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  • anko2270 超弩級饅頭ゆっくり赤れいむ

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko2270 超弩級饅頭ゆっくり赤れいむ

最終更新:2010年12月24日 23:51

ankoss

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管理者のみ編集可
超弩級饅頭ゆっくり赤れいむ 28KB
観察 愛情 仲違い 妬み 実験 改造 育児 親子喧嘩 同族殺し 飼いゆ 姉妹 赤ゆ 現代 独自設定 うんしー 7作目です、お願いします



テレビのニュース番組の特集か何かで稀に、物珍しさか巨体な人間の赤ちゃんを取り上げる事がある。
生後1年足らずで体重が20キロ超過していたりと、はち切れんばかりの肉を詰め肌がぴんっと引っ張られた様に膨れ
こびり付いた顎や頬の贅肉を揺らして腫れ上がった笑顔を振り撒く人間の赤ん坊。
あの手の映像を見せられて、僕個人として正直な感想を述べてしまえばあの小憎たらしさでは愛が薄れてしまうと思える。
第三者がとやかく言えた話ではないと重々承知しているが当事者はどう考えているのだろうか、
腹を痛めて産んだ子ならどんな姿でも可愛いと思えるのだろうか、果たして曇りない愛がそこにあるのだろうか
幾ら考えたところで僕は結婚どころか彼女もいないので想像の範囲外に過ぎず答えなど見えてくる筈もないが、
モデルケースとして本能や本音に忠実なゆっくりで試してみたらどういう結果になるのか、
という実験を思い付き好奇心に駆られた僕は、1匹のゆっくりれいむを購入するにあたった。
現実では不謹慎と常識を疑われるだろうが、ゆっくりならば問題ない、こうして僕のささやかな検証実験が始まった。

「おはよう……おにーさん、れいむのおおきなあかちゃんね、まだねーむねーむしてるんだよ……」
「ゆびぃー、ゆびぃー」

朝、僕は寝室からパジャマ姿のままで居間に入室すると、隅の柵で区切ったスペースにゆっくりれいむの親子がいる。
まだ日が昇って僅かしか経っていないというのに親れいむは既に目を覚ましており、一際大きな我が子を見つめて俯いていた。
れいむには3匹の赤ゆっくりがいた、すーやすーやしているプチトマトサイズの赤まりさ2匹、そして親れいむを上回るバランスボール級に膨れ上がった、
最早成体ゆっくりと言ってしまってもおかしくないほどの巨体を揺らしゆぴーゆぴーと寝息を立てている超弩級赤れいむが1匹。

「そろそろ起きると思うよ、たぶん今日か明日辺りだと思う」
「ゆーん、れいむはおちびちゃんとすーりすーりしてゆっくりしたいよ……」

この赤れいむは僕が茎の生やした親れいむをゆっくりショップで購入し、自宅で最初に産み落としたゆっくりだった。
生を受けてから1時間ほどは、他の姉妹たちと同じように楽しそうに笑って長いゆん生のスタートを謳歌していたが、
1度眠りについてしまってから今の今まで起きた事がないのだ、それには訳がある。
実のところこの僕が、赤れいむが寝ている隙に注射器で直接ゆっくり用の睡眠剤を注入し
親も姉妹も寝静まった深夜にこっそりと飼いドスまりさ用の高カロリー食である『ドス専用ゆっくりフード』を食べ続けさせたのだ
気がつけば『でいぶ』の域にまで達してしまっている赤れいむ、本当はもう少し小さいサイズで実験を行いたかったのだが
面白いように膨れていく赤れいむを見て僕が悪乗りしてしまったのだ。

「ゆぴぃ……ゆ、ゆゅーん、ゆあぁーん、おきゃぁしゃん、おひゃようにゃのじぇ」

気付けば他の姉妹である通常サイズの赤まりさ2匹が大きな欠伸と共に重そうな瞼をお下げで掻いて目覚めの時を迎えた。
親れいむはまだ眠そうな2匹に軽くすーりすーりして、朝のうんうん体操を始めるよう促す。

「まりしゃのしゅーぴゃーうんうんたいみゅがはじゅまりゅひょぉお!」

捻り出される2本のうんうん、親れいむがそれをやや不快な表情を作って僕が設置したうんうん用のケージに運んでいく。
完全に眼が覚めた赤まりさはピンポン玉を道具箱から取り出して2匹で追い回して遊び始めた。

「まちぇまちぇー、まりしゃしゃまのかりぇいにゃどりびゅるしゃんをみるのじぇ!」
「ゆあぁあん、おにぇしゃん、まりしゃにもぴんぽんしゃんわちゃしちぇね!!」

必死にピンポン玉を追いかけている我が子を見つめ嬉しそうに微笑んでいる親れいむ。
この慈愛溢れる親れいむのリボンには金バッチが掲げられている。
主人の僕に対して礼儀正しく子供の粗相に文句も言わず片付ける親れいむは、その知性ある姿と似つかわしくない経歴がある。
僕が飼う以前にゆっくりショップの店員の眼を盗んで隣のケージのゆっくりまりさとすーりすーりしてしまい
茎から赤ゆっくりを生やすという、金バッチを持つゆっくりには致命的なミスを犯してしまった。
ゆっくりショップの店長は信用を大事にする人で、茎を切り取って再び展示用ケージに戻せばいいものを
商品として不適合と判断し、この親れいむを欠陥品と決め付け在庫処分しようと考えた。
金バッチゆっくりにも関わらず値段が銀バッチ級と大して変わらないリーズナブルな部分に引かれた僕が
茎付きの親れいむを買い取ったのはそういった理由があった。

「おちびちゃんたち、けがをしないようにゆっくりあそぶのよー」
「「わきゃっちゃよ!」」

子供を作ってしまったとは言え金バッチゆっくりである親れいむはとても母性が強く愛情も色濃い。
小憎たらしいぶくぶくに太った赤ゆっくりを見てどう思うのか、という実験には
親れいむの愛の感情がどう変化していくか経過を見守る事に意味がある。
弩級赤れいむの睡眠剤は昨日の時点で注入をストップしたのでそろそろ目覚める事だろう。
その時、この親れいむはどう我が子に接するのか非常に楽しみである。

「ゆびぃー、ゆびぴぃー、ゆびっ?」

色々と思考を巡らせていると、ついに赤れいむが久方振りの目覚めの時を迎えた。
鼻を潰したような鈍い寝息が短と切れて、ゆっくりと瞼を開く赤れいむ。
その様子に気付いた親れいむは慌てて跳ねると眼を輝かせ赤れいむに近付いた。

「れいむのおおきなおちびちゃん、やっとめざめたのね!とってもゆっくりしてるよ!」
「ふゆあぁああん、れいみゅめがしゃめちゃよ!おきゃーしゃん?おきゃーしゃん、にゃんしゃかちいしゃくにゃっちぇるね!」

やっと起き上がった赤れいむは恰好だけは既に一人前のゆっくりに見えるが、その口調は呂律が回っていない赤ゆっくりの特徴そのものだった。
野良やゆっくりショップで見掛ける成体ゆっくりと何一つ変わらないのに、赤ゆ言葉のままというのには非常に違和感がある。
赤れいむは自分より一回り小さな親れいむを見て小さくなったと表現し、ウトウトしたまま不思議そうに小首を傾げた。

「れいむがちいさくなったんじゃないよ!おちびちゃんがおおきくなってるんだよ!!」
「ゆゆー?れいみゅがおおききゅなっちぇるにょ?よきゅわきゃりゃにゃいよ……」

頭に疑問符を浮かべている赤れいむの一方で嬉しそうに喜んでいる親れいむ、まだこの時点で表情や態度に変化はない、
むしろずっと眠っていた事をおかしく思っても身体の変化には突っ込みを入れていなかった点をあげれば
ゆっくりは外見に拘らない生き物なのかもしれないと僕は思った。

「ゆふーっ、れいみゅずっとしゅーやしゅーやしちぇちぇおきゃらだしゃんがおみょいよ、いもうちょちゃちちょあしょぶよ!」

鈍った身体を動かそうと起き上がりゆっくりと近くでピンポン玉と戯れている妹たちに這いよろうとした時、赤れいむの全身に電流が如く衝撃が走った。

「ゆ”ゆ”ぅうぅうう!!!」
「お、おちびちゃん!?ど、どうしたの!?」

唇を噛み締めて悶絶の表情を浮かべて苦しそうにする赤れいむの異変に気付いて、親れいむは心配そうに周りを跳ねている。
強制的に成長させた為、何か身体に異常が発生してしまったのではないかと僕も息を呑んで見守っていると、

「れいみょのぽんぽんしゃんひゃばきゅひゃしゅししゃうよ!!うんうんしゃんがでりゅひょ!!」

どうやら腹に溜まりに溜まった古い餡子がうんうんとして放出されようとしているらしい。
寝ていた間にあれだけ食べさせたというのに、起きるまで便意に気付かないとは何と都合のいいナマモノだろうか。
赤れいむは下腹部のあにゃるを真横に向ける為に跳ねると、地面を軽く揺らす程の衝撃を発生させ隣の親れいむが転がった。

「れいみゅのしゅーぴゃーうんうんたいみゅがはじゅまりゅひょぉおおぉおお!!!!」

そして怒涛の如く巨大なうんうんさんが放出される、と思いきや赤れいむのあにゃるはぷるぷると震えるだけでピクリとも開かない。
下腹部に溜まったうんうんの量が多すぎて固まってしまったのだろうか、赤れいむはそれに気付くと腹の痛みから大声で喚き始めた。

「じょぉおおおじじぇれいみゅのあにゃるじゃんひじゃいじぇぐじぇにゃいのぉおおおおお!!??」

顔を真っ赤にしてふんばるも反応はなく、湯気が出るほど唸っても赤れいむのうんうんは一向に顔を出さない。
転がされた親れいむがむくりと立ち上がって、赤れいむの前に立つと焦った様な顔をして訴えた。

「れいむのおちびちゃん、うんうんたいそうをやるんだよ!れいむがおてほんをみせるからいっしょにやろうね!!」

そう言って親れいむは横になると、身体をごろごろと左右に振ってあにゃるを刺激する。
赤れいむもそれにならって身体を揺らそうとするが余分な脂肪が邪魔をして上手く動く事が出来ず、
思い通りにならない事がストレスとなり、沸点を超えた赤れいむはついには泣き出してしまった。

「ゆやぁあああん、どぉおおじゅでれいみゅのうんうんじゃんでじぇごじゃいじょぉおお!?」
「おちびちゃん、こんきよくいっしょにやろうね!あきらめたらゆっくりできないよ!!」

再び親れいむがあにゃるを赤れいむに向けて見本を見せようとするも、ゆんゆんと泣き喚いて駄々を捏ね始めた赤れいむの視界には入らない。
困り果てて親れいむがどうしたらいいのかと小難しそうに考え込んでいると、赤れいむがヒステリックに甲高い声を発しながら親に命令した。

「おきゃーしゃんがれいみゅのあにゃるしゃんをひりゃいちぇよぉおお!!ぺーりょぺーりょしちぇよぉおお!!おひゃなりゃとうじぇんのごじょでしょぉおお!?」

親れいむがそれを聞いて僅かに眉間の皺を寄せたのを、事の顛末を見届けている僕は見逃さなかった。
尻の穴を舐めて刺激を促せという要望に親れいむが見せた一瞬の硬直。
本来親ゆっくりが、我が子のうんうんを促すのに舌を使ってあにゃるに衝撃を与える方法は確かに存在する。
存在はするが、それはまだ産まれ立ての赤ゆっくりの小さな小さなあにゃるを舐める場合のみだ。
弩級赤れいむの様に親の舌の三分の一を占める程のあにゃるを舐めろというのは、無駄にプライドの高いゆっくりには辛いものがあるだろう。
ここでれいむは大きすぎるあにゃるを前に試される、舐めるか否か、愛情か自尊心か。

「れ、れいむはおかーさんだから、おちびちゃんのあにゃるをぺーろぺーろするよ!」

どうやら親れいむは自尊心を金繰り捨て、我が子への愛情を取ったようだ。
やや腰の引けた姿で舌を伸ばして赤れいむのあにゃるを舐め始める。

「べーろ……べーろ……」
「ゆほぉおおおっ!きちぇるよ!!れいみゅのうんうんしゃんがきちぇるよぉお!!」

赤れいむの上向きな姿勢では見て取れないが、親れいむの苦虫を噛む様な顔は傍から見ても随分と我慢をしているのが良く分かる。
華麗な舌使いであにゃるに執拗な刺激を受けた赤れいむのうんうんがついに捻り出される。
一度だけびくんと全身を武者震いのように波打たせると、防波堤が決壊し怒涛の如く水飛沫が、巨大なうんうんが一つしかない出口に向かって押し寄せる。

「しゅっきりぃいい!!!」

じゅぼぼぼぼぼっ、と不快な音と共にあにゃるを舐めていた親れいむは真正面から赤れいむのうんうんを喰らう。
全身をべっとりとうんうんで塗りたくって、親れいむは衝撃からボールの様に転がって柵に背中を打ち付けられようやく止まった。
よろよろと立ち上がると、赤れいむが捻り出したうんうんが辺り一面に広がっている。
赤れいむはドヤ顔で誇らしげに自身が製造したうんうんを見ていたが、その強烈な匂いに耐えられなくなり再び愚図り始めた。

「ゆえぇえええん、くちゃいひょおぉお!!うんうんしゃんくちゃいきゃらゆっきゅりしにゃいじぇちょおきゅにいっちぇねぇえええ!!」
「……ゆゆーん……おちびちゃん、ちょっとまってね……おかーさんがたかづけるよ……」

ぎゃあぎゃあと騒ぎ立てる赤れいむを見兼ねて親れいむはうんうんの片づけを取り掛かり始めた。
しかしその眼はどこか虚ろだ、それもそのはずこのうんうんが半端な量ではないからであり、
赤まりさのうんうんならばケージまでせいぜい2往復くらいで片付けられるが、
成体ゆっくりがするよりも遥かに大きなこのうんうんを始末するのに、少なく見積もっても20往復は降らないだろう。
げんなりとした様子で親れいむは作業を続けるも、先ほどから赤れいむに振り回され疲労の色が隠しきれない親れいむの動きは鈍くなっていた。

「おきゃーしゃん、ゆっきゅりししゅぎひゃよ!!きゃわぃぃれいみゅのおはにゃしゃんがもげしゃうよ!!ゆっきゅりしにゃいじぇかちゃじゅけりゅんひゃひょ!!」
「ご、ごめんねおちびちゃん、おかーさんちょっとつかれてるんだよ!ゆっくりりかいしたらがまんしてね!!」
「ぐじゅぐじゅしにゃいしぇね!!れいみゅはゆっきゅりしちゃいんひゃよ!!」

ここで赤ゆっくり特有の傲慢さが溢れ出る、親れいむを酷使して文句を言っている姿は一見するとゲスのそれと似ているが、
決して赤れいむが特別ゲスな訳ではない、赤ゆっくりは愚図り泣いて騒いで怒ったりするのは鬱積に対する我慢の限界値がとてつもなく低い為で、
非ゆっくり症から身を守るための防衛手段としてそのような愚行が表に出てしまっているに過ぎない。
しかし、見て分かる通り重量たっぷりの弩級赤れいむが起こす癇癪は、
周囲に与える不快感を2倍にも3倍にも膨れ上がらせている。
この分ならかなり早い段階で親れいむの負の部分が垣間見える事になるだろう。

「おにぇえしゃん!めがしゃめちゃのじぇ?」

端の方でピンポン玉と戯れていた赤まりさが、遊び疲れてこちらに戻ってくると姉の赤れいむが起きている事に気付いて、嬉しそうに近寄ってきた。
姉妹は久方振りの再会を喜び合う様にすーりすーりと頬を寄せ合うと、一番末の赤まりさが突然と泣き出した。

「ゆぁあああぁん!!おにぇえしゃん、ちゅよきゅしゅーりしゅーりししゅぎだひょぉおお!!まりしゃのちゅべちゅべのおひゃだしゃんがざーらざーらしちぇいちゃいよぉおお!!!」
「ゆゆっ、れいみゅはちゃじゃしゅーりしゅーりしちゃだけだひょ?」
「おにぇえしゃん!まりしゃのいみょうちょをいじゅめにゃいじぇね!!まりしゃおきょっしゃうのじぇ!!!」

よく見ればすーりすーりされた赤まりさの頬が赤く腫れている、弩級赤れいむの肌は成体のやや硬くなった小麦粉の肌と同格であるため、
手加減を知らない赤れいむのすーりすーりが、軟いもち肌の赤まりさを知らず内に傷付けてしまったようだ。
痛みに涙し、姉の赤まりさに縋り付く妹の赤まりさ、赤れいむは自分が理由も分からず悪者に仕立て上げられているのに
過敏な程に不愉快さを感じギリギリと歯軋りを立てて睨み付ける。

「ふじゃけないじぇね!!れいみゅもおっきょっちゃうひょ!!」

言いつつも行動に移し、赤まりさに体当たりをする赤れいむ。
威嚇程度に軽く突いたつもりが2匹の妹たちは派手に吹っ飛ばされて遠くに顔面から着地した。

「「ゆ”っぅう”う”あああぁあああぁん!!!!」」
「れいみゅはまちがっちぇにゃいよ!!わりゅいにょはいもうちょたちじゃひょ!ゆっきゅりはんしぇいしちぇね!!」

全身を枝で軽く突き刺した様な痛みにゆんゆんと泣き叫ぶ姉妹たち、その無様な姿を他所にえっへんと胸を張って
自分の正当性を主張した赤れいむは偉そうに踏ん反り返っている。
一部始終を遠くから見ていた親れいむが泣き続ける我が子を見て素っ飛んできた。

「おちびちゃん!!いまぺーろぺーろしてあげるからね!!ゆっくりなおってね!!!」
「ゆぅええええんっ、おにぇえしゃんが、まりしゃちゃちをいじゅめちゃよぉおお!!せいっしゃいしちぇよぉおお!!!」
「ゆゆっ!にゃんちぇこちょゆうの!?れいみゅはわりゅくにゃいんだよ!!いもうちょちゃちはばきゃでぐじゅだにぇ!!」
「うるさいよっ!!だまってね!!」

あれだけ優しそうな顔をしていた親れいむが一度だけ赤れいむに冷淡な眼差しを送ると、全身を痛みで悶えている赤まりさたちの看病を続ける。
産まれて始めて強い叱責を受けて、赤れいむはわなわなと小刻みに巨体な身体を震わせ2度、3度と大きくジャンプした。
どすんっどすんっ、と部屋の片隅が揺れる、肉付いた赤れいむの身体がうどんの生地の様に地面を叩き、その存在をアピールするが如く跳ね回った。

「ゆりゅしゃにゃいよ!!れいみゅじゃけをわりゅもにょにしゅるいみょうちょもおきゃあしゃんみょ、みんなげしゅじゃよ!!」

怒りに身を任せて暴れまわる赤れいむ、玩具の入った道具箱を散乱させ、うんうん用のケージを蹴っ飛ばす、
それでも飽き足らない赤れいむは家族のベットやお食事用のお皿を壊して狂ったように咆哮する。
その姿を見せ付けられて親れいむは表情を青ざめさせた、もしこの歩く凶器が今一度赤まりさたちに向けられたら、
打ち所が悪ければ永遠にゆっくりしてしまうのは間違いないだろう、身の危険、引いては娘たちの命の危機と察知した親れいむは宥める為に赤れいむの前に立った。

「お、おちびちゃん!おかーさんがわるかったよ!!あやまるからゆっくりしてね!!」
「ゆうぅうう!!ほんちょうにわりゅいちょおみょっちぇるにゃら、どげじゃしゅるんじゃよ!!いましゅぐじゃよ!!」

赤れいむは実の母親に土下座をしろと言いつける、親れいむはきゅっと唇を噛み締めると振り返り
痛みで動けなくなっている赤まりさを見つめ、意を決したように頭を垂れ娘の前で惨めな姿を晒した。

「ゆうっ……ごめんなさい、れいむがあやばるがら、おじびじゃんはもうおごらないでね!!」
「ゆゆ……わきゃれびゃいいよ!れいみゅはやしゃしいきゃりゃゆりゅしちぇあげりゅよ!!みょうれいみゅをおきょりゃしぇないじぇね!!」

胸を張って親を見下す赤れいむ、視線を戻した親れいむの瞳が僅かに濁った様な気がした。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


それかられいむ一家の関係に皹が入ったのは観測者である僕の眼から見ても明らかだった。
親れいむは赤まりさ2匹にばかり愛情を注ぎ、赤れいむはまるで存在を無視されたように構って貰う事がなくなった。
すーりすーりの時間になっても、長い間頬を寄せ合うのは赤まりさ2匹であり、赤れいむは愛想程度に頬を借りるしかなかった。
しかし親れいむは金バッチであるからして賢く、赤れいむの鬱憤が溜まり怒り狂いそうになる直前で親らしく僅かな愛情を見せ
問題を起こさないように誘導すようになっていった、まるでそれは単調な作業を思わせる程だ。
結論を出してしまえば親れいむは弩級赤れいむを愛せなくなっていた。
確たる証拠はないが、そのぎこちなく刺々しい雰囲気から見てまず間違いないだろう。
僕は最終試験として親れいむがこの赤れいむを完全に見捨てられるか否かを判断するため、ある小細工を仕掛ける事にした。

「ただいまー」
「おにーさん、おかえりなさいっ!おしごとおつかれさまっ!ゆっくりしてね!!」
「おちゅきゃれしゃまなのじぇ!!まりしゃちゃちとゆっきゅりしゅるのじぇ!!」

親の教育が行き届いているのか、赤まりさ2匹は僕を見下す事も奴隷扱いする事もなく飼いゆっくりとして成長しているようだ。
対して隅の方で不機嫌に眼を細めている弩級赤れいむ、こちらは僕の事をどうも奴隷と見ている節がある。
まぁ親が育児放棄してしまっているので無理もない、別段期待をしている訳でもないので僕は無視を決め込んでいる。

「今日はチビたちにお土産買ってきたぞ」
「おみゅやげしゃん!?まりしゃいいきょにしちぇるかりゃおみゅやげしゃんほしゅいのじぇ!!」

紙袋を鞄から取り出すと、眼をキラキラと輝かせ柵に寄ってくる赤まりさ姉妹、好奇心の塊である赤ゆっくりは何が飛び出してくるのか期待に胸をときめかせている。

「ゆゆっ!!ぐぞどりぇいっ!!れいみゅしゃまがおみゅあげしゃんをいちゃじゃいでやりゅよ!!ゆっきゅりしにゃいでわちゃしゅんしゃよ!!」

同様に興味を惹かれた弩級赤れいむがぐいぐいと赤まりさ姉妹を押し退けて僕の前に飛び出しぬけぬけとこちらに渡せと訴えてきた。
僕は赤れいむを持ち上げると軽々しく投げ捨て部屋の隅に放り投げ、
隙を見計らって赤まりさ姉妹にそれぞれ茄子型ゆっくりを模した起き上がり小法師を手渡したした。

「ゆわぁああい!おにぃいしゃんありゅがちょう!!」

茄子型ゆっくりの起き上がり小法師を突っつき、跳ね返ってくる様を見て興味の尽きない赤まりさたちは嬉しそうに笑っている。

「しゅごいよぉお!こにょおにんひょうしゃん、ゆっきゅりおきゅあぎゃっちぇきゅるよ!!」
「ゆゆーん、れいむのおちびちゃんたち、とってもよろこんでるよ!おにーさん、れいむもうれしいよ!!」

赤まりさたちは起き上がり小法師を大変気に入った様で、飽きずに何度も体当たりしている。
こんな単純な構造の物でも些細な変化にその興味の全てをぶつける赤ゆっくりにとって、至高の娯楽品として十分な役割を果たしていた。
楽しそうに夢中になっている赤まりさたちから視線をずらして顔を真っ赤にした赤れいむが、ふーふーと唸っているのを確認し
僕は経過を見守る為にゆっくりと奥へ下がった。

「いみょうちょびゃっきゃりじゅりゅいよ!!しょのおにんひょうしゃんはれいみゅのみょのだひょ!!」

ゆっくりは欲に忠実だ、ましてや我慢を知らない赤ゆっくりならば己の中に潜む煩悩に抗う術はないだろう。
赤れいむは目の色を変えて赤まりさたちの前に出る、2匹は迫り来る姉の思惑を見透かして起き上がり小法師を背に隠すと
教えられたばかりの威嚇方法、ぷくーっと身体を膨らませてその小さな身体を拡張した。

「こりぇはまりしゃのみょにょひゃひょ!!おにぇえしゃんはゆっきゅりしにゃいじぇあっちぇにいきゅんだじぇ!!」
「うりゅしゃいよ!!!きょのおにゅんきょうしゃんはれいみゅがちゅかってあぎぇりゅから、わちゃしゅんだよ!!」

どすんどすんっとその場ね跳ねて地団駄を踏む赤れいむ、強い衝撃が地面を揺らし赤まりさが成す術も無く転がった。
このままではまずいと仲裁に入ったのは親れいむだった。

「お、おちびちゃん!!おにんぎょうさんはふたつしかないから、みんなでかわりばんこしてあそぶんだよ!!」
「いやしゃぁあよぉおお!!こにょおにょんひょうしゃんはまりしゃのひゃひょぉおお!!おにぇえしゃんにぇはわちゃしゃひゃひよぉおお!!!」

無知な赤まりさはこの状況がどれだけ危険なのか理解していない、怒った赤れいむの伸し掛かりなり体当たりなりを喰らえば
脆い赤まりさの肌では衝撃を吸収できずたったの一撃で永遠にゆっくりしてしまうだろう。
それでも強い物欲から起き上がり小法師を離そうとしない赤まりさに、親れいむは顔面を青くして今すぐ人形を渡すように言い聞かせた。

「おちびちゃんっ!!いいこだからそのおにんぎょうさんをおねえちゃんにわたしてね!!」
「いひゃじゃぁあ!!いひゃじゃぁああ!!まりしゃのみょのをとりょうちょしゅるおにぇえしゃんはげしゅじゃよ!!げしゅはゆっきゅりしにゃいでちんじぇね!!!」

ゆんゆんと泣き喚いて姉をゲスだと罵った赤まりさ、その一言が赤れいむの堪忍袋の緒を見事に断ち切った。

「ゆひょぉおおお!!ふじゃきぇないじぇねぇええええ!!いみょうちょのびゅんじゃいじぇ、
れいみゅをげしゅあじゅぎゃいぢゅるなんじぇ!!じぇっだいにゆるじゃないひょおおお!!!」

赤れいむは物凄い勢いでその巨体を利用して体当たりを嗾けると、赤まりさは避ける事も出来ずに壁と姉に挟まれてぺしゃんこに潰れてしまった。
伸び切った小さな饅頭に変わり果て、潰れた口から餡子をびゅるびゅると吐き出しながら赤まりさは絶命した。

「ゆがぁあああああっ!!!れいむのおちびじゃあぁあああん!!!」
「ゆっしゅっしゅっ、いいきゅみぃじゃひょ!!きょのおにゅんひょうしゃんは、れいみゅがちゅかっちぇあぎぇりゅよ!!」

ころんころんと左右に振れる起き上がり小法師を赤れいむは乱暴に揉み上げで掴むと、それを嬉しそうに掲げた。
背後では潰れた赤まりさに寄り添いポロポロと涙を流して無駄なぺーろぺーろをしている親れいむがいる。

「ゆっきゅりじぇきにゃい、おにぇえしゃんはちねっ!!ちねっ!!!」

ぺちんっと背中に軽い衝撃を受けて赤れいむが振り返ると、残された赤まりさが殺意の眼差しを向けて体当たりをしている。
赤れいむの落ち着いた感情が再び煮え滾る、こいつもれいむを悪者にしたがるゆっくりさせない奴だ、と認識を改め、
ぴきぴきと眉間に皺を寄せて、赤れいむが振り返り様に片方の揉み上げで末っ子の赤まりさを弾くと、
剛毛で逆立った揉み上げを何度も何度も赤まりさの柔らかい肌に突き刺した。

「いじゃぃいいっ!!やびぇ、やびぇちぇぇええ!!ゆびぃいいっ!!ゆびぃいいっ!!!」
「れいみゅしゃまにしゃかりゃうおりょきゃないみょうちょみょちんじぇね!!ゆっきゅりちんじぇいっちぇね!!」

何百もの硬い髪の先端が赤まりさを執拗に刺す、目を刺し、口を刺し、頬を刺し、まるで水の入った風船に小さな穴を開けるように中の餡子が勢い良く漏れ出した。
それは死に至るまで幾度と無く繰り返され、気付けば赤まりさは中の物を出し切り物言わぬ骸と化していた。

「ゆひゅー、やっちょゆっきゅりじぇきりゅねっ!!」

邪魔者が完全にいなくなったことで、2つの起き上がり小法師を自分の物にした赤れいむは満足そうに無邪気な笑みを作った。
揉み上げで軽く突いて、起き上がってくる人形を見て赤れいむは妹を殺した事など既に忘れて最高にゆっくりした時間を満喫する。
しかし、それを新たに邪魔をするゆっくりが現われた、親れいむだ。

「…………」

2つの骸から帽子だけを抜き取り左右の揉み上げで掴み無言のまま赤れいむの前で立ち尽くす親れいむ、目から頬に掛けて砂糖水の涙が一字をなぞっている。
親れいむはわなわなと全身を怒りで震え上がらせているが、我が子の前で胸の内に秘めた感情を爆発させず、ただただ黙って睨み付けていた。

「ゆゆっ!?おきゃーしゃん、じょうしちゃにょ?おきゃーしゃんもおにゅんひょうしゃんであしょびちゃひの?」
「…………」
「じょうしちゃの?じょきょかいちゃいの?れいみゅがしゅーりしゅーりしちぇあぎぇりゅよ!!」
「…………」
「なんじぇじゃみゃっちぇりゅの!?れいみゅおっきょっちゃうひょ!!」
「…………」
「どぉおおじちぇにゃにみょいひゃにゃいのぉおおおお!!!ひゅじゃけにゃいじぇねぇえええ!!!れいみゅおっきょっちゃよぉおおお!!!!」

新たなストレスの発生源となった親れいむを、先ほど赤まりさを圧死させた様に押し潰してやろうと膨れ上がる。
助走を付けて迫ってくる我が子を視界に捉え、いよいよとなった時、親れいむは目を固く瞑って覚悟した。
だが幾ら待っても痛みが襲ってこない、恐る恐る親れいむは目を開けると、大きな腕に揉み上げを掴まれ宙に吊られた赤れいむがぶるぶると尻を振っている姿がそこにあった。

「はいストップッ、あーぁ、赤まりさ2匹潰しちまったか……」

様子を伺っていた僕は寸前の所で赤れいむを持ち上げて、凶行を止めさせた。
突然身体を引っ張られ、左右に振って逃げようとする赤れいむは自身の重みで揉み上げの根元が割れそうになっている。

「いじゃいぃいいっ!!れいみゅのびゅーでぃひゅりゅにゃぴきょぴきょしゃんぎゃ、みょぎぇじゃうぅうう!!」
「お、おにーさん……」

命が助かった事を理解した親れいむは再びポロポロと涙を流して俯いた。

「れいむ、お前死ぬ気だったのか?」
「ゆぐっ……ゆぐっううっ……ぞうだよぉっ……れいぶはおちびじゃんっをまぼれながっだんだよぉ……
れいぶがおおぎなおぢびじゃんにごろざれれば、おがーざんのだいぜづさがりがいざれるどおもっだんだよぉ……」

どうやら自責の念に駆られて自害を選ぼうとしていたらしい、なかなか頭の回るゆっくりだと思っていたが、
自らの死を持って親の存在を知らしめようとは、ゆっくりらしからぬ達観した境地にある思考だ。
その思惑は僅かに残った愛情なのかそれとも復讐心なのか計り知れないが。

「ぐしょじじぃ!!ゆっきゅりしにゃいじぇれいみゅをひゃにゃしゅんじゃひょ!!!」

じたばたと宙でもがき無様な姿を晒す赤れいむを無視して僕は話を続ける。

「ゆっくり殺しはゆっくりできんな、どうする?こいつ殺しちゃっていいか?」

伏せていた顔を上げて、親れいむは僕を見る。困惑とも狼狽とも取れる表情をしている。
一方の赤れいむは赤まりさを黙らせた自信からか殺せるもんなら殺してみろ、と僕を嘲笑して挑発している。

「お、おにーさん……れ、れいむのおおきなおぢびじゃん、ご、ごろしちゃうの?」
「言い方は悪いが僕の所有物だった赤まりさたちが殺されたんだ。それ相当の罰は受けるべきだろう、それとも情けを掛けたいか?」

僕の問い掛けに、口を紡いで黙り込んだ親れいむ。どう返事をするのか興味を抱きつつ待っていると、親れいむは重たい口を開いて僕に懇願した。

「おにーざんっ……おおぎなおちびちゃんをごろざないであげてねっ!!ゆるじであげでねっ!!」

それは意外にも、想像していたのと別の、救済を、許しを請うものだった。

「いいのか?赤まりさが殺されたんだぞ、それにお前はこいつのこと好きじゃなかっただろ?」
「ゆうっ……そうだよ!れいむはおおきなおちびちゃんはすきじゃなかったよ!!
でもれいむはおかーさんなんだよっ!!おがーざんはっ……おがーざんはっ、ぞんなごといっじゃだめなんだよぉっ!!」

親れいむに出した結論は『愛情』だった、大切にしていた赤まりさ姉妹を殺されても尚、れいむは親としての勤めを果たそうとしている。
どんなに嫌っていても根底となる部分は覆せないのか、それともこの親れいむがたまたまそうであっただけだろうか、
ともかく暇潰して始めた検証実験も一様の結末を見届ける事ができたので、僕は後処理を始める事にした。

「わかった、れいむがそこまで言うなら命までは取らん、だがここで飼うのは無理だ。わかるな?」
「ゆぐっ……ゆっぐりりがいしたよっ……」
「適当な公園かどっかで捨ててくるからな、譲歩できるのはそこまでだ」
「……わがっだよっ、れいむのおおきなおちびちゃんっ!!せめてのらゆっくりになって、ゆっくりするんだよっ!」

親れいむの言葉を聞いて僕は頷くと、部屋を後にして玄関――ではなく、2階の一室に弩級赤れいむを連れ込んだ。
天井にJフックを使って吊るすと、部屋に転がっていたバットを取って構える。

「くちょじじぃ!!れいみゅはおしょとじぇゆっきゅりきゅりゃしゅんじゃひょ!!こじょみょをゆっきゅりしゃしぇないくじゅおひゃちょはいっしょにいひゃれないひょ!!」

野良の世界がどんな過酷な場所かを知らない赤れいむは親れいむと僕に見切りをつけて、外界でゆっくりする気でいるらしい。
連れて来られた場所が違うと散々文句を言い放つ赤れいむ、僕は試し切りをするようにバットを2、3回振りながらその問いに答える。

「お前みたいなのが野生化したらまずいだろ、俺が作っちゃったゆっくりなんだし、れいむにはああ言ったが殺して処分が妥当なんだよ」
「れいみゅをこりょしゅ?みゅりにきまっしぇるじぇしょぉおお!!ゆぷぷーっ、
れいみゅはぐじゅないみょうしょをまっしゃちゅじぇきりゅくりゃいちゅひょいゆっきゅりなんじゃよぉお!!」

たっぷりとついた贅肉を盛大に揺らして赤れいむが笑い飛ばした、砂糖水の涎が僕の頬に掛かる。

「その傲慢な性格も態度も元はと言えば俺の所為なとこあるしな、一発で永遠にゆっくりさせてやるからゆっくりして逝ってね」

一呼吸置いてバッターボックスに入った僕は、大きく振りかぶって赤れいむのケツをぶっ叩いた。
ガツンッと強打する轟音が鳴り響いて、赤れいむは一瞬で息絶え――はしなかった。

「ゆびょおぉおおおっ!!!!いじゃぁあいぃぃいい!!!!!!!!」
「あ、あれー……なんで死んでないの?」

間違いなく渾身の一振りだった、痛みも感じさせず中枢餡をぶち抜いて潰したつもりなのに、
赤れいむは吊るされた紐を振り子みたく左右に揺らし、痛みに悶絶しているだけだ。
よく見ても小麦粉の肌が僅かに赤みを帯びているだけで、酷い外傷は全く見当たらない。
何かの間違いだともう一発、ぶちかますも結果は同じで赤れいむの不愉快な悲鳴が更に高まった。

「ゆびゅぃいいい!!!どぉおおじゅでぎょんなぎょどじゅるのおおおぉおおお!!!!」
「ど、どういうことなの……」

僕は吊り上げた赤れいむを一度降ろして、その身体を入念に調べてみる。
そこで分かった事がある、赤れいむの皮がとてつもなく厚いのだ、ゆっくりめーりん顔負けの分厚さだ。
どうしてこんな身体の構造になってしまったのか思い当たる節を考えてみれば、
最初に寝ている隙に与えた『ドスまりさ用ゆっくりフード』が真っ先に思いついた。
念のため確認を取ろうと赤れいむをその場で踏み付けてみる、ぎゅうぎゅうと押し付けても中身の無いゴムボールの様に皮が弛むだけだ。

「じゅひぃいいいい!!ふみゃないじぇぇえええ!!!!れいみゅにょぽんぽんしゃんがいちゃがっちぇるでしょぉおおお!!!」

暫く赤れいむで遊び、弄り回して判明した事実は、痛みに関して繊細な赤ゆっくりの精神を持ちつつ、身体はゆっくりめーりん並みの強靭さを持つという事だった。
火で炙ったり、水攻めにしたり、針を突き通したり、ナイフで抉ったり、電気を流してみたり、糸鋸で削ってみたり、
ありとあらゆる虐待を行ってみたが、オレンジジュースさえ掛けてしまえばあっという間に赤れいむの身体は回復した。
不思議な事にどんなに虐待を行っても自ら餡子を吐き出して絶命する事がなかった。

「みょうやみぇちぇ……だじゅげじぇっ……みょっちょゆっきゅりしゃしぇちぇ……」

電動の鋸で真っ二つに裂かれるまで弩級赤れいむはずっと泣き喚き続けた――。


この後、超弩級赤れいむを参考にして虐待用にかつてない画期的なゆっくりが誕生する。
赤ゆっくりの精神を持つ成体サイズのゆっくり、超弩級赤ゆシリーズと名づけられたそれは口コミで広がり
直ぐ死んでしまう赤ゆっくりに惨たらしい長期に渡る凄惨な虐待が出来ると評判になり
全国の虐待鬼意山に長く愛されるヒット商品としてその名を轟かせたのだった。
とある雑誌のインタビューで、開発者である若い男はこう語った。

「一重に愛がなければ誕生しなかったでしょう」と――。



END


あとがき
 
 赤ゆ言葉が読み辛かったと思います、自分でもそう感じてしまいました
 ここまでお付き合い頂き感謝です、お疲れ様でした。


 今まで書いたもの:
 
 anko2242 ゆっくりのお家を蹂躙してみよう
 anko2218,anko2219 ゆっくり爆発していってね 前編・後編
 anko2166 ゆっくり虐殺お兄さんの休日
 anko2155 いつか見た赤染め姉妹たちの憧憬
 anko2125 ゆっくりおうちせんげんの末路
 anko2103 ゆっくり熟年離婚
 
 書いた人:おおかみねこあき

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