ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko0317 長寿と繁栄・・・完結編
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ankoss
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※俺設定
※東方オリジナルの設定をほとんど無視します
※人間が出ます
※ゆっくりが賢い(?)です
※虐待はないです。多分?
※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです
ゆとり乙と罵ってください
※前編、後編を見た後に見て下さい。
※マルチエンディングです
※ルートによって、設定がコロコロ変わります
ルートA
幸せの向こう側
まりさは決意した。
「れいむとおちびちゃんたちをまもる!!!なにがあっても!!!」
それから、まりさは、ゆっくり製菓の幹部より言われたことを正直に話した。
れいむは、その話を聴いた瞬間、顔が青ざめた。
しかし、れいむは見た。まりさの瞳の奥にある炎を。
まりさは燃えていた。おちびちゃんたちを自分が教育すると言うことに・・・。
「いい?おちびちゃんたち・・・。いますぐにあかちゃんことばをなおしなさい。」
親まりさが子供たちに注意した。
「ゆっ!!にゃにいっちぇるにょ!!!あきゃしゃんこちょばはきゃわいいんだにょ!!!」
子まりさが反論する。
「「ゆっ!!!きゃわいくてごみぇんにぇ!!!!」」
それに合わせる様に子れいむ2匹が可愛いと言う言葉に反応し、いつもの口癖を言う。
「おちびちゃんたち。これからぱぱのいうことをききなさい。」
落ち着いた表情で言うまりさ。
「どぼぢでぞんにゃごぢょいうにょ~!!!あきゃしゃんこちょばはゆっくちできりゅんだにょ~!!!」
「ゆんやっぁあああ!!!!ぴゃぴゃがゆっくちしゃせにゃぃいいい!!!!」
「ゆっくちしゃせないぴゃぴゃにゃんきゃゆっくちしねぇえええ!!!!!」
今まで自分の前では可愛いおちびちゃんだったのに、
ゆっくり出来ない言葉を言い出す子供たちを見て、慌てふためくれいむ。
それに引き換え、まりさは非常に落ち着いていた。
「みんな・・・。このままかこうじょへいこうか・・・。」
「「「ゆっ!?」」」
子供たちはびっくりした。
加工所!?なんでパパがそんなゆっくり出来ないことをいうの!?
「ゆんやぁぁあああ!!!!きゃきょうじょいやぁぁああ!!!!!」
「きゃきょうじょはゆっくちできにゃいぃいいい!!!!」
「れいみゅはゆっくちちゃいよぉおお!!!!!!」
まりさは、子供たちに本当のことをすべて話した・・・。
このままでは、自分たちが加工所送りになることを・・・。
「わかった?おちびちゃんたち?もうわがままいっただめだよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
その日を境に、れいむとまりさは、子供たちに徹夜で、「がっこう」の勉強を教えた。
れいむとまりさは不眠不休で子供たちを教育した。
それから1ヵ月後・・・。
「がっこう」にて・・・。
「やった!!れいむはごうかくしたよ!!!」
「まりさもごうかくしたよ!!!」
「ありがとう!!!ぱぱ!!!まま!!!!」
「「おちびちゃんんん!!!!れいむとまりさのかわいいおちびちゃんん!!!!!」」
なんとテストに合格したのだ!!!
『いやぁ~信じられないよ!!!あの問題児たちがこんな難関試験に合格するなんて!!!
さすがはまりさだ!!!私が見込んだだけのことある!!!』
「!?」
ゆっくり製菓の幹部がまりさたち家族の下へやってきた。
そして、ゆっくり製菓の幹部がまりさをベタ褒めする。
「ありがとうございます。」
まりさは自信満々の表情で答える。
『いやはや、君の子供たちを加工所へ送ろうとした私が愚かだった!!!
許してくれ。まりさ君!!!!』
苦々しい表情で笑って、自らの判断ミスを隠そうとする幹部。
「いえいえ、あれがなければ、まりさたちはかこうじょへおくられていました。
ありがとうございます!!!」
何一つ曇りない笑顔のまりさ。
『許してくれ・・・。一時の迷いで、君の家族を売れというひどいことを言ってしまったことを・・・。』
幹部はまりさに対して、深く頭を下げた。
『お詫びと言うわけではないが、ドスの変わりにリーダーをしてくれないか?』
と幹部は言った。
「いいのですか!?あのはなしは・・・。」
びっくりするまりさ。
『元々、あの席はキミに持ってくるつもりだったんだけど、子供たちが問題だったんだよ。
だけど、それもなくなった以上・・・。君をリーダーにすることに何も問題はない!!!』
幹部は声高々に言った。
『実は・・・。ゆっくり製菓は倒産の危機を迎えてるんだ。
しかし、キミならばそんな危機的状況を救ってくれる救世主にもなってくれるはずだ!!
私はそう信じてる!!!一緒に頑張ろう!!!まりさ!!!!』
「ありがとうございます!!!まりさ、いっしょうけんめいがんばります!!!」
あまりの嬉しさに涙を溜めるまりさ。
「まりさ・・・。れいむはうれしいわ・・・。こんなすてきなだんなさまにであえたなんて・・・」
「まりさも!!!」
「れいむだよ!!!」
「ぱぱ!!!まま!!!ずっとゆっくりしようね!!!」
『ああ、ゆっくりしたま』
ドゴガァッァァアアンン
次の瞬間、眩しい閃光が幹部の前を過ぎ去った。
目の前にいたはずのまりさたち家族がみな一瞬で消し炭になった。
「よぐもどずのぜぎをうばっだなぁぁぁああああ!!!!!ゆっぐりじねぇぇええええ!!!!」
顔面をクシャクシャにしながら、泣いているドスがそこにはいた。
「ゆへぇぇへぇぇえ!!!!これでぇえええ!!!これでぇえええ!!!
どずがいちばんだぁぁああ!!!!どすがいちばんえらいんだぁぁあああ!!!!
ゆへぇえゆへぇぇええへぇえ!!!!」
ドスは虚ろになったその瞳で、泣き笑いながら、空を見つめていた。
『そ・・・そんな・・・。わが社の・・・。救世主が・・・。』
幹部がまりさの体を触ったら、ボロッと砕けてしまった。
辺りには、ドスの笑い声が木霊した・・・。
「ゆへぇへっへぇぇぇぇえゆへっぇっぇえへえへっぇえええゆえへっぇええええ!!!!」
ルートB
あの頃へ
まりさが幹部に家族を見捨てるように言われた日から2年後・・・。
超高層ビルの最上階。
サングラスをかけ、葉巻を咥えたまりさが1匹。
『会長、お時間です。』
「ああ。もういくからまっていてくれたえ。」
その姿は威厳があり、並みの人間では、
そのオーラで足腰が立たなくなるのではないという風格を持っていた。
ゆっくり製菓は、急成長し、様々な分野で展開していき、
スローグループと言われる巨大グループ企業にまでなっていた。
まりさはその会長にまで上り詰めたのだ。
「ゆっくりおかえりなさい!!!あなた!!!」
妻であり、秘書であり、そして何より絶世の美ゆっくりのありす。
「おとうさま!!!!ゆっくりおかえりなさい!!!」
ゆっくりにしては珍しく一人娘のありす。
母親と同じく、美ゆっくりである。
「ありす。ゆっくりただいま。」
まりさは、人間でも持つものが限られているだろう、
豪邸に住んでいた。
『『『『『お帰りなさいませ!!!ご主人様!!!』』』』』
人間の召使たちが数え切れないほど並んで、一斉にまりさに挨拶する。
まりさは、正に栄華を極めていた。
もう、まりさは、何も怖くない。
最新鋭の防災設備が搭載されている豪邸。
核ミサイルが直撃しても壊れないほどの強固さを持つと噂されている。
野生動物や捕食種がまずいない都心のど真ん中。
人間でもこんな土地に居を構えることは出来ない。
虐待鬼意山が襲ってくることなどまずない。
数多の戦場を駆けた百戦錬磨の傭兵たち1000人が毎日常駐しており、
妻と娘のありすを命がけで守っている。
自身も暗殺されぬよう、元・特殊部隊に所属していたボディーガードが仕事中も守っている。
まりさは無敵だった。
自身には向かう勢力は、人間だろうが、ゆっくりだろうが、消し去る力を持っていた。
同業他社を潰し、自身のプロジェクトに文句を言う株主を暗殺し、ライバルだったゆっくりたちを、
みな加工所送りにした。
あの家族を裏切るようにと進めた幹部社員は、まりさが会長に赴任してから、
南アフリカのヨハネスブルグ支社に配属させた。
ヨハネスブルグに転勤と言った瞬間、
かつて昼休み連れて行かれた幼馴染のれいむのように涙と涎と鼻水を垂らしながら、
『まりさを見出したのはオレだ!!!助けてくれ!!!!』
『どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!ゆんやぁあああ!!!!!』
などとわめき散らしていて、
『恩を仇で返す糞饅頭は死ねぇええええ!!!!』
と、殴りかかってきたところを、ボディガードたちが、
ボコボコに返り討ちにさせた。
その幹部は現在、行方不明だそうだ。
噂では殺されたとか、会社を逃げるように辞めて、ホームレスをしているとか・・・。
転勤先に赴任して、今でも一人ビクビクしながら南アフリカで生きているとか・・・。
まりさは、手に入れた。
ゆっくりが安心して暮らせるゆっくり出来る日々を・・・。
しかし、まりさの心は晴れることがなかった。
まりさは会長室で1匹だけになった時、
帽子の中に隠している大きなリボン1つ、小さなリボン2つ、小さな帽子1つを出す。
「みんな・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ゆっくりおはよう!!!れいむ!!!」
「ゆっくりおはよう!!!まりさ!!!」
「「「ゆっくちおひゃよう、ぴゃぴゃ!!!みゃみゃ!!!」」」
「ゆゆ~ん!!!おちびちゃんたち~かわいいよょおおお!!!」
「「「ゆ~☆きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」」」
「みんな!!!あさごはんさんだよ!!!ゆっくりたべてね!!!」
「「「む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇ~☆」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ささっ!!!まりさもおちびちゃんもそろそろすぃーがくるよ!!!」
「ゆっ!?もうそんなじかん!?みんなゆっくりしないではやくするよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
「これはおひるごはんさんだよ!!!みんな!!!わすれずにもっていってね!!!」
「ゆっくりりかいしたよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ゆ~ん!!!れいむはしあわせだよ!!!こんなにかっこいいまりさと!!!
こんなにかわいいおちびちゃんたちにかこまれて!!!!」
「「「ゆっ!きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ぴゃぴゃ~!!!れいみゅはぴゃぴゃとねりゅぅうぅう!!!」
「ゆ~ん☆まりちゃもぉおぉ!!!!」
「ゆゆん!!!ぴゃぴゃはれいみゅだけのぴゃぴゃだよ!!!
ゆっくちりきゃいしちぇね!!!!」
「あらあら、おちびちゃんたち!!!
ぱぱはままやおちびちゃんたちのものよ!!!」
「「「ゆゆ~ん!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あしちゃはもっちょゆっくちできりゅひがくりゅね!!!」
「あさっちぇももっちょゆっくちできりゅひがくりゅよ!!!」
「あしゃちぇのちゅぎももっちょゆっくちできりゅひがくりゅよ!!!」
「おちびちゃん!!!まりさ!!!ゆっくりおやすみなさい!!!」
「「「ゆっくちおやちゅみなちゃい!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「みんな・・・。ゆっくりしていってね・・・。」
まりさは顔を伏せ、おさげでリボンや帽子を強く抱く。
後悔はしていないはずだ。
後輩はしていないはずなのに・・・。
いつも心には・・・。何かがあった・・・。
そう・・・。何かが・・・。
毎日が怖かった。
天災、野生動物、捕食種、虐待鬼意山、そしてゆっくり製菓・・・。
だけど・・・。あの頃へ戻りたい・・・。
戻れないのは分かっている。だけど戻りたい・・・。
あの頃へ・・・。
「ゆっくりしていってね!!!」
「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!!!!」」」
どこからか聞こえてきた声に泣き顔を上げるまりさ。
空を見えあげると、昔の家族に良く似た形をしている雲が4つ。
れいむに似た大きな雲の横に、子供たちに似た小さな雲があった。
その雲は笑っているように見えた・・・。
「み・・・ご・・ん。」
「み・・・な・・・。」
「みんなぁぁっぁあああ!!!ぞごにいだんだねぇぇええええ!!!」
「みんなぁぁっぁぁごべんねっぇぇぇえええええ!!!!!」
「ぱぱもぉおぉ!!!そこへいくよぉおおお!!!
みんなっぁあああ!!!!ゆっくりしていってねぇえええ!!!!」
まりさは会長室の窓から飛び出した。
「ゆぅぅうう~!!!!おそらをぉおお!!!
とんでるみたいだねぇええええ!!!!!れいむぅうううぅう!!!
おちびちゃんんんん!!!!!!!」
その顔は笑っていた。
まりさは笑いながら空へ飛び出した。
あの頃へ戻れるのだと信じて・・・。
ルートC
ゆっくりした日々
加工所のベルトコンベア・・・。
「ゆんやぁぁぁあああ!!!!しにたくないぃいい!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!」
「ごんなのどがいばじゃないわぁぁぁああ!!!だずげでぇえええ!!!!」
「わがらないよぉおっぉおお!!!!」
「エレエレエレエレ・・・。ばぢゅりーばむのうじゃないがらだずげでぐだざいぃい!!!」
この先に何があるのかゆっくりは知らない。
けど、知っている。まず、ゆっくり出来ないことを・・・。
「お・・・おちびちゃん・・・ゆっくりし・・・てる・・・?」
れいむはガクガクと顎を震わせている。
その表情は必死で恐怖を隠しているのがわかる。
「ゆんゆん!!!うぎょきゅゆきゃしゃんだよにょ!!!」
「ゆっくちしゅしゅむよ!!!ゆゆ~ん!!!」
「れいみゅもゆっくちしゅしゅむよ!!!しょろ~り!!!しょろ~り!!!」
それと引き換え、呑気な子供たち。
「おちびちゃんたち~うごくゆかさんだねぇ~!!!
すごくゆっくりしてるねぇええ!!!!」
まりさは笑顔で話しかける。
「「「ゆ~☆」」」
声を合わせて喜ぶ子供たち。
「ま・・・まり・・・さ・・・どぼぢ・・・で・・・・ごんな・・・」
涙を堪えるれいむ。
「れいむ。ないちゃあだめだよ。おちびちゃんたちがふあんになるよ・・・。」
「みゃみゃ、ないちぇるにょ~。」
「どきょかいちゃいのぉ~。」
「ぺ~りょぺ~りょしちぇあぎぇりゅね!!!ぺ~りょぺ~りょ」
心配そうになる子供たち。
「おちびちゃんたちはやさしいねぇ~」
その光景を見て、笑顔のまりさ。
「れいむ、おちびちゃんたち。
まりさはすごいしあわせものだったよ!!!
こんなきれいなれいむとあえて!!!!
こんなかわいいおちびちゃんにあえて!!!」
「ばでぃ・・ばでぃざぁああぁあああ!!!!!」
「「「ゆっ!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!!」」」
号泣するれいむと、いつも通りの子供たち。
「ゅ・・・ゃ・・・」
「ぁ・・・ぃ・・・」
「ぃ・・・ぃ・・・」
どこからとなく、聞こえてきた声。
「ゆゆっ??にゃんだきゃへんにゃきょえがききょえちぇくりゅよ!!」
「うんうんしゃんがしちゃくなっちゃにょ!!」
「ちゅ~ぱ~うんうんたいみゅのはじみゃりはじみゃり~☆」プリュ
れいむはその声を聞いた瞬間、
体を小刻みに震わせた。
忍び寄る絶対的な死。
れいむはついに我慢できなくなってしまった。
「ゆびぃいいぃいいいいい!!!もういやだぁぁぁああ!!!!!
おうちかえるぅうううぅううう!!!!!!
ゆんやぁぁぁぁあああ!!!!ゆんやぁああああ!!!!
おかあさんんんん!!!!たすけてぇえええええ!!!!!」
涙、涎、汗、体液と言う体液を撒き散らしながら、苦悶の表情のれいむ。
今まで見たこともない母親の醜態に、唖然とする子供たち。
「みゃみゃぁっぁぁあ!!!ゆっくちぃいい!!!ゆっくちちてぇええ!!!」
「ゆんやぁあぁぁああ!!!みゃみゃぁぁあ!!!ゆっくちぃいい!!」
「ぴゃぴゃぁぁぁぁああ!!!みゃみゃがぁぁぁあ!!!ゆっくちちてないぃいい!!!」
泣き出す子供たち。
まりさは子供たちを、器用に舌を使って、口に入れた。
ゴグン!!
そして、子供たちを飲み込んだ。
「これで・・・。おちびちゃんたちは・・・。いたいめにあわなくてすむよ・・・。」
まりさは笑顔だった。
「じにだぐないぃいい!!!じにだくないぃいいい!!!!じにだぐないぃいいい!!!!」
れいむはベルトコンベアに顔を伏せ、ずっと泣いている。
「あまあまざんがだべだいぃいいい!!!!!おびるねざんがじだいいぃいいい!!!
おちびじゃんだぢどあぞびだいぃいいい!!!ばでぃざどずっっぎりじだいぃいい!!!
ゆんやぁぁああ!!!!ゆびぃいい!!!!ゆぶぅう!!!!!
じにだぐないぃい!!!!じにだぐないぃいいい!!!じにだぐないよぉおおお!!!
ごばいよぉおぉおおおお!!!ごばいよぉおお!!!!でいぶごばいょぉおおお!!!」
れいむはずっと泣いていた。
大声で泣いていた。
次第に加工所全体でそんな声が響きだした・・・。
「じにだぐないぃいい!!!」
「いじゃいのいやlだぁああああ!!!!」
「たずげでぇぇえええ!!!」
「ゆんやぁぁぁあ!!!!!」
「おうちかえるぅううう!!!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおお!!!!」
そんな中、1匹だけ笑顔のまりさ。
「もう、まりさはゆっくりしたよ。じゅうぶんゆっくりしたよ・・・。」
まりさは思い出していた。この1ヶ月間のことを。
子供たちのテストの結果が悪くて、あと1ヶ月後には、
このままだと加工所送りと言われた。
しかし、まりさは考えた。
少なくても1ヶ月はゆっくり出来る。
そう思ったら、気が楽になった。
もう一人で悩む必要はない。
覚悟を決めた。
まりさは、れいむとかわいいおちびちゃんたちと加工所へ行く。
残りのゆん生は1ヶ月しかないけど、
その1ヶ月間はすごくゆっくりしよう!!!
そうして、とにかくゆっくりしていたまりさだった。
この1ヶ月間、仕事も休み、非常にゆっくりした日々を過ごしたまりさだった。
ゆっくりが本来過ごすべきゆっくりした日々を過ごしたまりさ。
もう思い残すことはない。まりさはゆっくりした日々を過ごした。
1ヶ月前から覚悟を決めていたまりさ。
それに引き換え、加工所へ来るまで事実を知らなかったれいむ。
2匹の今の表情はその違いである。
「いじゃいぃいいい!!!!!!」
「ゆびぃいいいいぃいいい!!!!」
「あじゅぅいいいいいぃいいいい!!!!」
ベルトコンベアも終盤に近づいてきた。
かすかに聞こえてきたゆっくりたちの悲鳴がはっきりと聞こえるようになってきた。
それでもまりさは笑顔だった。
ベルトコンベアの向こうには、
チェンソーとハンマーを持った人間たちが待ち構えている姿が見えた。
れいむはなりふり構わずベルトコンベアを逆走する。
体液を撒き散らし、死にたくないと喚きながら逆走する。
それを機に、ベルトコンベアにいたゆっくりたちがみな逆走し始めた。
みな、れいむと同じ表情で、同じことを口走っていた。
「じにだくないぃいい!!!!じにだぐないぃいい!!!」
「ゆんんやっぁっぁああ!!!おうちがえるぅうう!!!」
「ゆぴぃいいい!!!!!ゆっぐりにげるよぉおお!!!!」
それを想定しているかのようにベルトコンベアの横から、
金づちで叩く人間たち。
まるでいつものことのように、ゆっくりたちを金づちで叩く。
その光景を見てもまりさは笑顔だった。
「みんな~もっとゆっくりしようよ~」
次第に、金づちで叩かれたゆっくりたちが力尽きて、ベルトコンベアに流されて、
ゆっくりたちがゆっくりと送られてくる。
れいむも右目を金づちで殴られて、その痛みに負けて、推し戻され、
まりさの前に来た。
「ばでぃざぁぁぁぁ!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!
じにだぐないっよぉおおお!!!!!!!」
右目を抉られたれいむ。
それを見ても笑顔のまりさ。
「れいむ。ゆっくりしていってね!!!」
ベルトコンベアはまりさとれいむをついに最終地点へ持ってきた。
「ゆfdkljhんckじゃmfヴんcyhmじうrかyjふいえjふぁhrtyjしf」
言葉にならない叫び声をあげるれいむ。
ハンマーを持った人間と目が合ったまりさ。
ハンマーにはトゲがいくつもついていた。
それがまりさに向けて振り下ろされた。
「にんげんさん!!!ゆっくりしていってね!!!」
あとがき
リクエストに応えました。
ハッピーエンド?何それ?おいしいの?
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ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか?
これより先は見なくても良い話。
それでも良いのなら見るがいい。
だけど、見れば、後悔することになる。
それでもいいのなら・・・。
隠れルート
長寿と繁栄・・・?
「れいむ!!!おちびちゃん!!!
ゆっくりしないではやくにげるよ!!!!
ここはゆっくりできないよ!!!」
まりさが必死の形相で、家族に言った。
「ゆっ!?おうちからはなれちゃだめだってにんげんさんがいってたよ!!!」
れいむは困った表情でまりさを見た。
「このままだと、かこうじょへつれていかれるんだよぉお!!!!
まりさもれいむも!!!
おちびちゃんたちもぉおおお!!!」
加工所っ!?
それを聞いたれいむと子供たちは・・・。
「かこうじょいやぁっぁああぁああ!!!!」
「ゆびぃいいぃい!!!きゃきょうじょはゆっくちできにゃいぃいい!!!!」
「ぴゃぴゃ!!!!みゃみゃ!!!きょわいよぉおおぉ!!!!」
「まりちゃはもっちょゆっくちちちゃいよぉおお!!!!」
「みんなしにたくないよね!!!ゆっくりしないではやくにげるよ!!!」
まりさは叫んだ。
「ゆっくりりかいしたよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
まりさたちは、その夜、逃げ出した。
人里離れた山奥。
自分たちの巣からはかなり離れた場所まで逃げた。
「ゆふぅ~ゆふぅ~。ここまでくればにんげんさんもおいつけないよ!!!」
「みゃみゃ~!!!れいみゅちゅきゃれちゃぁぁああ!!!!」
「まりちゃもぉおぉお!!!」
「れいみゅもぉおぉおおお!!!!」
「おちびちゃんたち・・・。しばらくままのおくちにはいってね・・・。あんぐ・・・。」
「「「ゆっくちはいりゅよ!!!」」」
ゆっゆっと言いながら、れいむの口に入る子供たち。
「でも・・・。ずっとここにいるとばれちゃうから・・・。ずっとにげつづけないと・・・。」
まりさは不安そうな顔をした。
「そんな・・・。どぼぢでぞんなごどいうのぉおおお!!!!」
れいむは青ざめた。もうこれ以上は逃げられない。
子供たちは満身創痍。どこかでゆっくりさせてあげないと・・・。
『大丈夫!!!もう逃げ続ける心配はないよ!!!
だってもうバレてるから☆』
「「ゆっ!?」」
まりさとれいむは、驚きの声を上げた。
次の瞬間、
人間は、まりさとれいむを蹴り上げた。
「「ゆべぇ!?」」
木にぶつかり、その衝撃で、子供を吐き出すれいむ。
「いじゃいいぃい!!!」
「ゆぴぃいい!!!」
「ゆべぇえ!!!」
痛がる子供たち。
「「おちびじゃんんん!!!!」」
まりさとれいむは叫んだ。
『第7条!!
番のゆっくりは、巣から半径50m以内から出ないこと!!!
もし出た場合、家族全員で加工所へ送られる!!!』
黒服の人間がまりさとれいむに言う。
『まんまとひっかかったね。』
ゆっくり製菓の幹部がまりさを見下しながら、話した。
『お前らはいずれ処分するつもりだったんだよ・・・。』
「どぼぢで・・・」
まりさは問う。
『お前がすべて悪いんだよ!!!』
幹部は叫んだ。
「ゆっ!?まりざ!?」
『ああ、お前がオレのありすちゃんを・・・ありすちゃんを奪うから!!!!』
「どういうこと!?」
『お前のことを好きとか言い出したんだよぉおおおお!!!
オレのアイドルのありすちゃんがぁぁっぁあああ!!!!
美ゆっくりのありすちゃんがぁぁああ!!!!!!』
幹部は受付のありすに恋していた。
人間がゆっくりに恋!?
馬鹿馬鹿しい。
しかし、これは事実なのである。
幹部は受付のありすに対して、アレコレとアプローチをかけていた。
その時、ありすはポロッと口に出してしまった。
「あなたがあのまりさみたいにかっこよかったら・・・とはいはなでぃなーにさそわれてもいいわよ!!!」
何気ないありすの一言。
しかし、ありすしか見えていなかった幹部は、
ありすも自分しか見えていないと思い込んでいた。
だから、そのありすの口からまりさの名前が出てきた。
許せない。絶対に許せない。
あのやろ!!!饅頭の癖におれの恋人を奪うつもりか!!!
絶対に許せねぇ!!!!
「それがな・・・んなの・・・?」
まりさは顔を引きつりながら言った。
「おちびちゃんたちのてすとのけっかがわるいから、
あと1かげつごにはかぞくでかこうじょっていって、
たすかるにはありすとくっつけというふうにいってきたのは・・・。
おまえじゃないかぁぁぁあ!!!!」
まりさは叫んだ。
怒りを込めて。こんな状況にしたのは、お前が脅したからじゃないかと。
「まりさはそんなおどしにはのらずに、れいむとおちびちゃんたちをたすけるみちを
えらばざるおえなくさせたのはおまえじゃないかぁああ!!!!
ゆっくりせいかとのやくそくやぶってでも、まもらなければならない!!!!
それがまりさのかぞくだぁぁああ!!!!!」
『チクショー!!!!
許せねぇえっぇええ!!!!
絶対に許せねぇ!!!!
お前がいるから!!!!!オレのアリスちゃんはぁっぁぁあ!!!!』
「「「ぴゃぴゃをいじみぇるなぁぁぁあ!!!!」」」
子供たちが幹部に対して、体当たりをし始めた。
「ちねっぇえ!!!」
「おみゃえにゃんかちねぇえ!!!」
「ゆっくちちねぇえ!!!!」
『カス共が・・・。やれ。鬼意。』
『ヒャハァッァァァア!!!!虐待だぁああ!!!!』
次の瞬間、
子供たちの体は真っ二つになった。
「「「いじゃいいぃいいいぃい!!!!」」」
それでも子供たちは生きていた。
「「おちびじゃんん!!!!」」
『まあ、お前が、オレの誘いに乗って、ありすとくっつこうとしていたら、
その時の準備は万全だったんだけどなぁ・・・。
でも、こっちの場合も想定済みだったんだよ。
オレって抜かりないからね。こういう策略ごとには!!!
それにいいことを教えてやろう。お前らのカスちびどもは、赤ちゃん言葉を話すけど、
優秀な方だったんだよ。まりさに見せた成績書は成績がブービー賞のちぇんの子供たちの分だよ。
赤ちゃん言葉だからって落とすことは特にないんだよ!!
お前はとっくの昔からはめられてたんだよ!!!この糞饅頭!!!』
「「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」」」
苦しそうな声を上げる子供たち。
「よぐもおぢびじゃんをぉおおぉおお!!!!!!」
まりさは涙を流しながら幹部を睨み付け、
体当たりをしようとした。
次の瞬間、
まりさはれいむから体当たりを食らった。
「ゆべぇ!!!」
「どぼぢで・・・」
「ばでぃざっぁあああ!!!ばやぐにげでぇえええ!!!!」
れいむは叫んだ。
「もうだれもぎずづぐのばみだぐないぃいいい!!!!
ばでぃざもぉおおお!!!おちびじゃんもぉおお!!!
だれもきずづぐどごろばみだぐないぃいいい!!!!!」
「れいむ・・・」
『いい母親だ。そして、いい奥さんだ。今まで見てきたゆっくりたちは、
みんな自分のことが一番かわいいみたいで、
一目散で逃げていたけどな・・・。
やれ、鬼意。』
『ヒャハッアアァァア!!!アマギリだぁっぁああ!!!!』
れいむの両目にキリが刺さる。
「ゆぎゃぁぁぁああ!!!!おべべがぁぁぁあ!!!」
「でいぶぅううぅうう!!!!」
『よかったねぇ~!!!これでまりさや子供たちが傷つくところを見なくてすむよ!!!』
ケタケタを笑いながら、キリに刺さったれいむの眼球を食べる鬼意。
まりさは喚いた。
泣き喚いていた。
真っ二つに切断されて、苦しそうな声を上げている子供たち。
悲鳴を上げ、目を潰された最愛のれいむ。
「ばでぃざっぁあにげでぇえええ!!!!
いいがらぁぁああ!!!にげでぇぇええ!!!!」
こんな目に合っても、まだまりさを気遣うれいむ。
まりさは逃げた。
その場から一目散で逃げた。
『チクショー!!!!まりさのやつ!!!逃げやがった!!!!』
幹部は悔しそうに地団駄踏んでいる。
『ゆっくりにしては足が早い方じゃない?』
ケラケラと笑う鬼意。
『しかし、この先は、れみりゃやふらんがたくさんいる場所ですよ・・・。』
無表情で話す黒服。
『まあ、いいじゃないか!!!
ここにあいつのチビ共とれいむがいるんだ・・・。
たっぷりいためつけてやりますぜ!!!』
ニヤニヤしながら、幹部に話しかける鬼意。
『その虐待、オレにも手伝わせろ。』
口を三日月状にして、ニヤリと笑う幹部。
「ばでぃざ・・・・」
れいむはまりさの名前を口にした・・・。
「ちくしょー!!!ちくしょー!!!ちくしょー!!!!」
まりさは叫んだ。逃げ切った先でひたすら叫んだ。
守るはずだったおちびちゃんを真っ二つに切り裂かれたこと。
守るはずのれいむの目を抉り取られたこと。
何より、みんなを置いて、自分だけ逃げたこと。
まりさは空に向かって叫んだ。
「ちくしょー!!!ちくしょー!!!ちくしょー!!!!
どぼぢでごんなごどになるんだぁぁあああ!!!!
ばでぃざばゆっぐりじだがっだだげなんだぁぁああああああ!!!!!」
まりさは自分のゆん生を呪った。
自分がゆっくり製菓に入らなければ、
自分があのありすに気に入られなければ、
自分があの幹部の言葉に騙されなければ・・・。
こんなことならなかったのに・・・。
「ぜったいにゆるざんんん!!!!
ゆっぐりぜいがぁっぁあああ!!!!ぜっだいにゆるざんんん!!!!
ゆっぐりぜいがっぁあああ!!!!」
「うーうーあまあまがあるど~」
「あまあま~」
まりさの叫び声に誘われるようにれみりゃたちが集まりだした。
「あまあまだど~」
一匹のれみりゃがまりさに向かった。
ガブリ!!!!
れみりゃはまりさに噛み付いた。
と・・・。思ったら・・・。
「いだいんだぁどおぉおぉお!!!!!」
まりさがれみりゃを噛み返していた。
「う~あまあまのぐぜになまいぎだどぉお!!!!」
れみりゃたちは息巻く。
「ごろずぅううう!!!!なにもがもごろずぅううう!!!!
ぜっだいにごろずぅううう!!!!
ごのよにあるものずべでぇぇえええ!!!!
ぶぢごわじでやるぅうう!!!!!!!!!!!」
まりさの目が月光に妖しくつき光に照らされたかのように光った・・・。
1時間後・・・。
「いだ・・・いだい・・・」
大量のれみりゃが半殺しに合っていた。
その大量のれみりゃの中でまりさは立っていた。
「ごろずぅうう!!!!なにもがもぉおおぉ!!!!
ぜっだいにごろずぅうう!!!!!
ゆうおぉおおぉおおおおぉお!!!!!」
ゆっくりらしからぬドスの聞いた低い声で叫ぶまりさ。
「うるさいわね。こんな夜遅くに騒いでいると捕食種に食べてくださいって
言っているようなものじゃない。」
影から1匹のありすが現れた。
「ごろずぅうう!!!!ゆっぐりぜいがぁぁぁあ!!!!
ごろずぅううう!!!ゆっぐりぜいがぁぁあああ!!!!」
瞳は白目を向き、ゆっくり製菓に対して呪詛の言葉を投げかけるまりさ。
ありすは周りで、半殺しにあっている大量のれみりゃを見た。
「へぇ~。結構やるものね。これだけのれみりゃを技なしで倒すなんて、
先生くらいなモンだと思ってたわ。」
「ごろずぅうぅう!!!ゆっぐりぜいがぁああ!!!!」
「あなた、ゆっくり製菓に恨みでもあるの・・・。
辞めなさい。復讐なんて・・・。
あそこは普通じゃないわよ・・・。
ゆ虐士がたくさんいるのよ?虐待鬼意山のソレとは比較にならないくらいの、
凄まじさよ?いくらあなたがそれなりに強いと言っても・・・。
たっぷりと可愛がられるだけよ・・・。」
「ゆっぐりぜいがぁぁああ!!!!」
「少しは人の話を聞く気があるの?」
その時、
一匹のれみりゃが、まりさに襲い掛かろうとした。
「う~あまあまはじねぇえええ!!!!」
が、次の瞬間、
ありすが、れみりゃの左目に自分のぺにぺにを入れていた。
「うるさい。」
バビュン!!!
れみりゃは爆発した。
「ゆっぐりぜいがぁぁああああ・・・・」
ポトッ
まりさはそのまま倒れこんだ。
「このまま、放っておけば・・・。
死んじゃうわよね・・・。道場まで持って返るか・・・。
鍛えたら、どこまで強くなれるのか・・・。
楽しみだしね・・・。先生も師範代も・・・。
これだけの逸材はほしいだろうし・・・。」
ありすはまりさを頭の上に乗せ、体を弾ませながら、森の奥へ運んでいった・・・・。
to be continued...
※東方オリジナルの設定をほとんど無視します
※人間が出ます
※ゆっくりが賢い(?)です
※虐待はないです。多分?
※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです
ゆとり乙と罵ってください
※前編、後編を見た後に見て下さい。
※マルチエンディングです
※ルートによって、設定がコロコロ変わります
ルートA
幸せの向こう側
まりさは決意した。
「れいむとおちびちゃんたちをまもる!!!なにがあっても!!!」
それから、まりさは、ゆっくり製菓の幹部より言われたことを正直に話した。
れいむは、その話を聴いた瞬間、顔が青ざめた。
しかし、れいむは見た。まりさの瞳の奥にある炎を。
まりさは燃えていた。おちびちゃんたちを自分が教育すると言うことに・・・。
「いい?おちびちゃんたち・・・。いますぐにあかちゃんことばをなおしなさい。」
親まりさが子供たちに注意した。
「ゆっ!!にゃにいっちぇるにょ!!!あきゃしゃんこちょばはきゃわいいんだにょ!!!」
子まりさが反論する。
「「ゆっ!!!きゃわいくてごみぇんにぇ!!!!」」
それに合わせる様に子れいむ2匹が可愛いと言う言葉に反応し、いつもの口癖を言う。
「おちびちゃんたち。これからぱぱのいうことをききなさい。」
落ち着いた表情で言うまりさ。
「どぼぢでぞんにゃごぢょいうにょ~!!!あきゃしゃんこちょばはゆっくちできりゅんだにょ~!!!」
「ゆんやっぁあああ!!!!ぴゃぴゃがゆっくちしゃせにゃぃいいい!!!!」
「ゆっくちしゃせないぴゃぴゃにゃんきゃゆっくちしねぇえええ!!!!!」
今まで自分の前では可愛いおちびちゃんだったのに、
ゆっくり出来ない言葉を言い出す子供たちを見て、慌てふためくれいむ。
それに引き換え、まりさは非常に落ち着いていた。
「みんな・・・。このままかこうじょへいこうか・・・。」
「「「ゆっ!?」」」
子供たちはびっくりした。
加工所!?なんでパパがそんなゆっくり出来ないことをいうの!?
「ゆんやぁぁあああ!!!!きゃきょうじょいやぁぁああ!!!!!」
「きゃきょうじょはゆっくちできにゃいぃいいい!!!!」
「れいみゅはゆっくちちゃいよぉおお!!!!!!」
まりさは、子供たちに本当のことをすべて話した・・・。
このままでは、自分たちが加工所送りになることを・・・。
「わかった?おちびちゃんたち?もうわがままいっただめだよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
その日を境に、れいむとまりさは、子供たちに徹夜で、「がっこう」の勉強を教えた。
れいむとまりさは不眠不休で子供たちを教育した。
それから1ヵ月後・・・。
「がっこう」にて・・・。
「やった!!れいむはごうかくしたよ!!!」
「まりさもごうかくしたよ!!!」
「ありがとう!!!ぱぱ!!!まま!!!!」
「「おちびちゃんんん!!!!れいむとまりさのかわいいおちびちゃんん!!!!!」」
なんとテストに合格したのだ!!!
『いやぁ~信じられないよ!!!あの問題児たちがこんな難関試験に合格するなんて!!!
さすがはまりさだ!!!私が見込んだだけのことある!!!』
「!?」
ゆっくり製菓の幹部がまりさたち家族の下へやってきた。
そして、ゆっくり製菓の幹部がまりさをベタ褒めする。
「ありがとうございます。」
まりさは自信満々の表情で答える。
『いやはや、君の子供たちを加工所へ送ろうとした私が愚かだった!!!
許してくれ。まりさ君!!!!』
苦々しい表情で笑って、自らの判断ミスを隠そうとする幹部。
「いえいえ、あれがなければ、まりさたちはかこうじょへおくられていました。
ありがとうございます!!!」
何一つ曇りない笑顔のまりさ。
『許してくれ・・・。一時の迷いで、君の家族を売れというひどいことを言ってしまったことを・・・。』
幹部はまりさに対して、深く頭を下げた。
『お詫びと言うわけではないが、ドスの変わりにリーダーをしてくれないか?』
と幹部は言った。
「いいのですか!?あのはなしは・・・。」
びっくりするまりさ。
『元々、あの席はキミに持ってくるつもりだったんだけど、子供たちが問題だったんだよ。
だけど、それもなくなった以上・・・。君をリーダーにすることに何も問題はない!!!』
幹部は声高々に言った。
『実は・・・。ゆっくり製菓は倒産の危機を迎えてるんだ。
しかし、キミならばそんな危機的状況を救ってくれる救世主にもなってくれるはずだ!!
私はそう信じてる!!!一緒に頑張ろう!!!まりさ!!!!』
「ありがとうございます!!!まりさ、いっしょうけんめいがんばります!!!」
あまりの嬉しさに涙を溜めるまりさ。
「まりさ・・・。れいむはうれしいわ・・・。こんなすてきなだんなさまにであえたなんて・・・」
「まりさも!!!」
「れいむだよ!!!」
「ぱぱ!!!まま!!!ずっとゆっくりしようね!!!」
『ああ、ゆっくりしたま』
ドゴガァッァァアアンン
次の瞬間、眩しい閃光が幹部の前を過ぎ去った。
目の前にいたはずのまりさたち家族がみな一瞬で消し炭になった。
「よぐもどずのぜぎをうばっだなぁぁぁああああ!!!!!ゆっぐりじねぇぇええええ!!!!」
顔面をクシャクシャにしながら、泣いているドスがそこにはいた。
「ゆへぇぇへぇぇえ!!!!これでぇえええ!!!これでぇえええ!!!
どずがいちばんだぁぁああ!!!!どすがいちばんえらいんだぁぁあああ!!!!
ゆへぇえゆへぇぇええへぇえ!!!!」
ドスは虚ろになったその瞳で、泣き笑いながら、空を見つめていた。
『そ・・・そんな・・・。わが社の・・・。救世主が・・・。』
幹部がまりさの体を触ったら、ボロッと砕けてしまった。
辺りには、ドスの笑い声が木霊した・・・。
「ゆへぇへっへぇぇぇぇえゆへっぇっぇえへえへっぇえええゆえへっぇええええ!!!!」
ルートB
あの頃へ
まりさが幹部に家族を見捨てるように言われた日から2年後・・・。
超高層ビルの最上階。
サングラスをかけ、葉巻を咥えたまりさが1匹。
『会長、お時間です。』
「ああ。もういくからまっていてくれたえ。」
その姿は威厳があり、並みの人間では、
そのオーラで足腰が立たなくなるのではないという風格を持っていた。
ゆっくり製菓は、急成長し、様々な分野で展開していき、
スローグループと言われる巨大グループ企業にまでなっていた。
まりさはその会長にまで上り詰めたのだ。
「ゆっくりおかえりなさい!!!あなた!!!」
妻であり、秘書であり、そして何より絶世の美ゆっくりのありす。
「おとうさま!!!!ゆっくりおかえりなさい!!!」
ゆっくりにしては珍しく一人娘のありす。
母親と同じく、美ゆっくりである。
「ありす。ゆっくりただいま。」
まりさは、人間でも持つものが限られているだろう、
豪邸に住んでいた。
『『『『『お帰りなさいませ!!!ご主人様!!!』』』』』
人間の召使たちが数え切れないほど並んで、一斉にまりさに挨拶する。
まりさは、正に栄華を極めていた。
もう、まりさは、何も怖くない。
最新鋭の防災設備が搭載されている豪邸。
核ミサイルが直撃しても壊れないほどの強固さを持つと噂されている。
野生動物や捕食種がまずいない都心のど真ん中。
人間でもこんな土地に居を構えることは出来ない。
虐待鬼意山が襲ってくることなどまずない。
数多の戦場を駆けた百戦錬磨の傭兵たち1000人が毎日常駐しており、
妻と娘のありすを命がけで守っている。
自身も暗殺されぬよう、元・特殊部隊に所属していたボディーガードが仕事中も守っている。
まりさは無敵だった。
自身には向かう勢力は、人間だろうが、ゆっくりだろうが、消し去る力を持っていた。
同業他社を潰し、自身のプロジェクトに文句を言う株主を暗殺し、ライバルだったゆっくりたちを、
みな加工所送りにした。
あの家族を裏切るようにと進めた幹部社員は、まりさが会長に赴任してから、
南アフリカのヨハネスブルグ支社に配属させた。
ヨハネスブルグに転勤と言った瞬間、
かつて昼休み連れて行かれた幼馴染のれいむのように涙と涎と鼻水を垂らしながら、
『まりさを見出したのはオレだ!!!助けてくれ!!!!』
『どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!ゆんやぁあああ!!!!!』
などとわめき散らしていて、
『恩を仇で返す糞饅頭は死ねぇええええ!!!!』
と、殴りかかってきたところを、ボディガードたちが、
ボコボコに返り討ちにさせた。
その幹部は現在、行方不明だそうだ。
噂では殺されたとか、会社を逃げるように辞めて、ホームレスをしているとか・・・。
転勤先に赴任して、今でも一人ビクビクしながら南アフリカで生きているとか・・・。
まりさは、手に入れた。
ゆっくりが安心して暮らせるゆっくり出来る日々を・・・。
しかし、まりさの心は晴れることがなかった。
まりさは会長室で1匹だけになった時、
帽子の中に隠している大きなリボン1つ、小さなリボン2つ、小さな帽子1つを出す。
「みんな・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ゆっくりおはよう!!!れいむ!!!」
「ゆっくりおはよう!!!まりさ!!!」
「「「ゆっくちおひゃよう、ぴゃぴゃ!!!みゃみゃ!!!」」」
「ゆゆ~ん!!!おちびちゃんたち~かわいいよょおおお!!!」
「「「ゆ~☆きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」」」
「みんな!!!あさごはんさんだよ!!!ゆっくりたべてね!!!」
「「「む~ちゃむ~ちゃ、ちあわちぇ~☆」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ささっ!!!まりさもおちびちゃんもそろそろすぃーがくるよ!!!」
「ゆっ!?もうそんなじかん!?みんなゆっくりしないではやくするよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
「これはおひるごはんさんだよ!!!みんな!!!わすれずにもっていってね!!!」
「ゆっくりりかいしたよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ゆ~ん!!!れいむはしあわせだよ!!!こんなにかっこいいまりさと!!!
こんなにかわいいおちびちゃんたちにかこまれて!!!!」
「「「ゆっ!きゃわいくてごみぇんにぇ!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ぴゃぴゃ~!!!れいみゅはぴゃぴゃとねりゅぅうぅう!!!」
「ゆ~ん☆まりちゃもぉおぉ!!!!」
「ゆゆん!!!ぴゃぴゃはれいみゅだけのぴゃぴゃだよ!!!
ゆっくちりきゃいしちぇね!!!!」
「あらあら、おちびちゃんたち!!!
ぱぱはままやおちびちゃんたちのものよ!!!」
「「「ゆゆ~ん!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あしちゃはもっちょゆっくちできりゅひがくりゅね!!!」
「あさっちぇももっちょゆっくちできりゅひがくりゅよ!!!」
「あしゃちぇのちゅぎももっちょゆっくちできりゅひがくりゅよ!!!」
「おちびちゃん!!!まりさ!!!ゆっくりおやすみなさい!!!」
「「「ゆっくちおやちゅみなちゃい!!!」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「みんな・・・。ゆっくりしていってね・・・。」
まりさは顔を伏せ、おさげでリボンや帽子を強く抱く。
後悔はしていないはずだ。
後輩はしていないはずなのに・・・。
いつも心には・・・。何かがあった・・・。
そう・・・。何かが・・・。
毎日が怖かった。
天災、野生動物、捕食種、虐待鬼意山、そしてゆっくり製菓・・・。
だけど・・・。あの頃へ戻りたい・・・。
戻れないのは分かっている。だけど戻りたい・・・。
あの頃へ・・・。
「ゆっくりしていってね!!!」
「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!!!!」」」
どこからか聞こえてきた声に泣き顔を上げるまりさ。
空を見えあげると、昔の家族に良く似た形をしている雲が4つ。
れいむに似た大きな雲の横に、子供たちに似た小さな雲があった。
その雲は笑っているように見えた・・・。
「み・・・ご・・ん。」
「み・・・な・・・。」
「みんなぁぁっぁあああ!!!ぞごにいだんだねぇぇええええ!!!」
「みんなぁぁっぁぁごべんねっぇぇぇえええええ!!!!!」
「ぱぱもぉおぉ!!!そこへいくよぉおおお!!!
みんなっぁあああ!!!!ゆっくりしていってねぇえええ!!!!」
まりさは会長室の窓から飛び出した。
「ゆぅぅうう~!!!!おそらをぉおお!!!
とんでるみたいだねぇええええ!!!!!れいむぅうううぅう!!!
おちびちゃんんんん!!!!!!!」
その顔は笑っていた。
まりさは笑いながら空へ飛び出した。
あの頃へ戻れるのだと信じて・・・。
ルートC
ゆっくりした日々
加工所のベルトコンベア・・・。
「ゆんやぁぁぁあああ!!!!しにたくないぃいい!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおおお!!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!」
「ごんなのどがいばじゃないわぁぁぁああ!!!だずげでぇえええ!!!!」
「わがらないよぉおっぉおお!!!!」
「エレエレエレエレ・・・。ばぢゅりーばむのうじゃないがらだずげでぐだざいぃい!!!」
この先に何があるのかゆっくりは知らない。
けど、知っている。まず、ゆっくり出来ないことを・・・。
「お・・・おちびちゃん・・・ゆっくりし・・・てる・・・?」
れいむはガクガクと顎を震わせている。
その表情は必死で恐怖を隠しているのがわかる。
「ゆんゆん!!!うぎょきゅゆきゃしゃんだよにょ!!!」
「ゆっくちしゅしゅむよ!!!ゆゆ~ん!!!」
「れいみゅもゆっくちしゅしゅむよ!!!しょろ~り!!!しょろ~り!!!」
それと引き換え、呑気な子供たち。
「おちびちゃんたち~うごくゆかさんだねぇ~!!!
すごくゆっくりしてるねぇええ!!!!」
まりさは笑顔で話しかける。
「「「ゆ~☆」」」
声を合わせて喜ぶ子供たち。
「ま・・・まり・・・さ・・・どぼぢ・・・で・・・・ごんな・・・」
涙を堪えるれいむ。
「れいむ。ないちゃあだめだよ。おちびちゃんたちがふあんになるよ・・・。」
「みゃみゃ、ないちぇるにょ~。」
「どきょかいちゃいのぉ~。」
「ぺ~りょぺ~りょしちぇあぎぇりゅね!!!ぺ~りょぺ~りょ」
心配そうになる子供たち。
「おちびちゃんたちはやさしいねぇ~」
その光景を見て、笑顔のまりさ。
「れいむ、おちびちゃんたち。
まりさはすごいしあわせものだったよ!!!
こんなきれいなれいむとあえて!!!!
こんなかわいいおちびちゃんにあえて!!!」
「ばでぃ・・ばでぃざぁああぁあああ!!!!!」
「「「ゆっ!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!!」」」
号泣するれいむと、いつも通りの子供たち。
「ゅ・・・ゃ・・・」
「ぁ・・・ぃ・・・」
「ぃ・・・ぃ・・・」
どこからとなく、聞こえてきた声。
「ゆゆっ??にゃんだきゃへんにゃきょえがききょえちぇくりゅよ!!」
「うんうんしゃんがしちゃくなっちゃにょ!!」
「ちゅ~ぱ~うんうんたいみゅのはじみゃりはじみゃり~☆」プリュ
れいむはその声を聞いた瞬間、
体を小刻みに震わせた。
忍び寄る絶対的な死。
れいむはついに我慢できなくなってしまった。
「ゆびぃいいぃいいいいい!!!もういやだぁぁぁああ!!!!!
おうちかえるぅうううぅううう!!!!!!
ゆんやぁぁぁぁあああ!!!!ゆんやぁああああ!!!!
おかあさんんんん!!!!たすけてぇえええええ!!!!!」
涙、涎、汗、体液と言う体液を撒き散らしながら、苦悶の表情のれいむ。
今まで見たこともない母親の醜態に、唖然とする子供たち。
「みゃみゃぁっぁぁあ!!!ゆっくちぃいい!!!ゆっくちちてぇええ!!!」
「ゆんやぁあぁぁああ!!!みゃみゃぁぁあ!!!ゆっくちぃいい!!」
「ぴゃぴゃぁぁぁぁああ!!!みゃみゃがぁぁぁあ!!!ゆっくちちてないぃいい!!!」
泣き出す子供たち。
まりさは子供たちを、器用に舌を使って、口に入れた。
ゴグン!!
そして、子供たちを飲み込んだ。
「これで・・・。おちびちゃんたちは・・・。いたいめにあわなくてすむよ・・・。」
まりさは笑顔だった。
「じにだぐないぃいい!!!じにだくないぃいいい!!!!じにだぐないぃいいい!!!!」
れいむはベルトコンベアに顔を伏せ、ずっと泣いている。
「あまあまざんがだべだいぃいいい!!!!!おびるねざんがじだいいぃいいい!!!
おちびじゃんだぢどあぞびだいぃいいい!!!ばでぃざどずっっぎりじだいぃいい!!!
ゆんやぁぁああ!!!!ゆびぃいい!!!!ゆぶぅう!!!!!
じにだぐないぃい!!!!じにだぐないぃいいい!!!じにだぐないよぉおおお!!!
ごばいよぉおぉおおおお!!!ごばいよぉおお!!!!でいぶごばいょぉおおお!!!」
れいむはずっと泣いていた。
大声で泣いていた。
次第に加工所全体でそんな声が響きだした・・・。
「じにだぐないぃいい!!!」
「いじゃいのいやlだぁああああ!!!!」
「たずげでぇぇえええ!!!」
「ゆんやぁぁぁあ!!!!!」
「おうちかえるぅううう!!!!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのぉおお!!!!」
そんな中、1匹だけ笑顔のまりさ。
「もう、まりさはゆっくりしたよ。じゅうぶんゆっくりしたよ・・・。」
まりさは思い出していた。この1ヶ月間のことを。
子供たちのテストの結果が悪くて、あと1ヶ月後には、
このままだと加工所送りと言われた。
しかし、まりさは考えた。
少なくても1ヶ月はゆっくり出来る。
そう思ったら、気が楽になった。
もう一人で悩む必要はない。
覚悟を決めた。
まりさは、れいむとかわいいおちびちゃんたちと加工所へ行く。
残りのゆん生は1ヶ月しかないけど、
その1ヶ月間はすごくゆっくりしよう!!!
そうして、とにかくゆっくりしていたまりさだった。
この1ヶ月間、仕事も休み、非常にゆっくりした日々を過ごしたまりさだった。
ゆっくりが本来過ごすべきゆっくりした日々を過ごしたまりさ。
もう思い残すことはない。まりさはゆっくりした日々を過ごした。
1ヶ月前から覚悟を決めていたまりさ。
それに引き換え、加工所へ来るまで事実を知らなかったれいむ。
2匹の今の表情はその違いである。
「いじゃいぃいいい!!!!!!」
「ゆびぃいいいいぃいいい!!!!」
「あじゅぅいいいいいぃいいいい!!!!」
ベルトコンベアも終盤に近づいてきた。
かすかに聞こえてきたゆっくりたちの悲鳴がはっきりと聞こえるようになってきた。
それでもまりさは笑顔だった。
ベルトコンベアの向こうには、
チェンソーとハンマーを持った人間たちが待ち構えている姿が見えた。
れいむはなりふり構わずベルトコンベアを逆走する。
体液を撒き散らし、死にたくないと喚きながら逆走する。
それを機に、ベルトコンベアにいたゆっくりたちがみな逆走し始めた。
みな、れいむと同じ表情で、同じことを口走っていた。
「じにだくないぃいい!!!!じにだぐないぃいい!!!」
「ゆんんやっぁっぁああ!!!おうちがえるぅうう!!!」
「ゆぴぃいいい!!!!!ゆっぐりにげるよぉおお!!!!」
それを想定しているかのようにベルトコンベアの横から、
金づちで叩く人間たち。
まるでいつものことのように、ゆっくりたちを金づちで叩く。
その光景を見てもまりさは笑顔だった。
「みんな~もっとゆっくりしようよ~」
次第に、金づちで叩かれたゆっくりたちが力尽きて、ベルトコンベアに流されて、
ゆっくりたちがゆっくりと送られてくる。
れいむも右目を金づちで殴られて、その痛みに負けて、推し戻され、
まりさの前に来た。
「ばでぃざぁぁぁぁ!!!でいぶじにだぐないぃいい!!!
じにだぐないっよぉおおお!!!!!!!」
右目を抉られたれいむ。
それを見ても笑顔のまりさ。
「れいむ。ゆっくりしていってね!!!」
ベルトコンベアはまりさとれいむをついに最終地点へ持ってきた。
「ゆfdkljhんckじゃmfヴんcyhmじうrかyjふいえjふぁhrtyjしf」
言葉にならない叫び声をあげるれいむ。
ハンマーを持った人間と目が合ったまりさ。
ハンマーにはトゲがいくつもついていた。
それがまりさに向けて振り下ろされた。
「にんげんさん!!!ゆっくりしていってね!!!」
あとがき
リクエストに応えました。
ハッピーエンド?何それ?おいしいの?
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これより先は見なくても良い話。
それでも良いのなら見るがいい。
だけど、見れば、後悔することになる。
それでもいいのなら・・・。
隠れルート
長寿と繁栄・・・?
「れいむ!!!おちびちゃん!!!
ゆっくりしないではやくにげるよ!!!!
ここはゆっくりできないよ!!!」
まりさが必死の形相で、家族に言った。
「ゆっ!?おうちからはなれちゃだめだってにんげんさんがいってたよ!!!」
れいむは困った表情でまりさを見た。
「このままだと、かこうじょへつれていかれるんだよぉお!!!!
まりさもれいむも!!!
おちびちゃんたちもぉおおお!!!」
加工所っ!?
それを聞いたれいむと子供たちは・・・。
「かこうじょいやぁっぁああぁああ!!!!」
「ゆびぃいいぃい!!!きゃきょうじょはゆっくちできにゃいぃいい!!!!」
「ぴゃぴゃ!!!!みゃみゃ!!!きょわいよぉおおぉ!!!!」
「まりちゃはもっちょゆっくちちちゃいよぉおお!!!!」
「みんなしにたくないよね!!!ゆっくりしないではやくにげるよ!!!」
まりさは叫んだ。
「ゆっくりりかいしたよ!!!」
「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」
まりさたちは、その夜、逃げ出した。
人里離れた山奥。
自分たちの巣からはかなり離れた場所まで逃げた。
「ゆふぅ~ゆふぅ~。ここまでくればにんげんさんもおいつけないよ!!!」
「みゃみゃ~!!!れいみゅちゅきゃれちゃぁぁああ!!!!」
「まりちゃもぉおぉお!!!」
「れいみゅもぉおぉおおお!!!!」
「おちびちゃんたち・・・。しばらくままのおくちにはいってね・・・。あんぐ・・・。」
「「「ゆっくちはいりゅよ!!!」」」
ゆっゆっと言いながら、れいむの口に入る子供たち。
「でも・・・。ずっとここにいるとばれちゃうから・・・。ずっとにげつづけないと・・・。」
まりさは不安そうな顔をした。
「そんな・・・。どぼぢでぞんなごどいうのぉおおお!!!!」
れいむは青ざめた。もうこれ以上は逃げられない。
子供たちは満身創痍。どこかでゆっくりさせてあげないと・・・。
『大丈夫!!!もう逃げ続ける心配はないよ!!!
だってもうバレてるから☆』
「「ゆっ!?」」
まりさとれいむは、驚きの声を上げた。
次の瞬間、
人間は、まりさとれいむを蹴り上げた。
「「ゆべぇ!?」」
木にぶつかり、その衝撃で、子供を吐き出すれいむ。
「いじゃいいぃい!!!」
「ゆぴぃいい!!!」
「ゆべぇえ!!!」
痛がる子供たち。
「「おちびじゃんんん!!!!」」
まりさとれいむは叫んだ。
『第7条!!
番のゆっくりは、巣から半径50m以内から出ないこと!!!
もし出た場合、家族全員で加工所へ送られる!!!』
黒服の人間がまりさとれいむに言う。
『まんまとひっかかったね。』
ゆっくり製菓の幹部がまりさを見下しながら、話した。
『お前らはいずれ処分するつもりだったんだよ・・・。』
「どぼぢで・・・」
まりさは問う。
『お前がすべて悪いんだよ!!!』
幹部は叫んだ。
「ゆっ!?まりざ!?」
『ああ、お前がオレのありすちゃんを・・・ありすちゃんを奪うから!!!!』
「どういうこと!?」
『お前のことを好きとか言い出したんだよぉおおおお!!!
オレのアイドルのありすちゃんがぁぁっぁあああ!!!!
美ゆっくりのありすちゃんがぁぁああ!!!!!!』
幹部は受付のありすに恋していた。
人間がゆっくりに恋!?
馬鹿馬鹿しい。
しかし、これは事実なのである。
幹部は受付のありすに対して、アレコレとアプローチをかけていた。
その時、ありすはポロッと口に出してしまった。
「あなたがあのまりさみたいにかっこよかったら・・・とはいはなでぃなーにさそわれてもいいわよ!!!」
何気ないありすの一言。
しかし、ありすしか見えていなかった幹部は、
ありすも自分しか見えていないと思い込んでいた。
だから、そのありすの口からまりさの名前が出てきた。
許せない。絶対に許せない。
あのやろ!!!饅頭の癖におれの恋人を奪うつもりか!!!
絶対に許せねぇ!!!!
「それがな・・・んなの・・・?」
まりさは顔を引きつりながら言った。
「おちびちゃんたちのてすとのけっかがわるいから、
あと1かげつごにはかぞくでかこうじょっていって、
たすかるにはありすとくっつけというふうにいってきたのは・・・。
おまえじゃないかぁぁぁあ!!!!」
まりさは叫んだ。
怒りを込めて。こんな状況にしたのは、お前が脅したからじゃないかと。
「まりさはそんなおどしにはのらずに、れいむとおちびちゃんたちをたすけるみちを
えらばざるおえなくさせたのはおまえじゃないかぁああ!!!!
ゆっくりせいかとのやくそくやぶってでも、まもらなければならない!!!!
それがまりさのかぞくだぁぁああ!!!!!」
『チクショー!!!!
許せねぇえっぇええ!!!!
絶対に許せねぇ!!!!
お前がいるから!!!!!オレのアリスちゃんはぁっぁぁあ!!!!』
「「「ぴゃぴゃをいじみぇるなぁぁぁあ!!!!」」」
子供たちが幹部に対して、体当たりをし始めた。
「ちねっぇえ!!!」
「おみゃえにゃんかちねぇえ!!!」
「ゆっくちちねぇえ!!!!」
『カス共が・・・。やれ。鬼意。』
『ヒャハァッァァァア!!!!虐待だぁああ!!!!』
次の瞬間、
子供たちの体は真っ二つになった。
「「「いじゃいいぃいいいぃい!!!!」」」
それでも子供たちは生きていた。
「「おちびじゃんん!!!!」」
『まあ、お前が、オレの誘いに乗って、ありすとくっつこうとしていたら、
その時の準備は万全だったんだけどなぁ・・・。
でも、こっちの場合も想定済みだったんだよ。
オレって抜かりないからね。こういう策略ごとには!!!
それにいいことを教えてやろう。お前らのカスちびどもは、赤ちゃん言葉を話すけど、
優秀な方だったんだよ。まりさに見せた成績書は成績がブービー賞のちぇんの子供たちの分だよ。
赤ちゃん言葉だからって落とすことは特にないんだよ!!
お前はとっくの昔からはめられてたんだよ!!!この糞饅頭!!!』
「「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」」」
苦しそうな声を上げる子供たち。
「よぐもおぢびじゃんをぉおおぉおお!!!!!!」
まりさは涙を流しながら幹部を睨み付け、
体当たりをしようとした。
次の瞬間、
まりさはれいむから体当たりを食らった。
「ゆべぇ!!!」
「どぼぢで・・・」
「ばでぃざっぁあああ!!!ばやぐにげでぇえええ!!!!」
れいむは叫んだ。
「もうだれもぎずづぐのばみだぐないぃいいい!!!!
ばでぃざもぉおおお!!!おちびじゃんもぉおお!!!
だれもきずづぐどごろばみだぐないぃいいい!!!!!」
「れいむ・・・」
『いい母親だ。そして、いい奥さんだ。今まで見てきたゆっくりたちは、
みんな自分のことが一番かわいいみたいで、
一目散で逃げていたけどな・・・。
やれ、鬼意。』
『ヒャハッアアァァア!!!アマギリだぁっぁああ!!!!』
れいむの両目にキリが刺さる。
「ゆぎゃぁぁぁああ!!!!おべべがぁぁぁあ!!!」
「でいぶぅううぅうう!!!!」
『よかったねぇ~!!!これでまりさや子供たちが傷つくところを見なくてすむよ!!!』
ケタケタを笑いながら、キリに刺さったれいむの眼球を食べる鬼意。
まりさは喚いた。
泣き喚いていた。
真っ二つに切断されて、苦しそうな声を上げている子供たち。
悲鳴を上げ、目を潰された最愛のれいむ。
「ばでぃざっぁあにげでぇえええ!!!!
いいがらぁぁああ!!!にげでぇぇええ!!!!」
こんな目に合っても、まだまりさを気遣うれいむ。
まりさは逃げた。
その場から一目散で逃げた。
『チクショー!!!!まりさのやつ!!!逃げやがった!!!!』
幹部は悔しそうに地団駄踏んでいる。
『ゆっくりにしては足が早い方じゃない?』
ケラケラと笑う鬼意。
『しかし、この先は、れみりゃやふらんがたくさんいる場所ですよ・・・。』
無表情で話す黒服。
『まあ、いいじゃないか!!!
ここにあいつのチビ共とれいむがいるんだ・・・。
たっぷりいためつけてやりますぜ!!!』
ニヤニヤしながら、幹部に話しかける鬼意。
『その虐待、オレにも手伝わせろ。』
口を三日月状にして、ニヤリと笑う幹部。
「ばでぃざ・・・・」
れいむはまりさの名前を口にした・・・。
「ちくしょー!!!ちくしょー!!!ちくしょー!!!!」
まりさは叫んだ。逃げ切った先でひたすら叫んだ。
守るはずだったおちびちゃんを真っ二つに切り裂かれたこと。
守るはずのれいむの目を抉り取られたこと。
何より、みんなを置いて、自分だけ逃げたこと。
まりさは空に向かって叫んだ。
「ちくしょー!!!ちくしょー!!!ちくしょー!!!!
どぼぢでごんなごどになるんだぁぁあああ!!!!
ばでぃざばゆっぐりじだがっだだげなんだぁぁああああああ!!!!!」
まりさは自分のゆん生を呪った。
自分がゆっくり製菓に入らなければ、
自分があのありすに気に入られなければ、
自分があの幹部の言葉に騙されなければ・・・。
こんなことならなかったのに・・・。
「ぜったいにゆるざんんん!!!!
ゆっぐりぜいがぁっぁあああ!!!!ぜっだいにゆるざんんん!!!!
ゆっぐりぜいがっぁあああ!!!!」
「うーうーあまあまがあるど~」
「あまあま~」
まりさの叫び声に誘われるようにれみりゃたちが集まりだした。
「あまあまだど~」
一匹のれみりゃがまりさに向かった。
ガブリ!!!!
れみりゃはまりさに噛み付いた。
と・・・。思ったら・・・。
「いだいんだぁどおぉおぉお!!!!!」
まりさがれみりゃを噛み返していた。
「う~あまあまのぐぜになまいぎだどぉお!!!!」
れみりゃたちは息巻く。
「ごろずぅううう!!!!なにもがもごろずぅううう!!!!
ぜっだいにごろずぅううう!!!!
ごのよにあるものずべでぇぇえええ!!!!
ぶぢごわじでやるぅうう!!!!!!!!!!!」
まりさの目が月光に妖しくつき光に照らされたかのように光った・・・。
1時間後・・・。
「いだ・・・いだい・・・」
大量のれみりゃが半殺しに合っていた。
その大量のれみりゃの中でまりさは立っていた。
「ごろずぅうう!!!!なにもがもぉおおぉ!!!!
ぜっだいにごろずぅうう!!!!!
ゆうおぉおおぉおおおおぉお!!!!!」
ゆっくりらしからぬドスの聞いた低い声で叫ぶまりさ。
「うるさいわね。こんな夜遅くに騒いでいると捕食種に食べてくださいって
言っているようなものじゃない。」
影から1匹のありすが現れた。
「ごろずぅうう!!!!ゆっぐりぜいがぁぁぁあ!!!!
ごろずぅううう!!!ゆっぐりぜいがぁぁあああ!!!!」
瞳は白目を向き、ゆっくり製菓に対して呪詛の言葉を投げかけるまりさ。
ありすは周りで、半殺しにあっている大量のれみりゃを見た。
「へぇ~。結構やるものね。これだけのれみりゃを技なしで倒すなんて、
先生くらいなモンだと思ってたわ。」
「ごろずぅうぅう!!!ゆっぐりぜいがぁああ!!!!」
「あなた、ゆっくり製菓に恨みでもあるの・・・。
辞めなさい。復讐なんて・・・。
あそこは普通じゃないわよ・・・。
ゆ虐士がたくさんいるのよ?虐待鬼意山のソレとは比較にならないくらいの、
凄まじさよ?いくらあなたがそれなりに強いと言っても・・・。
たっぷりと可愛がられるだけよ・・・。」
「ゆっぐりぜいがぁぁああ!!!!」
「少しは人の話を聞く気があるの?」
その時、
一匹のれみりゃが、まりさに襲い掛かろうとした。
「う~あまあまはじねぇえええ!!!!」
が、次の瞬間、
ありすが、れみりゃの左目に自分のぺにぺにを入れていた。
「うるさい。」
バビュン!!!
れみりゃは爆発した。
「ゆっぐりぜいがぁぁああああ・・・・」
ポトッ
まりさはそのまま倒れこんだ。
「このまま、放っておけば・・・。
死んじゃうわよね・・・。道場まで持って返るか・・・。
鍛えたら、どこまで強くなれるのか・・・。
楽しみだしね・・・。先生も師範代も・・・。
これだけの逸材はほしいだろうし・・・。」
ありすはまりさを頭の上に乗せ、体を弾ませながら、森の奥へ運んでいった・・・・。
to be continued...