今は、

「――死棘の槍!(ボルク!)」

 ――相手を殺せるのなら、どんなモノであろうと構わないと思ったから。
 彼女の手によって放たれた一撃。だが、それは酷くお粗末なものだ。
 それも然り。彼女の役目は後方支援。武器を持って戦うなど、本来の役目ではないのだ。
 故に、この攻撃は軽く避けられてしまうはずなのだ。事実、ジェレミアは既に回避動作に移っている。
 けれども、

「な――!?」

 それは、普通の槍であるという前提があって、初めて成立する仮定なのだ。
 そう、因果を逆転させる魔槍。放った時点で『既に心臓を貫いている』という因果を相手に与えるそれを、反射神経で避ける事は不可能。
 そんな化物めいた代物なのだが、担い手がシャマルである事、そして、この会場において能力をある程度制限されたその槍――ゲイボルクは、せいぜい『一度だけ心臓に近い向きに方向転換する』くらいの力しかない。
 だが、ベッドから床へ、という限られたルートしか選べなかったジェレミアには、その程度でも致命的だ。
 すう、と。音もなく左胸に槍先が飲み込まれていく。

「が――は、ぁ。ぐ、ぅ」

 ぼたぼた、ぼたぼた、傷口からは多量の血がこぼれ落ちている。
 唇からも、この声こそが血液なのだ、というように苦痛の声音が漏れている。
 それを遮るように、槍を横薙ぎに振るった。斬、と叩き切られた首から、多量の血液が吹き出す。

「……楽に、逝けたかしら?」

 苦しめるのは本意ではない。
 殺すにしても、出来る限り楽に死んでもらいたい。それが、機動六課の医療スタッフにしてヴォルケンリッターの湖の騎士が抱く願いであった。
 シャマルは血に染まった白衣を脱ぎ捨てると、物悲しげな表情で呟く。

「……はやてちゃん、ごめんなさい。私、また同じ過ちを犯します」

 けど、仕方がないじゃないか。
 あんな風に、なんの殺意もなく、なんの悪意もなく、ただ殺そうと思える人間がいるのだ。そんな人間が、彼一人だとは到底思えない。
 きっと、もっといるはず。普段は仲間と笑い合うような存在でも、殺す事をためらわない人間が。
 そんな人間からはやてを守るのは、自分しかいない。
 だって、ここには烈火の将はいない。
 鉄槌の騎士はいない。
 盾の守護獣は存在しないのだ。

「私にしか出来ないから」

 やり通さねばならない。

「六課メンバー以外、みんな――――」

 ……これまでのシャマルの思考には、一つ誤りがある。
 それは、ジェレミアとの出会いに『感謝』した事だ。
 もし、シャマルが彼と出会わねば――ああ、確かに殺人者の道を選んだかもしれない。
 だが、時の流れは人を冷静にさせる。固まった決意も、揺らぐ可能性もあったのだ。
 けれど、ジェレミアの言葉が呪いとなり、この心優しい湖の騎士の心を縛っている限り、

「みんな、殺すわ」

 殺人者の衣が脱げる可能性は、限りなく低い。

【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス 反逆のルルーシュ 死亡】

【F-1/テーマパーク内の医務室/1日目/黎明】
【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:極度の疑心暗鬼、魔力消費 中
[装備]:ゲイボルク@Fate/stay night
[道具]:支給品一式(その他、ランダム支給品が0~2)
[思考・状況]
 1:八神はやてを守る
 2:六課メンバー以外、全て殺す
 3:けれど、なるべく苦しめたくない
[備考]
 *15~16話からの参戦
 *宝具という名称を知りません
 *ジェレミアのバックの中身はまだ漁っていません。


[ゲイボルク@Fate/stay night]
 放った瞬間、既に心臓を貫いているという結果を相手に与える武器。
 けれど、たとえ制限無しだったとしても、運がよければ避けられる。
 現在は制限と使い手の技量のため、せいぜい心臓の方向に槍先をずらす、程度の能力。
 本来の使い手、または武具の扱いに慣れた者が使えばある程度マシになるかも。


 *テーマパーク内の医務室には、ジェレミアの死体と白衣が存在しています。


時系列順で読む

Back:人の名前を変えんじゃねえ!!(後編) Next:破壊者二人と仮装強盗

投下順で読む

Back:熱血ハートのサイボーグ Next:立つ鳥後を濁さず

ジェレミア・ゴットバルト
シャマル 082:極大射程

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