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  • anko2441 ありすはありす

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko2441 ありすはありす

最終更新:2010年12月11日 06:09

ankoss

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管理者のみ編集可
『ありすはありす』 35KB
考証 思いやり 仲違い 嫉妬 飾り 実験 改造 日常模様 育児 妊娠 追放 家族崩壊 親子喧嘩 飼いゆ 姉妹 赤ゆ 子ゆ 現代 ぺにまむ よろしくお願いします

はじめに
独自設定に基づいて話が進みます
虐低および制裁表現は含まれておりません
通常種のみ登場します
以上の点に注意して読まれるようお願いします

1
「ゆぅぅぅぅ! まりさとありすのおちびちゃんたちがもうすぐうまれるよ!」
「まりさ、ちょっとおちついてね。 おとうさんがそわそわしてたらおちびちゃんがふあんになっちゃうわ」
「ゆっくりごめんなさい・・・ でも、いてもたってもいられないんだよぉ」
「あらあら、まりさちゃんはお父さんになるんだからもう少し落ち着きがほしいわね」
「おねーさん!? ゆぅ・・・ゆっくりりかいしたよ」

とあるお家で、今まさに一匹のありすがしゅっさん!の時を迎えようとしていた
お腹がぽっこりと大きくなったありすは、ふかふかのクッションに横になりその時を待っている
番であるまりさは、ありすに指摘されたとおりそわそわと落ち着かない
しかし、まりさの頭についているバッチの色は金色
飼い主との約束で金バッチを取得したらおちびちゃんを作ってもいいという条件で試験に臨み、見事合格したのだ

「ねええええええ! まだなのー? 早く生まれないのー?」
「黙ってなさい! あんたが五月蠅くしてたら生まれるもんもうまれないでしょ!」
「おい、お前が大声出してどーする」

番の周りには飼い主である人間さんの家族が同じように出産の時を待っていた
中年夫婦に小学生高学年の男の子という典型的な核家族
兄弟がいない息子の為に、夫婦はゆっくりを飼うことを決めたのだ
マンションに住んでいたため犬や猫は禁止されていたが、ゆっくりは銀バッチ以上の評価に限り限定的に許可されていた
夫婦は大金をはたいて銀バッチの番セットを購入
息子は新しい家族を大いに気に入り、ゆっくりたちも礼儀正しく言われたことをきちんと守っていた

「ゆうううううううう! う、うばれるうううううううううう!
 ばでぃざああああああああああああああああああああああ!」
「ゆっくりがってんしょうちのすけなのぜえええええええええええ!」

ありすが力むと、親指の爪ほどに開いていた産道がめりめりと広がってゆく
中からはカチューシャをつけた金髪のゆっくりが押し出されてくる
一匹目はありす種のおちびちゃんだった

「あでぃずうううううううう! あでぃずによぐにだおじびじゃんだよおおおおおおおお!」
「ゆんやああああああああああああああああああ!」

ありすが咆哮をあげると、産道から勢いよく赤ありすが飛び出した
それを脱いでおいたお帽子でまりさがキャッチする
ぽふんと小さな音を立ててお帽子に突入する赤ありす
まりさは生まれたばかりの我が子を舌で丁寧にぺーろぺろして身体についていた粘膜をはがしてゆく

「もういっびぎうばれるわあああああああああああああ!」
「ゆううううん!? またなのおおお!?」

息つく暇もなく次のおちびちゃんがありすの中から放出されようとしていた
今度は黒いお帽子のまりさ種のおちびちゃんだ

「こんどはまでぃざにぞっぐりのおちびちゃんだよおおおお!」
「までぃざああああああ! おねがいいいいいいいいいい!」

まりさは勢いよく飛び出したおちびちゃんを落ち着いてお帽子でキャッチする
同じように舌で粘膜をはがし、先に生まれた赤ありすの隣に並べた
二匹のおちびちゃんは目を閉じたまま静かに眠っている
胎生型出産の場合生まれた後、初めての挨拶をして目を覚ますのだ

「ありす、だいじょうぶ?」
「だいじょうぶよ・・・ まりさ、あいさつのじゅんびはいい?」
「ばっちりだよ! じゃあ、いくよ?」
「ゆん。 せーの・・・」
「「ゆっくりしていってね!!!」」
「「・・・!!! ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」」

目を覚まして笑顔で挨拶をするおちびちゃん
周囲からは、わぁっと一斉に歓声が上がる
お父さんもお母さんもその息子も、出産という生命の神秘に立ち会いとてもゆっくりしていた
お母さんに至っては感動のあまり啜り泣いている

「あなたを生んだ時も大変だったわァ・・・」
「ふぅん・・・・・」

涙ながらに語る母にいかにも無関心という態度をとる息子だが、耳を真っ赤にして恥ずかしそうにうつむいている
父はそんな二人を見てころばせた口元を手で覆った

「さっそくじこしょうかいするよ! まりさはまりさだよ!
 おちびちゃんたちのおとうさんだよ!」
「ありすはありすよ! ふたゆのおかあさんになるわね!
 そして、ここにいるにんげさんはおちびちゃんたちの“かいぬしさん”よ!
 ゆっくりあいさつしていってね!!!」
「「ゆっくちりかいしちゃよ!!!」」

親ゆっくりに促されて挨拶をしようと人間の方を向く二匹のおちびちゃん
大きく深呼吸をして準備をする

「まずはこっちのおちびちゃんからだよ」

まりさが先に生まれた赤ありすをおさげで前に押し出す
赤ありすは出せるだけの大きな声で挨拶した

「ありしゅはありしゅよ! ゆっくちよりょしくにぇ!」
「よろしくね! おちびちゃん!」
「ああ、よろしくな」
「よろしくー!」
「ゆわぁい! ありしゅちゃんちょあいしゃちゅできちゃわ!」

挨拶を返され嬉しそうに飛び跳ねる赤ありす
その後ろでは、赤まりさがまだかまだかともじもじしながら自分の番を待っている

「じゃあ、こんどはこっちのおちびちゃんね!」

ありすが赤まりさの背中をポンと押すと、前のめりになりながらおっとっとと人間の前に出て行った
人間さんの顔をひとりひとり見て挨拶する相手をきちんと確認する
大きく息を吸い込んで自分の名前を言った

「ありしゅはありしゅよ! ゆっくちよりょしくにぇ!」

「よろし・・・え、今このこなんて?」
「・・・ありすっていったな、確かに」
「うん、ありすって言ったよ」
「ゆぅ!? ありしゅはありしゅよ!? ゆっくりしちぇいっちぇにぇ!?」

何度聞いても自分のことをありすという
焦って何度も繰り返し言っているのでふざけているわけではないようだ

「お、おちびちゃん? おちびちゃんはまりさなんだよ?
 ふざけてないでちゃんとにんげんさんにあいさつしてね!?」
「ゆぴいいいいいいいいいい!? ありしゅふじゃけちぇにゃいもおおおおん!!!
 ありしゅはありしゅよおおお! なんじぇわかっちぇくれにゃいにょおおおお!?」
「いいかげんにしてね。 じゃないとまりさほんきでおこるよ
 おちびちゃんはありすじゃなくてまりさだよ。 ゆっくりりかいしてね」
「どびょじじぇしょんにゃこちょいうにょおおおおおおおおおおおおおおお!?」
「いいかげんにしてっていってるでしょ!!! ぜんっぜん!おもしろくないよ!!!
 なんでおとうさんのいうことがきけないの!? いいかげんにしないとせs『まりさ!』ゆぅ・・・?」

興奮するまりさにありすが割って入る
出産を終えたばかりで体力が落ちているにも関わらず
クッションの上からアクロバティックに飛び上がってまりさの前に飛び出した

「おちついてね、まりさ
 おちびちゃんはどんなおちびちゃんでもまりさとありすのおちびちゃんよ
 だからそんなおそろしいことをおちびちゃんにいったりしたらだめよ」
「でもぉ! おちびちゃんをつくっていいのはいっかいだけなんだよ!
 それなのに、こんな・・・こんなのってないよおおおおおおおお!」
「それとこれとはべつのもんだいよ、まりさ
 おちびちゃんはなにがあってもおおきくなるまでそだてるわ」
「ゆううううううううううううううう!!! なっどぐでぎないいいいいいいいいい!!!」

まりさとありすはおちびちゃんを出産した後、去勢手術を受ける約束をしていた
二匹がおちびちゃんを作れるのは一回きりなのだ

「ゆぅ・・・ ぴゃぴゃ・・・ みゃみゃ・・・」

言い争う両親を“ありす”と名乗ったまりさは悲しそうに二ゆを見つめていた



2
「さあ、おねえちゃんはありすといっしょにとかいはなこーでぃねーとをしましょうね!」
「ゆーん! ありしゅもみゃみゃにちゃいにちょかいはになれりゅようにぎゃんばりゅわ!」
「・・・ゆぅ」

楽しそうにゆっくり用のブロックで遊ぶ母ありすと子ありすを見つめ、子まりさは寂しそうにため息をついた
本当なら一緒に都会派なコーディネイトをしたいのだが、父まりさが頑として許さない

「おちびちゃんはまりさといっしょにぼーるさんであそぼうね!
 まりさにうまれたんだからたくましくげんきにそだっつんだよ!」
「・・・ゆぅ ゆっくちりかいしちゃわ」

父まりさはおもちゃ箱からビニール製のボールを取り出して子まりさの方へ放る
ころころと転がるボールを受け止めて、あんよでそれを蹴り返す子まりさ
その速度はカメが歩くようにノロノロとしていて勢いがない
父まりさは大きくため息をついた

「なにやってるの。 ぜんっぜん!いきおいがたりないよ
 こんなんじゃりっぱなゆっくりになれないよ! こうえんでほかのまりさにわらわれちゃうよ!」
「でも・・・ありしゅはぼーるしゃんであしょぶよりも、こーでぃねいちょがしちゃいわ・・・」
「まだそんなこといってるの!? ばかなの!?しぬの!?
 おちびちゃんはありすじゃなくてまりさだってなんどもいったよね!?
 まりさはこーでぃねいとなんかしないでげんきにあそぶものなんだよ!?
 ありすのまねしたってちゅうとはんぱさんなこーでぃねいとしかできないんだよ!?」
「で、でもぉ・・・」
「でもじゃないでしょ! ほら、つぎはちゃんとしてね!?
 こんどはげんきにぼーるさんをけってね!」

おさげで力いっぱいボールを投げつける父まりさ
勢いよく放たれたボールからは、立派なまりさに育ってほしいという父まりさの願いが伝わってくる
しかし、子まりさは情けない悲鳴を上げて避けてしまう

「なにやってるの!? まじめにやってね!」
「だって・・・ありしゅしょんにゃこわいこちょできにゃいいいいいいいいいい!」
「こわいなんていってたらいつまでたってもつよくなれないよ!
 ほら、つぎのぼーるさんはよけないでちゃんとうけとめてね!」

もうひとつ別のボールを投げる父まりさ
ボールは顔を上げた子まりさの顔面を直撃した

「ゆんやあああああああああああああああああああああ!
 ありしゅにょちょかいはにゃおきゃおがああああああああ!」
「なにいってるの?
 そんなのいたいいたいのうちにはいらないよ?
 がんっめん!せーふさんだからだいじょうぶなんだよ?」
「ゆんやああああああああ! ゆんやああああああああ!」
「ないてないではなしをきいてね?
 じゃないとおとうさんはほんきで『ゆんやあああああ!』・・・・」
「やぢゃやぢゃもうやぢゃああああああああああああ!!!
 ありしゅおうちかえりゅううううううううううううううう!!!」
「・・・もういいよ こんなおちびちゃんなんてしらないよ
 まりさがんばったんだよ・・・ こんなのってないよ・・・」

泣きわめく子まりさを放置して何処かへ行ってしまう父まりさ
そこへ入れ違いに姉の子ありすがやって来た

「どうしちゃにょ? なんぢぇないちぇりゅにょ?
 おねえしゃんにはなしちぇみちぇにぇ」
「おねえしゃああああああああああああん!!!」
「しょんなにないてちゃら、しょうらいりっぴゃなまりしゃになりぇないわよ?」
「ありしゅはありしゅだもおおおおん! まりしゃじゃにゃいもおおおおおん!」

優しく語りかける姉ありすに泣きつく子まりさ
子まりさが落ち着くまで十分ほどかかったが、姉ありすは黙って泣きやむまで待っていた

「・・・ヒック ・・・ヒック」
「よちよち、いいこだかりゃね・・・」

ようやく落ち着きを取り戻す子まりさ
涙の枯れた瞳で見つめた先には・・・姉ありすがしている都会派なカチューシャ

「・・・ゆぅ ねえおねえしゃん
 そのおかじゃりしゃん、ありしゅにちょっとかしちぇもらえにゃいかちりゃ・・・」
「・・・なにいっちぇりゅにょ? そのじょうだんはちょかいはじゃないわ」

子まりさのお願は一蹴されるが、それでもしつこく食い下がる

「おにゃがいよ! ちょっとだけぢぇいいにょ!」
「だめっちゃらだめよ! おかじゃりならまりしゃにもりっぱにゃおぼうちがあるじゃにゃい!」
「ゆぅ・・・ にゃらありしゅのおかぢゃりとおねえしゃんのおかぢゃりをこうかんちてよ!」
「しょんにゃこちょできりゅはじゅないでしょおおおおおおおおおおおおお!?
 ばきゃにゃにょしにゅにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

子まりさの提案に激怒する姉ありす
頬を膨らませてその場から去ろうとして背を向ける
黒い物がこみ上げて子まりさの餡子を満たしていく
気付いた時には無意識のうちに背を向けた姉ありすに飛びかかっていた

「なにしゅりゅにょおおおおお!? こにょいにゃかもにょおおおおおおおおお!!!」
「おにぇがいよ! おにぇーしゃん! ちょっとだけぢぇいいにょおおおおおお!!!」

もみ合う二匹
ほとんど同時に生まれたため体格は同じ
ほぼ互角かと思われたが、体力で勝る子まりさの方が姉ありすを抑えつけて行く
そして、ついに姉の頭についていたお飾りをお口で咥えてはぎ取ってしまった

「ゆわぁ! ちょかいはにゃかちゅーしゃさんぢゃわああああ!」
「ゆわあああああああああん! ありしゅにょかちゅーしゃああああああああああ!」

初めて手にするカチューシャに目を輝かせる子まりさ
被っていたお帽子を脱いで早速カチューシャを装備する
感激のあまりおさげが震えて上手くいかない
本来あるべき自分の姿を取り戻すことができるのだ
もうすこし、あともうすこし・・・

「なにやってるの!? おちびちゃん!」

大きな声に驚いて振り向くと、そこには険しい顔をした父まりさと母ありすがいた

「ゆわあああああああああん! いもうちょがいじめりゅうううううううううう!」
「ちがうわぁ! ありすはそんなつもりじゃなかったのよおおおおおおおおお!」

姉ありすが泣きつくと、父まりさは怒りの形相を浮かべた

「いいかげんにしてね! たゆんのおかざりをとったりするのはげすのすることだよ!!」
「ちがうのよ! ありすはちょっとそのとかいはなかちゅーしゃをかりたかっただけなの!」
「なんどもいってるよねぇ!? おちびちゃんはありすじゃなくてまりさだって!」
「ちがうのおおおお!!! ありすはありすよ! どぼじでわがっでぐれないのおおお!?」
「いうことをきかないこはしらないよ! おちびちゃんのありすはまりさとむこうでゆっくりしようね!」
「ゆわあああん!!! こわかったよぅ・・・・」

お飾りを取り返して姉ありすと一緒にゆっくり用のお家の中へと入って行く父まりさ
残された子まりさは涙を浮かべてその場に立ちすくした

「どうしてわかってくれないの? ありすはありすなのに・・・」
「おちびちゃん? どうしてあんなことしたの? ありすにゆっくりはなしてごらん?」

泣きそうな顔で突っ立っている子まりさに、母ありすは頬をすーりすりさせて優しく語りかける

「・・・ヒック・・・ありしゅはね
 ・・・ヒック・・・ちょっとだけでいいからかちゅーしゃさんをつけてみたかったの・・・ヒック」
「そうなの・・・でもね、おかざりはゆっくりにとってとってもたいせつなものなの
 だからかんたんにかしたりあげたりできないのよ。 ゆっくりりかいしてね」
「でぼぉ・・・ヒック ありしゅも・・・ヒック
 かーちゅしゃさんほしいいよおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「わかったわぁ・・・ おちびちゃんがおおきくなったらおかあさんのかちゅーささんをあげる
 それじゃだめかしら・・・?」
「ちがうのおおおお!!! ありすはほかのかちゅーささんがほしいんじゃないんおおおおおお!!!
 ありすはありすのかちゅーしゃさんがほしいのおおおおおおおお!!!」

その切実な願いは決して聞き入られることはないと知っていたが、押し黙っていた感情が爆発してしまったのだ
頭の上にちょこんと乗ったお帽子は情けなくへにょんと折れ曲がっている



3
「ゆんやあああああああああああ! ゆんやあああああああああああああ!」

母ありすの身体に顔をうずめて大声を上げて泣き出す子まりさ
そんな子まりさを人間のお母さんが険しい顔で注意した

「おちびちゃん・・・悲しいのは解るけどもうちょっとしずかにしてね。 じゃないと・・・」
「ゆんやあああああああああ! ゆんやああああああああああ!」
「ごめんなさいおねーさん。 ありすがちゃんとなきやませるわぁ・・・」
「でも、最近本当にこういうこと多いじゃない?
 このまま五月蠅くしてたらあなた達を飼ってあげられないのよ?」
「ゆっくりりかいしてるわ・・・」

子まりさはまた姉ありすからカチューシャを奪い取ろうとして、父まりさから叱責を受けたのだ
姉ありすは何度も自分のお飾りを奪おうとする子まりさのことを敵視していている
父まりさも子まりさに対してほとんど関心を持っていないのか、顔を合わせても挨拶すらしない
子まりさが何か問題行動を起こせば、とりあえず叱ってすますと言った感じだ

このマンションでは銀以上の評価のゆっくりを飼うことを“限定的”に認めている
限定的というのは、飼っている途中でゲス化したりして静かに生活できないゆっくりは処分する取り決めなのだ
以前、ゲス化した金バッチのゆっくりを飼っていた一家が居たが
処分に断固として応じようとしなかった一家は弁護士を介して強制的に退去させられた
ゆっくり達にとっても人間達にとっても子まりさの存在は目の上のタンコブだった

父まりさは自分のことを“ありす”と言い張る子まりさを何度も叱りつけそのたびに泣き叫ぶ
母ありすが熱心に子まりさを説得しているが、全く持って子まりさの問題行動は治まらない
ついには管理組合から苦情がきてしまった
このまま放っておけば、以前のゲス金一家の二の舞になってしまう

「お父さん、遅くね?」
「へんねぇ、もうそこまで来てるって言ってたのに」
「ただいまー」

お母さんと息子が話していると、丁度一家の主が帰って来た
その表情は暗い

「今そこで隣の山田さんから五月蠅いって怒られちゃったよ」
「え、あの山田さんが? ・・・この前、下の白石さんが怒鳴りこんできた時かばってくれたのに」
「さすがにもうかばいきれないって言ってたよ。 今日にも決断したほうがよさそうだ」

一家が物々しい雰囲気で話していると、それを読み取ったのかゆっくりの一家にも不穏な空気が流れる

「もうげんっかい!だよ! このままにんげんさんにめいわくをかけるくらいならいっそのこと・・・」
「まりさ!おねがいよ! はやまったまねはしないでね!!!」
「なにをいってるの! このままほうっておいたらゆっくりできないのはにんげんさんのほうだよ!
 せっかくまりさたちにこんなによくしてくれるのに、こんなのおんしらずにもほどがあるよ!!!」
「でもぉ・・・! でもぉ・・・かわいいおちびちゃんにかわりはないわぁ!!!」
「あんなじぶんのことを“ありす”だなんていいはるまりさのおちびちゃんなんてぜんっぜん!かわいくないよ!」
「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおお!? がわいいおじびじゃんでしょおおおおおおおおお!?」
「ぴゃぴゃ! みゃみゃ! けんきゃしにゃいでゆっくちしちぇね!!!」
「はぁ!?なにいっでるのぉ!?
 もどばどいえばおまえのぜいだあああああああああああああああああああああ!!!」
「やべべええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」

言い争う両親に割って入る子まりさ
このことが火に油を注ぐが如く事態をさらに悪化させた
怒り狂って子まりさを潰そうとする父まりさと、それを止めようとして掴みかかる母ありす
父まりさは母ありすを突き飛ばし、子まりさに体当たりを強行
しかし勢い余ってからぶりしてテーブルに激突。乗っていた花瓶が落ちて盛大に割れた
突き飛ばされた母ありすあは本棚に衝突。無数の本が母ありすへと降り注ぐ

「ぴゃぴゃあああああああああ!!! みゃみゃあああああああああ!!!」
「どぼじでごんなごどにいいいいいいい! ゆんやあああああああああああ!」
「なにやってるの!? あなたたち!?」

泣き叫ぶおちびちゃんたち
お母さんの顔からみるみる血の気が引いて行く

ドン ドン ドン ドン!

ドン ドン ドン ドン!

一家の住む住宅のドアがしたたかに叩かれた
その音からは怒りがひしひしと伝わってくる

「今開けます!!!」
ガチャ「いったい何回目ですか!!? いいかげんにしてください!」

お父さんがドアを開けるや否や、怒りの形相で怒鳴り声を上げる近隣の住人
それも一人や二人ではない
周辺の住人が皆集まって来たようだ
お父さんとお母さんは住人達に必死に頭を下げた

「申し訳ありません! 何度も何度もお騒がせしてご迷惑をおかけしています!」
「すみません、ほんとにもう・・・ごめんなさい!」
「いい加減にしてください! この間もそうやって頭さげてましたよねぇ!?
 謝るなんてゆっくりだってできるんですよ!!!
 何度も謝って反省しないなんてゆっくり以下!!!
 頭だいじょぶですかぁ!? 中身はいってますかぁ!?」

お父さんとお母さんを執拗に罵倒するのは、下の階の白石という独身女性だった
白石はゆっくりが大っきらいな嫌ゆ派で、子まりさの鳴き声にはいい加減うんざりしていたのだ
他の住人たちも同意見だったようで白石をたしなめるものは誰一人としていない
どんなことを言われても自分達に非があるので、頭を下げるしかない

そこに、父まりさが躍り出て詰めるよる住民たちに言った

「ごめんなざい! ぜんぶまでぃざがわるいんです!!!
 にんげんざんはわるぐありばぜん!!! おごるんだっだらまでぃざをおごっでぐだざい!!!」
「はぁ!? なんで人間の話し合いにゆっくりがでてくるわけぇ!?」

眉をぴくぴくと釣りあげた白石が、父まりさの顔を覗き込む
お父さんがあわてて家の中に入れようとすると、それを振り切ってさらに続けて言った

「までぃざのごどをごろじでぐだざい!!! ぞうずればっぎっどじずがになりまず!!!
 だがらっ! だがらあでぃずどおじびじゃんだげわあああああああああああ!!!」
「まっでええええええええええええ!!! までぃざがじんだらあでぃずいぎでいげないいいいいい!」

そこに母ありすまでやってきて場の空気は一気にヒートアップ
落ちてきた本で負傷したのか、左目が潰れて中からカスタードが漏れ出している

「なにいっでるのおおおおおおおおおお!? あでぃずはおうじのながにいでねえええええええええええ!!」
「いやああああああああああ!!! までぃざがじぬならばだじぼじぬううううううううううううううう!!」

涙ぐましい家族愛だが、興奮した住人達にとってそれは感情を逆なでするようなものでしかなかった
そこに初老の男性がやってきて落ち着いた口調で話しはじめた
この男性は管理組合長を務める発言力の強い人物だった

「まぁまぁ皆さん落ち着いて。 そうやって頭を下げてる人を罵倒するのはあまり褒められたことじゃありませんよ」
「でも! この人たちは『まぁまぁ』・・・ッ!」
「冷静になって話を聞いてみようじゃありませんか
 で、どうでしょうか風見さん。 こうなってしまった以上このままというのも・・・」

組合長は穏やかにではあるが何らかの結論を出すように迫った
お父さんは打つ手がないと悟り、住人達にこう宣言した

「明日ゆっくりクリニックへ行って問題になっているまりさ種の子ゆっくりを安楽死させます
 親たちも去勢させますので、どうか・・・」
「そこまでするんだったらいいでしょう! みなさんもそれで構いませんね?」

今度は住人達に迫る組合長
釈然としないながらも住人達はとりあえずは納得して解散した

「・・・にんげんさん。 まりさたちのせいで・・・ごめんなさい」
「おねがいよ・・・ ありすはどうなってもいいからおちびちゃんは・・・」
「もういいから眠って休め」

お父さんはそう言ってラムネスプレーをかけて親ゆっくり達を眠らせた
既に子ゆっくり達も眠らせられている
子まりさは別れの挨拶もできぬまま家族と引き離されることとなった



4
ゆっくりクリニックは普通の医療施設とは違い内装は明るく作られている
テレビからはゆっくり向けの番組が流され、ぬいぐるみやおもちゃなどが置かれている他
柵で囲まれたスペースでは治療に来ているゆっくり達が自由に過ごせるようにもなっている
幼稚園や保育園のようなほのぼのとした雰囲気だ

「かざみさーん 処置が終わりましたので診察室までおこしくださーい」
「あ、はい」

お父さんは昨日言った通り、親ゆっくりの去勢と子まりさの安楽死のためにこのクリニックを訪れていた
重い腰を上げて診察室へとはいってゆく

「どうぞ、こちらへ。 この中に二匹とも入っています」

担当したゆう医はメガネをかけた若い男性だった
いかにもまじめそうな、それでいて落ち着いた雰囲気
デスクの上にはゆっくり用のキャリーケースが乗っている

「去勢処置は完了しましたのでこのまま連れて帰ってもらって大丈夫です
 ありす種の方は目の治療も施しておきました。 当分は包帯を取らないでおいてください
 包帯をとる前には、必ず目は見えるようになると何度も繰り返し言い聞かせておくといいです
 そうすると視力が回復する確率が上がります」
「あ、はい。 そうですか」

父まりさと母ありすはぐっすりとキャリーケースの中で眠っている
去勢後のアフターケアや後治療などの説明を一通り終え、ゆう医は手にしていたカルテを置いて別のカルテを取った

もうひとつのカルテ・・・?
殺処分される子まりさにカルテなど必要なのだろうか?

「それで、安楽死を希望されたまりさ種の幼体のことなんですが・・・」

ゆう医はカルテに目をやりながらおもむろに話しはじめた
お父さんは頭を下げて頼み込む

「できるだけ苦しまないように逝かせてあげてください」
「いえ、そういうことではなくてですね・・・」

ゆう医はコホンと咳払いをしたあと、お父さんの方へと向き直った

「この個体を研究用に譲っていただきたいんですよ」
「研究用・・・ですか?」
「はい、この個体は非常に珍しい個体でですね、中枢餡・・・ゆっくりにとっての心臓部ですね
 その中枢餡の一部が餡子ではなく、カスタードでできているようなんですよ」
「はぁ・・・」

お父さんは聞きなれない単語に首をかしげる
ゆっくりに関する専門知識は全く持ち合わせていなかった

「よろしければどういうことか説明いたしましょうか?」
「・・・はい、よろしくお願いします」
「ええっと、どこから説明しようかな・・・
 我々にとって生存するのに欠かせない器官は数多くそんざいします
 神経系の中枢である脳、心臓などの循環器系
 呼吸器官に内分泌器官に身体の形成や運動に必要な筋肉や骨格など
 我々の体内にはそれぞれの役割を担った沢山の器官が存在しますね
 しかし、ゆっくりにとって重要な器官は中枢餡ただ一つなんですよ」
「・・・はぁ」
「この中枢餡が脳であり心臓でありその他の生存に必要な全ての機能を果たしています
 逆を言えば、この中枢餡以外の餡子はただの餡子であり、普通の餡子とたいして変わりはないんですよ」
「・・・なるほど」
「話が若干それましたが
 この重要な器官である中枢餡がゆっくりの性格や思想というものを決めているわけです
 このまりさ種の幼体の成分調査を行ったところ
 先ほどお伝えしたとおり中枢餡の一部がカスタードで構成されていたことが判明しました
 これがどういうことかというと、外見や体内の大部分を占める内容物はまりさ種のものですが・・・」
「中枢餡がありす種・・・心がありすということですか?」
「そういうことになります
 非常に珍しいケースです。 私も初めて目にしました
 人間で言う“性同一性障害”に少し似ていますね
 ただし、似ていると言うだけで同じではありません
 知っての通りゆっくりは雌雄同体でどの個体もオスとメスの両方の役割を果たすことができます
 ゆっくりの生殖器は・・・」

ゆう医は傍らに置かれているれいむ種の模型を手に取った
模型のれいむは誰かに挨拶をするかのように口を開けて笑っている
その底の部分をこちらに向けると、二つ並んだ小さいバツ印の一方を指差した

「これが生殖器ですね。 この状態では相手の精子餡を受け入れる膣の役割をしています
 ですが、こうなると・・・」

ゆう医はその穴に指を挿入して中身を引っ張りだすと穴のあった場所に小さな突起ができる

「この状態が陰茎の役割を果たす形態です
 ゆっくり達は前者の状態をまむまむ、後者をぺにぺにと呼んでいます
 交尾を行うとまむまむで行為に及んだ方の個体が妊娠するんですよ
 我々のそれと少し似ています。 厳密には違いますがね・・・」
「・・・・・・」
「すみません、また話が少しそれてしまいました
 このように個体によって雄雌の区別なく交尾を行うことができるので
 この個体のもつ障害は性に関するものではなく種族によるものなのです」
「大体把握しました。 それでこの子はどうなるのですか?」
「少なくとも生きたまま解剖するといったことにはなりません
 しかし、内容物や中枢餡の成分の確認ということで度々痛い思いをするでしょう
 考えようによっては安楽死させた方が苦しみは少ないかもしれません」
「・・・すこし考えさせてもらえませんか?」
「構いません
 こちらとしては貴重な個体なので是非譲っていただきたいです」

お父さんはキャリーケースを抱えて診察室をでると深くため息をついた
子まりさはここに一日だけ預かってもらえることになった
献体にせよ殺処分にせよ、幸せとは程遠い結末をたどることになるのは間違いない
力なくうつむいて歩いていると誰かと肩がぶつかった

「ああっ! 申し訳ない、考え事をしていて不注意でした。 すみません」
「いえ、別に構いませんよ」

ぶつかった相手はジャージ姿の青年で、髪を短く切りそろえたさわやかな風貌だった
青年の足元にはまりさ種の成体がまとわりついていた

「すみません、危うく踏みつぶす『構いませんよ』・・・え?」
「これからコイツは安楽死させられるんで踏みつぶされても全然かまわないんですよ」
「・・・そうですか」

青年はさわやかに微笑んでサラッと無慈悲な言葉を吐くとそのまま行ってしまった
胸の奥から熱が失われ鳥肌がたった
青年の足元にいたまりさは嬉しそうに青年と話している

「はやくまりさとれいむのおちびちゃんにあいたいのよぉ! たのしみだね!」
「ああ、楽しみだな。 もうすぐあえるから楽しみにしてろよ」
「れいむのけがさんがなおったら、またすっきりしてあたらしいおちびちゃんをつくるよ!
 おちびちゃんたちもいもうとができたらきっとよろこぶよね!?」
「そうだな。 早くあのゲ・・・れいむ達にあったらおにいさんがよろしく言ってたって伝えるんだぞ」
「ゆぅ? なにいってるの? みんなでおにいさんのおうちにすむんだからじぶんでいってね?」
「・・・ここだ、入るぞ」

まりさは青年と共に診察室へと入っていく
その様子をお父さんはじっと見つめたまま立ちつくしていた

そうだ、忘れていた
ゆっくりとはそういう生き物なのだ
法律で保護されておらず、動物としても認められていない存在
潰そうが、拷問しようが他人の所有物でなければ何をしても許される
そんなナマモノ



5
「ふぅん・・・中身がありすで見てくれがまりさねぇ・・・」

眠っている子まりさを退屈そうに見つめている青年が言った
深く腰掛けた肘掛け付きの回転式チェアを左右にゆすっている

「まぁ、お前にとっても悪い話じゃないだろ?」

青年と話しているのはメガネをかけたまじめそうな男
ゆっくりクリニックを開業しているゆう医だ
青年とゆう医は高校の頃からの長い付き合いになる
今日は珍しい個体を手に入れたから買い取ってほしいと、ブリーダーをしている青年にゆう医がもちかけたのだ

「買ってもいいけどいくらで譲ってくれるの?」
「・・・十万でどうよ」
「やっす! もっとぼったくってもいいんだぞ。 俺、お前と違って金持ちだし」
「じゃあ二十万で」
「それでもやすいけど、まぁいいよ。
 でもさぁ、せっかく献体とかいって客からだまし取ったんだからもっと欲だせばいいのに」
「俺はお前とは違うからな
 それに、お前みたいなやつに買ってもらった方がこいつの為にもなるだろ?」
「はぁ? 本気で言ってんのそれ?」
「ああ、本気だよ
 加工所で意味もない研究につきあわされるくらいだったら
 一生お前みたいな奴に弄ばれ続けた方がゆっくりできるだろうよ」
「相変わらず酷いこというね、お前」
「おまえもなー」

ゆう医が帰って言った後、安らかに眠っている子まりさをじっと見つめる
どこをどう見てもまりさだ
どうこうしようにもこいつの性格を見極めなければやりように困るな
ゲスだったら当然虐待して潰すし、善良だったら・・・

善良だったらどうする?
中身を入れ替えるか? いや、無理だな
まりさ種の中枢餡を別のまりさ種に移植するならともかく、中身の異なるありす種となると恐らく不可能だ
すべてカスタードで構成されているならともかく、あくまで一部がカスタード
大部分は他のまりさ種同様餡子で形成されているためカスタードの中に放り込めば拒否反応を起こすだろう
中枢餡には食べ物を変換して中身を生産する役割もある
仮に無理やり移植したとしても中枢餡はカスタードではなく餡子を生産し中身はとんでもないことになる
もしこれがれいむ種への移植だった場合少しは可能性があったかもしれないが・・・

できるとしたら移植ではなく、整形手術だ
青年はいくつか道具を持ってきてそれを机の上に並べる
鋏とピンセット、マチバリ、水溶き小麦粉にオレンジジュース
そしてありす種のお飾りであるカチューシャ

綺麗に髪を切ってゆき、ありす種と同じ髪型にする
幸いありす種もまりさ種も金髪で、まりさ種のほうが若干髪が長い
髪型を変え、おさげを切り落とすだけでありす種ににせることができる
おさげといえばまりさ種にとってはお帽子の次に大事な部分だが・・・まぁいいだろ

ひと思いにおさげを切断して、顔をいじっていく
鋏で少しずつ切り開き、マチバリで固定して小麦粉とオレンジジュースで修復していく
まりさのアホずらをありすのツンずらにするだけでいい
施術はわずか三十分たらずで終わった

後は鏡でも見せてこいつの反応を見ることにしよう
その後で焼くなり、煮るなり、愛でるなり・・・

「ゆぅ? ぴゃぴゃぁ? みゃみゃぁ?」

一時間ほど経ってようやく目を覚ます子まりさ・・・いや、子ありすか
外見上は他のありすと変わりないくらい変わってしまっている
そのことに彼女は気付くことができるだろうか・・・

「みんにゃどきょにいりゅにょ!? かくれちぇないぢぇでちぇきちぇね!?
 ・・・ゆっ ・・・ゆっ ・・・ゆんやあああああああああああああああ!」

とうとう泣き出してしまった子ありす
そんな子ありすの前に、そっと手鏡を置く青年
しばらくすると泣きやんで目の前の手鏡に気付く

「ゆぅ? なにかしりゃ・・・しゃっきまぢぇはなかっちゃにょに・・・」

恐る恐る鏡を覗き込む子ありす
その姿を認めると目をキラキラさせてうっとりとした顔になった

「うわぁ、にゃんてちょかいはにゃありしゅなのかしりゃ・・・ありしゅもこんなふうにらりちゃいわぁ」

どうやら鏡に映った自分の姿を他ゆんと思いこんでしまったらしい
しかし、様子がおかしいことに気がついたのか、身体を左右にひねったり、鏡をじーっとのぞきこんだりしている
そして・・・

「ましゃか・・・こりぇは、このありしゅはあしりゅなの・・・? ありしゅはありしゅになれちゃにょ・・・?」

自分自身の姿だと行くことに気付き、その姿をなめるように見回していく
おさげもお帽子も既になく、あるのはありす種のお飾りであるカチューシャ
ほしくてたまらなかった自分だけのカチューシャ
子ありすはたまりにたまった思いがこみ上げて来て、堰を切ったように泣き出した

「ゆっ・・・ゆううううううううううううううう!
 ありしゅはああああああああああ! ゆうううううううううううううううう!
 みゃみゃぁ・・・ ぴゃぴゃぁ・・・ごめんにゃしゃいいいいいいいいい!」

口から出たのは喜びの言葉ではなく両親への謝罪だった
恐らく、子ありすの方でも両親が望むような“立派なまりさ”になろうとしていたのだろう
自分の願いがかなったとはいえ、両親の願いを不意にしてしまったと嘆いているようだ
青年はそんな子ありすに優しく声をかけた

「やぁ、ありす。 なにがそんなにかなしいんだい?」
「ぢゃあれ? おにいしゃんはゆっくちできりゅにんげんしゃん?」
「それはありす次第だよ。 ありすがゆっくりできるゆっくりならゆっくりできる人間だよ」
「ゆぅ? ぢょういうこちょ?」
「細かいことはいいんだよ。 そんなことより、新しい自分の姿は気に入ったかい?」
「・・・ましゃか、おにいしゃんがありしゅにこのちょかいはにゃかちゅーしゃしゃんをくれちゃにょ?」
「いや、違うよ。 それはもともと君の頭の上についていたんだ。 だからそれは君の物だ」
「ゆぅ? ありしゅはうまれちゃちょきはまりしゃだっちゃわ・・・」
「それは勘違いだよ。 ありすは生まれた時からありすだった」
「ぢぇも・・・ありしゅのぴゃぴゃとみゃみゃはありしゅのこちょをまりしゃだっちぇ・・・」
「それも気のせいだよ。 ありすは生まれた時からありすだった」
「ありしゅはうまれちゃちょきかりゃ・・・」
「そう、ありすは生まれた時からありすだった」
「ありしゅはありしゅ・・・」
「そうだよ。 ありすは生まれた時からありすだった」
「ありしゅは・・・」

中枢餡の思考が淀んだのか、目が据わって虚ろになる子ありす
青年はラムネスプレーをかけてタオルを敷いたふかふかのベットの上へと移した
この調子で引き続きありすに自分は生まれた時からありすだったと思いこませる
そうすることで少しずつありす種らしさを獲得していけるかもしれない

今まで家族からまりさになり切るよう言われ続けたのだろう
本ゆんはなんとか本当の自分を取り戻そうとしたていたが、家族の言葉が邪魔をしていた
ならばその障壁を取り除き、思う存分自分はありすだと思いこませればいい
ゆっくりの思い込みの力は凄まじく、眼球を欠損しても治ると思いこむことで元通りに視力を取り戻すことができるくらいだ
自分自身のことをありすだと思い込むようになれれば、あるいは・・・



6
「いいはなしだなぁー・・・・」
「おにいさんなにないてるの?」
「ああ、別に泣いてるわけじゃないから大丈夫だよ」
「まぁ、うそなきでありすをだますなんてとかいはじゃないわぁ」

青年がパソコンを見ながら泣いたふりをすると、ありすはハンカチを差し出した
ありすはゆっくりがにしては気がきく、というか世話焼き女房のようになってしまった

あれから青年は毎日のようにありすに、自分はありすだと思い込ませるようにしていった
ありすも自分自身がありすだという確固たる自信をつけて次第にそれらしくなっていた
都会派になるためのトレーニングと称して家事を手伝わせてみたが
初めのうちはバケツをひっくり返したりと余計な仕事をふやしてばかりだった
今では一ゆでフローリングをぞうきんでふき掃除したり、洗濯物をたたんだりとお手伝いを頑張ってくれている

ありすは青年の言うことを何でも聞くような従順で社会性のあるゆっくりに育った
これなら銀バッチくらいなら余裕でとれるだろう
青年は何気なく、絨毯についたゴミを一粒ずつ拾っているありすに話しかけた

「なぁ、ありす。 こんどバッチテストをうけてみないか」
「ゆん? てすとさんのもうしこみならこのまえありすがしておいたわ」
「はぁ? どうやって申し込み用紙を書いたんだよ」
「どうやってって、えんぴつさんでかいてふぁっくすさんでおくったのよ」
「・・・で、そのファックスで送った書類の原本はどこに行ったんだ?」
「なにいってるの? ふぁっくすさんはかみさんをむーしゃむしゃしたらばらばらにひきさいちゃうのよ
 そんなこともしらないなんて、おにいさんはいなかものだわぁ」
「・・・さいでっか」

どうやらありすはファックスとシュレッダーを間違えて覚えてしまったようだ
ありすの書いたという申込用紙はバラバラに引き裂かれて、どんなふうに書いたのか見ることはできない
どうせ鉛筆で大きくありすとだけ書いたような代物だろうが・・・

ふと青年は机の上に目をやり置いてあった書類を手に取ると、それをシュレッダーの中へと入れた
書類はありすの成分調査の報告書だ
ありすを連れてきたゆう医に成分調査を頼み、結果だけファックスで送られてきた
内容物は・・・相変わらず餡子のままだ
思い込みの力をもってしても、中枢餡まで変質させることは難しいらしい

別にこのままでも問題はないだろうが、おちびちゃんを作るとなると話は別だ
生まれてくるのは当然ありす種ではなくまりさ種になるだろう
その事実をパートナーとなる番のゆっくりとありす自身が受け入れられるかということだ

青年の中で黒い感情がじわじわと大きくなっていく
ありすにはもう一つ大きな壁を乗り越えてもらうこととしよう

「なぁ、ありす。 ありすは結婚したくないのか?」
「・・・? けっ・・・こん?」
「そうだ、都会派なまりさと番になって可愛いおちびちゃんが沢山ほしいだろ?」
「・・・べつにいらないわ」
「そうか、べつにいら・・・え? 今何て言った?」
「おちびちゃんもまりさもべつにありすにはひつようないわ。 ありすにはおにいさんがいるもの」
「はぁ・・・ お前は本当にそれでいいのか? 可愛いおちびちゃんの顔が見たくないのか?」
「そんなこといってもほしくないものはほしくないわ。 ありすはいまのままでいいの」
「いっしょにお歌を歌ったりとか、すーりすりやぺーろぺろしてあげたりとかはしたくないのか?」
「おうたなんてあんなのうるさいだけよ。 すーりすりもぺーろぺろもおにいさんとできればいいわ」
「すーりすりはともかくぺーろぺろはやめろ。 気持ち悪い」
「おにいさんったらつんでれさんなのねぇ・・・」
「・・・もういい」

ありすは普通のありすと違い子育てには興味がないようだ
しかし、言われたことは言われたとおりにする
作れと言えば子供を作るだろうがそれでは意味がない
本ゆんが望んで初めて因果というものが生まれるのだ
もう少し様子を見ることとしよう

「おにいさん! このおへやのおそうじはぜんぶおわったわ!」
「頑張ったなお疲れさん。 もうお家のなかで休んでいてよいぞ」
「わかったわ、ありすはすーぱーごすいたいむにはいるからじゃましないでね!」
「ああ、わかったよ」
「でも、じゃましてもいいけどね・・・」

ありすはチラリとこちらを向いてゆっくりハウスの中へとはいって行った
その視線になんの意味があるのかは考えないでおこう

青年はバッチテストの申込をファックスで送信した
つもりだったが、あろうことかファックスではなくシュレッダーに用紙を挿入してしまう
バラバラに引き裂かれる申込用紙
それを見て青年は苦笑した

「やれやれ、俺の脳みそも餡子に変換されちまったのか・・・」

終



ここまで読んでいただきましてありがとうございます
感想、批評などございましたら感想板のほうまでおねがいします

書いたもの
anko2410 さくのなかとそと
anko2428 はんせいしてますごめんなさい
「anko2441 ありすはありす」をウィキ内検索
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