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  • anko1104 お話しゆっくり 後編

ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko1104 お話しゆっくり 後編

最終更新:2011年02月06日 21:11

ankoss

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管理者のみ編集可
※独自設定だらけよ!注意してね!
※人間さんの虐待は殆ど無いわね!
※『ちーと』なゆっくりが出てくるわ!いなかものね!
※ものすごく説明臭いわ!詰め込み過ぎよ!
※『お尋ねゆっくり』の続きだわ!……お、遅くなってごめんね、なんて言わないんだから!

書いた奴:一言あき






紅葉した葉が散り、すっかり冬支度を整えた森に生える一本の老木、その根元に開いた空洞の中にそれは居た。
冷たい地面がむき出しになった巣穴の中で、恐らく備蓄用であろう硬い木の実を噛み砕いているゆっくり。
一匹のゆっくりまりさが、巣穴の食糧を全て食い散らかしていたのだ。

「むーしゃむーしゃ、それなりー。……これっぽっちじゃぜんっぜんったりないよ。
まったく、のろまなおやをもつとまりさがくろうするよ。でも、まりさはやさしいからじじぃだなんてよばないよ!かんしゃしてね!」

死ぬ程自分勝手な独り言を漏らしているこのまりさ、実はれっきとしたこの巣穴の住人である。
八人姉妹の末っ子だった彼女は、色々足りない未熟ゆとして生を受けた。
本来、野生において未熟ゆが辿る末路はたった一つ。
『間引き』だ。
しかし、母性に目覚めた両親は間引く事が出来ず、未熟ゆに生んでしまった後ろ暗さから姉妹の中で特に目を掛けて育てた。
姉妹もまたゆっくり出来ない末妹をゆっくりさせようと、親にも勝る過保護な態度で接し……。
ものの見事にゲスまりさに育て上げてしまったのだった。

今、両親と姉達は必死になって冬籠りの食糧を集めている。
通常ならとっくに終わっていなければならない作業だが、末妹が片っ端から食い荒らすので全然集まらないのだ。
いくら言い聞かせても、

「まりさがこうなったのはおとーさんたちのせいでしょう!?」

と言われれば大人しく引き下がるしか無い。その結果が備蓄の一切存在しない巣穴の現状である。
そして現状を作り出した張本人は己の所行を認識しないまま、今日も見当違いの悪態をついていたのだが……
西の空が赤く染まり、東の空からじわりじわりと宵闇が迫りつつある時刻になっても、両親と姉妹は帰ってこなかった。

「……まだかえってこないの!?まりさはぐずはきらいだよ!!」

最早一日で帰って来れる範囲の食糧は全て喰い尽くし、新たな狩り場へ足を伸ばした為に野営する羽目になって足止めされた家族の事情など知る筈も無い。
空腹を紛らわせる為に悪態をつき続けるまりさ。だが、ゆっくりの行動は体内の餡子を消費して行われるもの。大声で喚く行為であろうと当然餡子は消費される。

「おなかがすいたぁああああ!!だれか!!まりさをゆっくりさせろぉおおおお!!!」

腹が減ったストレスを暴れる事で発散させ、より腹を空かす。負の連鎖の見本のような光景が、巣穴の中で繰り広げられる。
やがて空腹のあまり錯乱したのか、まりさは巣穴の入口を隠していた『けっかい』を壊して外へと飛び出した。

「……もぉいいよ!あんなむのうなおやなんかより、まりさのほうがかりがうまいにきまってるよ!だからごはんをさがしにいくよ!!」

まりさは未熟ゆであった頃から巣穴の外に出た事が無い。
異端を許さないゆっくり社会では、未熟ゆのような明らかに異端の子供を生んだとバレたら即村八分、いや十分にされてしまうからだ。
それはまりさ自身にも及ぶ。ゆっくり殺しは大罪なので、流石に殺される事はあるまいが死ぬ一歩手前にまではさせられるだろう。そうなっては後味が悪い。
そんな九割の都合と一割の愛情によって、まりさは外の世界を知らぬままに一年近くを巣穴で過ごしてきた。
自ら動くこともせず、一年間怠惰に生きてきたまりさが一体何を出来るというのか。そのことに思い至らぬまま、まりさの姿は夜の森に消えていった。



まりさが巣穴を飛び出した頃、老木から少々離れた場所にある茂みの中に九つの影が潜んでいた。
バスケットボール程の大きさのまりさとれいむ、そして一回り小さな三人のまりさと四人のれいむが、身を寄せ合って一固まりになっていたのだ。

「おかあさぁん……こわいよぅ……」
「しっ!おおごえだしちゃだめなんだぜ!」

心細くなったのか、一人のれいむが母れいむに縋ろうとするのを、父まりさが止める。

「……よるはれみりゃのじかんなんだぜ。おおごえをだしたり、うろつきまわったりしてたら、たちまちみつかっちゃうんだぜ」
「……ゆぅうううん……わかったよ……」

日が落ちる前におうちに帰り着けない事を察したまりさ達は、れみりゃが起き出さないうちにこの茂みで野営をする事を決めた。
れみりゃ等の捕食種対策で最も有効なのは『空から発見されない事』。背の高い草や灌木が作る茂みに隠れれば、物音を立てない限り見つかる確率は低い。

「……おうちでおるすばんしてるおちびちゃん、だいじょうぶかな………」
「……れみりゃがあぶないっていうのはしってるはずなんだぜ。だから、よるにおそとへでかけたりしないんだぜ」

不安の眼差しをお家のある方向へ向けるれいむを、まりさが励ます。
餡子の分割による記憶の継承という、生物学に真っ向から喧嘩を売っているゆっくりの特性は、決して無意味ではない。
生物界最弱に位置するゆっくりには天敵が多い。それ故、生まれた時から餡子に刻まれた天敵の情報無くして生き残るのは難しい。
逆に言えば、ゆっくりが生まれつき『ゆっくりできない』と感じるものに近付かなければ、生存率は大幅に上昇するのだ。
餡子に刻まれた祖先の記憶、それはゆっくりにとって文字通り命綱であった。

「……でも……あのおちびちゃんは………それに、あそこは……」
「……しんじるしかないんだぜ。いままでだってへいきだったんだから、きっとだいじょうぶなんだぜ」

なおも不安を募らせるれいむに、慰めと励ましの言葉を重ねるまりさ。
しかし、その言葉を一番信じていないのはまりさ自身に他ならなかった。



乱立する木々の合間から冷たい月の光が見え隠れする夜の森を、巣穴を飛び出したまりさが当ても無いままうろついている。

「ゆっ!おいしそうなくささんだね!むーしゃむー……ゆげぇえええっ!!これどくはいってる!!」

目に付いた毒々しい色の草を咀嚼して、あまりの渋さに餡子を吐き出しそうな嘔吐に襲われる。
解り易い見た目のおかげでゆっくりの間でも有名な毒草だったが、まりさは存在自体知らなかった。

「こっちのほしくささんならたべられそうだね!むーしゃむー……げろまずぅううううううっ!?……ぺっぺっ!!」

巣穴に敷き詰められていた干し草にそっくりな枯れ草を口に含み、あまりの味気なさに吐き出してしまう。
瑞々しいうちに天日に当てて乾燥させた干し草と、生気を失い腐るのを待つだけの枯れ草の違いを、まりさは理解していなかった。

両親が危惧した通り、まりさはゆっくりが生まれつき持っている筈の知識、その大半を知らなかった。
未熟ゆとして生まれた為に餡子の継承がなされておらず、家族の過保護により新たに学習する機会も得られなかった為に起きた悲劇である。

「くささん、どおしてまりさにいじわるするのぉおお!?むしさん、ゆっくりしないででてきてねぇええ!!」

だが、最大の悲劇は『まりさ自身が、己の無知を知らない』ことに尽きる。否、それは最早悲劇を通り越して喜劇ですらあった。
食用になる植物の見分け方も、効率的な虫の捕り方も、そもそも何故冬籠りが必要なのかさえ、まりさは知らずに生きてきた。それを当然だと思いながら。
そしてそのツケは、翼を持った使者の姿をとってまりさの元に降り立った。

「う~☆う~☆」
「ゆ!?ゆっくりがおそらをとんでるぅうう!?」

蝙蝠の羽根を羽撃かせてまりさの前に現れたのは、一匹の胴無しれみりゃだった。
しかし、まりさには突如出現した『おそらをとぶゆっくり』への驚愕こそあれど、捕食種への恐怖や警戒は微塵も無い。捕食種の存在すら知らなかったのだから当然なのだが。

「う~……?」

己を見て怖れもしないまりさの反応に、胴無しれみりゃが困惑する。
予定では逃げ出したまりさを『ある場所』へ追い詰める手筈だったのだが、このまりさは予想に反して無防備にその場で突っ立ったまま。

「ゆうぅ、まりさがかわいいからって、そんなにみつめられるとてれるよぉ……」

頬を染めてそんな世迷い言をのたまうまりさを一瞥し、れみりゃは再び羽根を羽撃かせて夜の闇に消える。

「ゆっ、きっとまりさにごはんさんをみついでくれるんだね!たくさんでいいよ!」

後に残されたまりさは一連の行動を都合良く解釈し、れみりゃをその場で待つ事にした。

『……ちがう……』

「ゆんゆんゆ~ん♪きゃわいくってごめんね~♪きらっ☆」

『……ちがうよ……』

「……おそいね。まりさはおなかがすいてるんだよ!ゆっくりしないではやくもってきてね!」

『……そうじゃない……』

「ゆぅううううっ、どぼじでいじわるするのぉおおっ!?はやくしてねぇえええっ!!」

『……そこにいちゃだめ……』

「ゆわぁあああんっ!おながずいだぁあああっ!!ばやぐじろぉおおおおっ!!」

『……にげて……』

「ゆがぁああああっ!ばりざをゆっぐぢざぜろぉおおおおおっ!!」

『……そこからにげて……!!』

「う~☆う~☆」「まんまぁ~☆あれがこんやのでなーだどぅ~?」
「ゆっ!?へんなゆっくりがいるよ!?……おかおのしたにおかざりをつけるなんて、ゆっくりできないね!ゆぷぷっ……」
「……こいつ、れみぃをわらったんだど~!『こーまかん』のおぜうさまにぶれいなまねをするやつだど~!」

『やめて……!!』

「ゆっ!?おそらをとんでるみたい!」
「う~☆」「こいつも『おりょうり』するんだど~?まんまの『おりょうり』は『ぷっでぃ~ん』みたいにあまあまだからだいすきなんだど~☆」

『いやだ……!』

「『こーまかん』にとうちゃく、なんだど~☆」「う~~っ☆」
「ゆゆっ、なんだかゆっくりできないよ!……ゆ゛わ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!?な゛に゛ごれ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛っ゛!?!?」

『いやだいやだいやいやいやいやいやいや……』

「ばな゛ぜぇ゛え゛え゛え゛え゛!!お゛う゛ぢがえ゛る゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛!!」
「うるさいんだど~☆まんま、はやく『おりょうり』しちゃうんだど~☆」「うーっ☆」

『いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや……』

「あがががが……」
「これであとはくちをふさぐだけなんだど~☆ゆっくりおいしくなるんだど~☆」「う~~~~っ♪」

「『い゛や゛じゃ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!!!!!』」



『お話しゆっくり 後編』



日の光が差し込まないよう、暗幕を幾重も重ねた薄暗い土蔵の中で、化け物まりさは目を覚ました。
酷く懐かしく、そして怖い夢を見た気がする。だがそんな些細なこと、まりさにはどうでも良かった。
なぜなら、まりさが置かれている状況の方が余程悪夢じみていたからである。

傷だらけだったお顔の皮は、水溶き小麦粉を何重にも塗られて必要以上に分厚くなっており、弱った餡子では動かす事すら出来ない。
お口や目玉を失った眼窩は抉り取った上でワンタンの皮で塞がれて跡形も無く、止めどなく涙を流す隻眼が無ければまるでのっぺらぼうだ。
天辺禿だった髪型が丸禿にグレードアップしており、『被検体六百六十六号』の焼き印がちょっとしたアクセントになっていた。
風呂敷のように広げられたあんよは数十本の釘で厚い板に固定され、更にその上からバーナーで炙られて最早ピクリとも動かない。
ぺにぺには切り落とされ、まむまむやしーしー穴、あにゃるに至るまで丹念に灼き塞がれている。もうすっきりーっ!はおろか、しーしーやうんうんも出来ないだろう。
失ったお口の代わりに、頭頂部に刺さったオレンジジュースの点滴がまりさの命を繋いでいた。必要最低限に調整されたそれは今もまりさを強制的に生かし続けている。
死にたいと思っても死ねない、文字通りの生き地獄。そして瞼を切り取られ、決して閉じないようにされたまりさの隻眼は、目の前の地獄をありありと映し出していた。

「さくやぁぁぁぁっ!ざぐや゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!」
「あがぢゃぁああああん!!うまれちゃだめなんだどぉおおおおお!!」
「ぼう゛や゛じゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!あ゛がじゃ゛ん゛う゛み゛だぐな゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「う゛ー!!う゛ー!!」

そこそこ広い土蔵の中を埋め尽くすかのように置かれていたのは、無数の金属で出来た檻。
本来猛犬などの凶暴な生物を閉じ込める筈のそれに収まっているのは、まりさの群れを全滅させたあのれみりゃ達だった。

「「「「「う゛~っ☆まんまぁ~☆ゆっく「はいはい回収回収っと」ゆ゛っ゛!?」」」」」
「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!れ゛み゛ぃ゛の゛お゛ぢびぢゃ゛ん゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

檻の中でもがくれみりゃから伸びる茎、そこから実ゆが生まれ落ちると同時に白衣の人間に奪われる。
赤れみりゃは親へのご挨拶すら出来ないまま、何処かへと運ばれていく。

「うぁああ゛あ゛あ゛っ゛……お゛ぢびぢゃ゛ぁ゛ん゛…………せめて、ゆっくりしていくんだどぅ………」

以前のまりさなら、涙に暮れる今のれみりゃを見れば思いっきり嘲笑していただろう。しかしこの土蔵に繋がれてからは、そんな気は全て失せた。
あの恐ろしいれみりゃが成す術無く拘束され、強制的に孕まされた挙げ句生まれてきた子供達を奪われる。
抵抗らしい抵抗も出来ず、繰り返される悲劇に嘆くれみりゃ。その姿からはあの戦いでの迫力は微塵も感じられない。
まりさは心から恐怖した。あのれみりゃがここまで弱々しくなる程追い詰められた事に。それを為した、たった三人の『人間』に。

土蔵の扉が重々しい音と共に開かれる。と、同時に土蔵の中が騒がしくなった。

「さっさとまりささまをはなすんだぜくそどれい!いまならはんごろしでゆるしてやるんだぜ!!」
「れいむはしんぐるまざーなんだよ!かわいそうなんだよ!だからじじいはあまあまよこしてね!!」
「まったくなんていなかものなのかしら!しゃざいとばいしょうにびけいのまりさをようきゅうするわ!んほぉおおおおおっ!!」

コンテナに詰め込まれ、口々に勝手な事を喚くのは土蔵の持ち主が経営する加工所から持ち込まれたゆっくりだった。
一斉駆除で捕まった野良、ゲスに堕ちた飼いゆ、加工所の生産ラインから撤去されたレイパー、様々な種類のゆっくり達が罵声を上げて喚き散らしている。
そしてまりさは、数刻の後にはその罵声が断末魔の悲鳴に変わる事をよく知っていた。
何故なら、彼女達はれみりゃの『食糧』兼『遊び道具』だったのだから。

コンテナは土蔵の真ん中まで運ばれると、乱暴に押し倒される。
横倒しになったコンテナから放り出されたゆっくり達は、文句を付ける為に顔を上げて、自分達を爛々と見つめる無数の視線と目が合った。

「「「「「「「「「「ゆ゛わ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!れ゛み゛り゛ゃ゛だぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」」」」」」」」」」

ゆっくり達の絶叫を合図に、同時に開け放たれるれみりゃの檻。胴付き、胴無しの区別無く、れみりゃ達は一斉にゆっくり達に襲い掛かった。

「やべでぇええ!!でいぶをだべないでぇええ!!ゆぎゃぁあああああああっ!!」
「ばでぃざがわるがっだでず!ぼうにんげんざんにばざがらいばぜん!!だがらばでぃざをだずげっ!!」
「どぼじでぇええ!!ありずはどがいばにあいじだだげよぉおおお!!ありずじにだぐなびゃっ!!」

動けないまりさを納めた檻の外で繰り広げられる地獄絵図。
ゆっくり達は必死で逃げ惑うが、全ての出口を閉ざされた土蔵の中では隠れる場所なぞ限られている。

「ここはれいむのばしょだよ!まりさたちはゆっくりれにりゃにたべられてね!!……ゆぎゃぁああああっ!!」
「へっへっへっ、まりささまをゆっくりさせないげすをせいっさいっしたんだぜ!これでたすかるんだじぇぇええ゛え゛え゛え゛っ゛!?どぼじででびりゃにみづがっでるのぉおお!!!!」
「……あんなにさわいでいたら、だれだってきづくんだどぅ~?」

僅かな隠れ場所を奪い合ってあちこちで醜い争いが起きるが、勝利者になった途端に騒ぎを聞きつけたれみりゃに齧られ、敗者の後を追う。
逃げ惑うゲスゆっくり、それを貪り、虐殺していくれみりゃ。まるで『あの夜』を再現したかのような光景に、まりさは全滅した己の群れを重ね合わせる。

『どうしてまりさをだましたの?』
『どうしてれいむをたすけてくれなかったの?』
『どうしてありすをみすてたの?』
『……どうして、まりさだけがいきのこってるの?』

断末魔の絶叫が、まりさを責め立てる声となって彼女を襲う。聞きたくなくても、塞ぐべき耳も手も持たないまりさにはそれを防ぐ手段は無い。
まりさの餡子が抱く妄想が死者の怨念となってまとわりつく。きっとこの声はまりさのゆん生が続く限り途絶える事は無いだろう。

(ごべんなざい……ごべんなざい……、うばれでぎで………ほんとうに、ごべんなざい…………!!)

まりさには解っていた。この結末を招いたのは他ならぬ自分自身である事を。
人間の強さを知らなかった。ドス達の実力を見くびっていた。群れを指導する事無く放置した。沢山のゆっくり達を不幸にした。家族の思いを無駄にした。
何もかも、まりさが生まれてきてしまったのが原因である事を、彼女はようやく自覚したのだった。

(ごべんなざい……ほんとうにごべんなざい……だがら……だがら、ばでぃざをごろじでくだざい!!)

最早生きている事自体が苦痛だった。しかし、まりさに繋がれた点滴が送り出すオレンジジュースを決して飢えさせない。
『おたべなさい』をしようにも、口を無くした今となっては到底不可能。拘束された体は自殺すら許さなかった。
最後にまりさに残されたのは、『ゆっくりをうしなったゆっくりはしぬ』という希望だけ。
この生き地獄にゆっくりなぞ一欠片もありはしない。まりさはただ、己がゆっくり出来なくなるその日を待ち続けた。






「おい、午前の餌やり終わったぞ」
「はい、ご苦労様です。五月蝿かったでしょう?」
「そりゃそうさ。何しろ、俺の加工所に持ち込まれた生え抜きのゲスばかり取り揃えたからな。
あいつら、数は多いくせに品質がいまいちだから加工には向いていないし、丁度良い処分方法を思い付いたもんだぜ」
「無駄が無くて良いじゃありませんか。エコロジーですよ」
「……そういや、何で生き餌に切り替えたんだ?前みたいに餡子ペーストにしてからチューブで流し込めば、いちいちこんな事しなくて済んだんじゃねぇか?」
「あれ、話してませんでしたか?ほら、以前ここから脱走した胴無しがいたでしょう?あれの再発を防ぐ為ですよ。
完全拘束しての出産は効率は良いんですけど、母体に掛かるストレスが半端じゃないんです。拘束を止めて檻に放り込むだけにして、生き餌でストレスを発散させてるんです。
こないだのゲス迎撃以降、出産効率が上がったんで試しに導入してみたんですが、お陰で拘束していた頃より有望な個体が生まれるようになってますよ」
「ふぅん……、そうそう、ゲスと言えばあのまりさ、何で生かしておくんだ?しかもあの土蔵に拘束なんかしてまで?」
「あれですか?あれも実験の一環ですよ。『ゆっくりの耐用年数を伸ばす』為のね」
「耐用年数?寿命の事か?確か、ゆっくりの平均寿命って五年くらいだろ?」
「まあ、平均はそれくらいですが、飼いゆっくりの中には十年近く生きた事例もありますし、ドスに至っては五十年以上生きたって記録もあります。
……いずれも相当『ゆっくり』していたようですが、この研究の目的には合わないんですよ」
「合わない?……ああ、そうか。労働力として使うなら、『ゆっくり』なんてさせらんないわな」
「そこで、敢えてゆっくり出来ない状況に追い込んだ上でどれだけ長く生かしておく事が出来るのか、それをあのまりさで試してみようってことになりまして」
「……前々から思ってたけどよ、虐待派の俺の方がゆっくりに優しく思えるのは人間としてどうなんだ?」
「失礼ですね、女性に向かって言う台詞じゃないですよ?」
「……今更だろうが。むしろ籍まで入れといて未だに他人行儀なお前の方が失礼だっての」
「それこそ今更でしょう。さて、研究に戻りましょうか。……本当はあのドスを調べてみたいんですが」
「止めとけ止めとけ、あのドスと群れはあいつの保護下にあるんだぞ?名目上は『野良』でも実質『飼いゆ』扱いだし、あの群れ村民に人気あるしな」
「まあ、いいでしょう。流石にあんな善良で優秀な群れをどうこうする程、私も鬼じゃありませんよ」
「……説得力無ぇな……」
「何か言いましたか?」
「いや別に」






山と、その麓に広がる森が霞んで見える農村の一角。
ドスまりさは古びた毛布をしっかり体に巻き付け、その上から大量の藁を被って溜め息を吐く。
今日はやたら冷え込む。雲行きも怪しかったし、もしかしたら雪になるのかも知れない。
ドスに割り当てられた『おうち』兼、ゆっくり達の『集会所』は、トラクターやコンバインのガレージをベニヤ板で仕切った簡素なもの。
しかし、三メートルに届こうかと言うドスの住まいとしてはこれ以上無い良物件だった。
ここを貸してくれた人間さんの厚意で藁や毛布が大量に用意され、餡子が凍るような寒い夜でもこうしてぬくぬくと過ごしていられる。
群れのゆっくり達も、それぞれのお家で今までに無い快適な冬を過ごしている筈だ。
ゆっくりの身では到底為し得ない業を、ごく簡単に実現させてしまう人間の力には感嘆するばかりだ。ドスは自身の判断が間違っていない事を確信していた。

『お前らが人間のルールを守ってゆっくりするんだったら、住む所を分けてやっても良い。人間の手伝いをするなら、食べ物も分けてやろう。
その代わり、人間に迷惑かけたらお前ら全員加工所に引き渡す。加工所で散々苦しみ抜いて死ぬか、人間の役に立つか、それともこのままのたれ死ぬか、好きなのを選べ』

あの日、あの森で出会った『おにーさん』の提示した条件に、ドスと群れは首を縦に振った。
加工所云々は解らなかったが、きっと悪いゆっくりをゆっくりさせない場所なのだろう。それなら問題は無い。
ドスの群れは森中に名を轟かす程優秀なゆっくりで構成されている。人間さんの掟を知る為の時間は必要だろうが、決してゲスに堕ちたりはしないとドスは確信していた。
そうして連れてこられた人間さんの村は、ドス達からすれば奇跡としか思えない世界だった。

大きくて広いお家が幾つも建ち並び、美味しそうなお野菜が列をなして生え、巨大なスィーが幾つも行き交う。
そしてそれら全てが人間さんの手で作られていたという事実に、ゆっくり達の常識は容易く覆された。

それからは正しく怒濤の日々。
人間さんのルールは複雑で覚えにくく、罰則は途轍も無く厳しい。ゆっくり向けに簡略化されたルールでさえ、群れ全員が理解するまで三日掛かった位だ。
ドスのお家は『おにーさん』のガレージを借りる事で決着がついたが、五十を割るとはいえ大量のゆっくりを住まわせるにはお家が足りない。
最初は『おにーさん』のお家の床下を借りていたが、すきま風が素通りする床下は冬籠りには適していなかった。
何より、人間さんはゆっくりを嫌ったままだ。聞けば、かつてゆっくりの群れに襲われて以来、ゆっくり嫌いの人間さんが増えてしまったと言う。
ドスまりさと群れのゆっくり達は心から謝罪した。村長と、村の重役達と、群れに憎々しげな目を向ける村民達に、お飾りを脱いで顔を地面に擦り付けんばかりの土下座をして。
『自分達の同属が迷惑を掛けた』、『自分達は人間さんと仲良くなりたくてここに来た』、『同属が迷惑掛けた分、自分達の出来る限り賠償を払う』、『だからここに住まわせて欲しい』……。
仲立ちしてくれた『おにーさん』が身元引き受け人として名乗り出てくれたお陰で、ドス達はどうにか村の外れにお家を造る許可を得た。
冬はすぐそこまで来ている。もうなりふり構っていられない。ドス達はひたすら人間さんの信用を得る為に必死に働いた。
畑仕事の補助を筆頭に、お庭の雑草むしりから村中のお掃除に至るまで。意地悪な人間さんも居るには居たが、誠実で身の程を弁えたドス達は概ね好意的に受け入れられた。
それでも完全に打ち解けるには二ヶ月の時間が必要だった。もうその頃には『人間と暮らすドス』の噂はかなり広まっていた。

そして本格的な冬籠りの準備に入ろうとしていた矢先、噂を聞きつけたゆっくり達が群れに入れて欲しいと現れたのである。
最初はドスも村人も渋ったが、ゆっくり達のリーダーだったまりさがもたらした情報が事態を急変させた。

『おやまのふもとのもりが、ゆっくりできないゆっくりたちにのっとられているんだぜ!!もりのたべものもほとんどたべちゃっていたから、ここにもくるかもしれないんだぜ!!』

この情報を受け、村でゆっくりの研究をしていた村人三人に、ドス達の身元引き受け人だった『おにーさん』を含めた『ゲス対策委員会』が発足。
ゲスを殲滅せんと息巻く『彼ら』に、ドスは一つの提案をする。

『ゆっくりの事は、ゆっくりに任せて欲しいよ。まりさ達が、ゲス達を制裁するよ!』

その言葉に『負けたら加工所行き!』という条件で許可を出した委員会。そしてドス達はある『作戦』を提案した。
スパイとしてちぇんを送り込み、ゆっくりでも扱える武器を調達し、それぞれの種属の長所を生かして遅滞戦闘を仕掛け、投光器により時間を誤認させて、れみりゃの大群で敵を殲滅する。
余りに過激な案に反対意見も出されたが、ゆっくり達はこの案を全会一致で可決。委員会の面々もそれを了承し、バックアップに専念した。
かくして『作戦』は実行され………二千二百十一匹のゲスはこの世を去り、森と村には平穏が訪れたのである。

しかし、ドスまりさには平穏は訪れなかった。

ドスは最近よく眠れない。顔色も悪いので、群れの皆や人間さんにも心配されているが「何でもないよ、大丈夫」と誤魔化している。

「本当に大丈夫か?その顔色はただ事じゃないぞ?」
「大丈夫だよ。ちょっと最近寝不足なだけだから、すーやすーやすれば平気だよ!」

家主である『おにーさん』にもそう説明している。嘘ではない。嘘ではなかったが、全く平気ではなかった。
毛布と寝藁に包まって、ドスはうとうととし始める。意識が朦朧として視界が暗闇に覆われる寸前、ドスの耳に凄まじい絶叫が届く。

『ゆぎゃぁああああああああっ!!でいぶじにだぐないぃいいいいい!!』
『ごべんなざぃいいいいい!!ばでぃざがわるがったのならあやばりまずがらぁああ!!ごろざないでぇえええ!!』
『ありずばいながものでずぅううう!!だがらゆるじでぇええええ!!ゆんやぁああああっ!!』

無数のゆっくりで埋め尽くされた大地。それを轢き潰しながらドスに向かって進んでくるのは、薄笑いを浮かべた人間さんが乗ったトラクターだ。
助命の嘆願も空しく、ゆっくり達ごと耕された地面から無数のお野菜が生えてくる。美味しそうに実ったそれは、ゆっくり達の命を啜って育ち、死臭を放つ呪われしもの。
いつの間にか目前にまで迫ったトラクターの運転手の顔を確認した瞬間、ドスの餡子は戦慄する。
そこにいたのは、邪悪な笑みを浮かべた『おにーさん』だったのだから。

「ゆぎゃぁあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!…………ゆ゛っ゛!?……ゆぅうう……また、この夢……」

魂消るような絶叫を上げてドスが飛び起きる。怯えた眼で周囲を見渡し、そこが薄暗いガレージであることを確認した彼女は安心と落胆が混ざり合った複雑な表情で溜め息を漏らす。
あの『作戦』以降、ドスはこうして夜毎に現れる悪夢に悩まされていた。
潰されて逝くゆっくりの顔ぶれはまちまちで、あのゲスの群れだったこともあれば、あるいはドス達の親であったり、ドスの群れのゆっくりだった事もある。
殺される方法も毎回違い、ある時は燃やされて残った灰を肥料として畑に撒かれ、ある時はお家にしていた木ごと伐採されて人間さんのお家にされ、ある時は八つ当たりの対象としてゴミのように潰された。
それを為す人間さんも様々で、『おにーさん』や委員会の面々、村長や村の重役、懇意にしている村人、果ては全く知らない人間に至るまで、沢山の人々が入れ替わり立ち代わりゆっくり達を責め立てる。
殺されるゆっくり、殺され方、殺す面子。
いずれも全くバラバラだが、すべてに共通しているのは『ゆっくりが人間さんの為に殺される』ことだった。

人間さんと暮らすようになって、ドスは一つの結論に達した。
化け物まりさにも語った『人間さんは自分達のゆっくりプレイスを荒らすものには容赦しない』という結論に。
人間さんがこのゆっくりプレイスを一から作り上げるのにどれほど掛かったか、どれほど努力したのかは十分過ぎるほど聞かされたし、その目でも見た。
だが、人間さんが言いにくそうにしていたことや、なるべく見せまいとしようとするものも見てしまった。
毎日土蔵に運び込まれる沢山のゲスゆっくり、かつて自分達の親を葬り去った凶悪な罠、田畑を荒らす害獣への容赦ない対応………。
ドスの聡明な餡子がその結論をはじき出すのは必然であった。

ドスは今の群れにはゲスはいないと確信している。だから人間さんも群れを受け入れてくれた。
しかし、次の世代はどうだろう。調子に乗りやすいゆっくりのこと、生まれたときから人間さんの保護を受けていたら『それが当然』と思ってしまっても不思議じゃない。
そうしたらどうなるのか?決まっている、人間さんを見下して高圧的に接し、人間さんの不興を買って群れごと滅ぼされるのがオチだ。
だからドスは群れのお家を作る許可を得るだけに留めた。お家自体は自分達で作る、それも木のうろや洞窟を利用したものではなく、人間さんのように一から作ることにして。
必要な資材や器具は人間さんから借り受け、使ったら賃貸料として人間さんにとって価値のあるものと一緒に返す。
使い古しのタオルや越冬用の食料の不足分など、あれば便利なものは労働報酬として獲得する。
人間さんの影響を完全に排除するのではなく、なるべく対等に近い条件で協力を得て、人間さんの脅威や実力を群れに刻み込もうと言う、ドス渾身の政策であった。

ドスが必死に考えたアイデアは上手くいき、胸を撫で下ろしたのも束の間。
新たな問題が浮上した。

『山の向こうから来た群れの受け入れ』と、『化け物まりさ来襲の可能性』。

如何に善良で優秀な群れであっても、それはゆっくり基準でのこと。ドスの群れのように、人間さんとの共存を前提に置くゆっくりとはかけ離れている。
その上、あの丘から自分達を追い出した化け物まりさの群れとこの村が交戦でもした日には、これまでのドス達の努力が無になってしまう。
ただでさえ厄介な問題が同時に起こった非常事態に、頭を抱え込むドスの耳元に………

悪魔が、囁いた。

『ゆっくり達でゲスを殲滅して、人間さんに役に立つことをアピールすると共に、新入り達を従軍させて人間に逆らうゆっくりの末路を見せつけ、洗脳する』

普段のドスなら決して執らないであろう苛烈な『作戦』は、こうして始まったのだった。



『作戦』は見事に成功し、新入りや群れのタカ派に『にんげんこわい』の思想が植えつけられた。
だが、その為に化け物まりさの群れを生贄に差し出したドスの心中には鋭い棘が刺さったまま。
そしてその棘は夜毎に痛み出してドスを苦しめる。それはドスが生きている限り続くだろう。
あの時、人間の手を取ったことに後悔はない。人間とゆっくりの理想郷建設と言うドスの夢は、現在進行形で叶いつつある。

それでも、ドスは思ってしまうのだ。
あの丘で皆と試行錯誤しながら、自分達のゆっくりプレイスを作ろうとして一生懸命だったあの頃が一番ゆっくりしていた、と。
食べ物はある。立派なお家もある。飢えて死ぬゆっくりも、凍えて死ぬゆっくりも、この冬には出ないだろう。
けれども今のドス達は人間さんの顔色を伺う奴隷そのもの。群れの皆はドスの思考誘導もあってそんな風には見ていない。
それでも十年後、百年後、あるいは千年後、その事実に気づいたゆっくりが群れを率いて人間さんに反旗を翻す。そんな可能性は残っているのだ。
そこまで考えて、ふとドスは気付いた。

(……もしかして、最初に嘘を付いたゆっくりも、そうだったのかな……?)

あのお話でゆっくり達に嘘を吹き込み、人間さんと殺し合うほどの仲違いをさせてしまった嘘吐きゆっくり。
もしも、その嘘がドスの考えた通りだったのなら……?
慌てて浮かびかけた最悪の妄想を振り払う。

(違う……違うよ。絶対、違うよ!!まりさ達は間違ってない!間違ってないんだ!!)

心の内に生まれた疑いは澱のようにドスの餡子で澱んでいる。
それが晴れることは二度と無い。ドスはそんな予感を漠然と感じていた。



ドスは気付いていない。
ドスの心に棘を突き刺した化け物まりさが、かつて自分達が所属していた群れを創設したぱちゅりーが残した罠の一つであることに。
ドスは気付いていない。
ドス達の存在がそのぱちゅりーの想定外であり、残された罠の悉くが不発に終わってしまったことに。

初代の長であったぱちゅりーは、全てのゆっくりを憎んでいた。そして己の死後、ゆっくり達が自滅に向かうように様々な罠を残した。
あの無能な三代目ぱちゅりーもその一つだった。
自身の存命中に長への依存を植え付けた群れと、プライドばかりを極端に大きくしたゲス。
根拠の無い自信に振り回される群れが崩壊したとき、残された群れのゆっくり達は新たなゆっくりプレイスを求めて四散する筈だ。
丘の群れの名声もかなり広めてある。理想郷からやって来たゆっくりなら、きっと自分達をゆっくりさせるに違いないと、そう考える群れも沢山あるだろう。
事実、ぱちゅりーの執った政策は厳しくはあってもゆっくり出来るものであった。それを真似れば、ある程度はゆっくり出来る筈だ。
だが、ゆっくりは調子に乗りやすい。感謝することも知らず、際限なく欲望を膨らませていく彼女達を抑え続けることはとても難しい。
ぱちゅりーはそれを抑える方法を知っていた。かつて飼い主に教わった『無知の知』、即ち自分自身の身の程を知ることである。
だからぱちゅりーはそれを教えなかった。養子であり、後継者だった娘にすら伝えなかった。

身の程を知らない群れのゆっくり達は、それぞれ迎え入れられた群れでぱちゅりーの政策を真似るだろう。そしてある程度の成功の後に……自滅するのだ。
そして同様のことが繰り返される。徐々にそれは広まっていき、やがて全てのゆっくりが自滅への道を辿り、ゆっくりと滅んでいく。
それがぱちゅりーの計画だった。

ぱちゅりーはこの計画に絶対の自信を持っていたが、保険として細かい罠を幾つか仕掛けていた。
群れで問題を起こしたゲスゆっくりの片目を潰して追放するのもその一つだった。
ゲスとは自分勝手なゆっくりだ。悪いことをしても全く反省しない。『自分のゆっくりを邪魔する方が悪い』、そう考えるのだ。

追放する際、片目を奪うのはぱちゅりーの群れを逆恨みし続けてもらうためだ。ゲスは『片目を奪われるほど自分が悪かった』とは考えない。
むしろ片目を奪ったぱちゅりー達を怨み続けるだろう。それはゆっくり特有の『自分に都合の良いように記憶を改ざんする』特性によってより大きな怨恨となって餡子に残る。
それは餡統が続く限り餡子のどこかに残り、子々孫々に至るまでゲス気質が受け継がれていく。そしてゲスは、いつか見当違いの怨みによってゆっくりをゆっくりさせなくする筈だ。

しかしこの案はアラが多い。かなりの部分を偶然や低確率で起こる現象に頼っており、計画性はほぼ皆無。
ぱちゅりーとてそれは重々承知しており、念の為に実行していたに過ぎない。

だが結果として、この穴だらけの計画こそが一番成功に近づいていたのだ。
化け物まりさの親が受け継いだゲス気質、それは未熟ゆだった彼女に隔世遺伝され、甘やかされた環境がそれを修正不可能なところにまで育てた。
そして幾つかの悪運が重なり、化け物まりさは森のゆっくりを全滅させる復讐を果たしたのだ。本人すら気が付かないうちに。

ぱちゅりーの唯一の誤算、それがドスまりさの存在だった。
ぱちゅりーの計画は全て『ゆっくりは自分の身をわきまえない』ことを前提としている。
だから洞察力に優れ、不断の努力を惜しまないドスと、向上心に溢れる群れの存在は完全に想定外だった。

ぱちゅりーの計画は、三代目の暴走まで完璧に進んでいた。しかしドスまりさ達のクーデターが全てを覆した。
保険のつもりだったゲス追放計画が軌道修正の役目を果たしたのは予測の範囲内かも知れない。だが、その後の展開は予言者ならぬぱちゅりーには予想すら出来なかった。

『人間との共存』。

ドスまりさの掲げた理想は、全くの無自覚の内にぱちゅりーの計画を根底から叩き潰してしまった。最早ぱちゅりーの復讐は叶う事は無い。
その代わり、ドスまりさは自分の理想が持つ矛盾に気付かされ、練獄の苦痛に堕とされたのだ。

人間の世界からゆっくりの世界を見た為に憎悪に身を焦がしたぱちゅりー。
ゆっくりの世界から人間の世界に飛び込んだ為に終わり無き苦しみに苛まれるドスまりさ。

生まれも、育ちも、思惑も理想も何もかもが対極にある二人のゆん生。
もしも出会っていたのなら、お互いのゆん生は大きく形を変えていた筈だ。
ぱちゅりーはゆっくりに絶望しなかっただろうし、まりさは理想と現実の狭間で苦しまずに済んだだろう。
でも、起きてしまった事は覆せない。過ぎてしまった過去は変えられない。

ぱちゅりーの復讐は終わってしまった。ドスはこれからも苦しみ続けるだろう。
誰の願いも叶わない結果。ほんの少しのすれ違いが招いた、悲劇の結末だった。






……起きてるか?まりさ。
……おう、ゆっくりしていけ。
明けましておめでとう。ほら、新年の祝いだ。お年玉代わりと言っちゃあ何だが、受け取ってくれ。
……ん?これか?餅だよ。米を蒸して臼で搗いて伸ばしたものだ。まぶしてあるのはきな粉だよ。
……え?『何でお餅をくれるの?』って、ああそうか、お前らには正月ってのが無いんだったな。
俺たちと違って春夏秋冬だけで済むんだ、単純でうらやましいよお前らが。
……人間は今日から新しい一年が始まるんだ。正月って言ってな、餅やおせちを食べて祝うんだよ。
あとは……そう、お年玉って言うのはお祝いとして子供達に渡すお小遣いでな、正月にはこれ目当てで親戚の子供達が集まって来るんだ。賑やかだぞ。
お前達にはお小遣い渡しても使えないからな、代わりに餅を持ってきたんだ。
群れの連中の分もあるから、冷めないうちにお前さんから渡してやれ。

……お前、なんか悩んでるだろ?
……いや、大丈夫じゃないだろ、俺にまで誤摩化さなくても良いぞ。
あのゲス退治以降、お前さんの様子が変だったからな。具合が悪いのかと思ったけど、夜中に悲鳴上げてたりしてたし、何か思い詰めているみたいだったし。
……結構バレバレだったぞ?まあ他の連中も此処にゃ居ないし、話し相手位にならなってやるよ。
……『このままじゃ、ゆっくり出来なくなるかも知れない』?何だそれ?
……ああ、そうか。お前、群れの奴らがゆっくりっぽくなくなってくのが怖いのか。確かにあれじゃ、飼いゆって言うより奴隷っぽいもんな。
……何?『何で解るの?』?

……昔な、この村に来る前にゆっくりと暮らした事があったんだよ。短い間だったけどな。
ちょっと訳ありの奴らでな、普通のゆっくりには馴染めなかったんだ。
そいつも言っていたのさ。『自分達は普通のゆっくりじゃない』って。実際、普通のゆっくり達から迫害されていたよ。
……でもな、そいつらは見も知らない『普通のゆっくり』達の為に戦って死んじまった。
……そいつが言っていたんだ。
俺とそいつには餡子のつながりは無かった。でも俺たちは家族になれた。だから知らないゆっくり達でもいつか家族になれるかも知れない。だから戦うんだ、ってな。

……お前が感じてる悩みがどれくらい深いのか、俺には解らねえよ。
人間とゆっくりは違う。生き方も、考え方も、何もかもが、な。
……でも、人間とゆっくりでも家族に位なれるんだ。
今は無理でも少しずつ少しずつ、文字通り『ゆっくり』解り合えれば、いつかきっとその時が来る筈だ。
……だから、お互い解り合おうぜ。とりあえず、この餅を肴に今夜は語り明かそう。秘蔵の酒も開けてやる。
冬の夜は長いからな。『ゆっくり』解り合おうぜ。

……ああ、『ゆっくりしていってね!』!





山の裾野に広がる森が新緑に包まれる初夏の午後。
かつて化け物まりさの軍勢に捕われていた奴隷れいむは、娘を連れて村のブリーダー主導の『おうた』の練習に向かっていた。
人間さんの『おうた』はゆっくり出来ない上にとても難しいが、一生懸命練習した『おうた』を聞いて喜んでくれる人間さんを見るのはとてもゆっくり出来るので、嫌ではなかった。
あの戦いで生き残った奴隷はれいむ只一人。他の奴隷は化け物まりさの軍勢に盾にされた上で潰されたと言う。
冬籠りの間、群れの掟を必死で学び、『がっこう』の卒業資格を与えられたれいむは、あの罠で出会ったまりさと番になった。
春には二人の子供も授かり、彼女は今までのゆん生の中で一番ゆっくりした時間を手に入れていた。

「「ゆ~♪ゆ~♪」」
「だめだよ、おちびちゃん。ちゃんとぶりーだーのおねーさんのところでれんしゅうしないと、にんげんさんのめいわくになっちゃうからね」
「ゆっ!ごめんにゃしゃい、おきゃーしゃん!」「れいみゅ、にんげんしゃんのじゃましにゃいよ!」

道すがら、大声で歌いだした娘達を注意する。生まれて半月程のれいむとまりさの姉妹は素直に謝って反省する。
聞き分けの良い、出来のいい子供達だ。ここがかつての長が目指した『どすのむれ』なら当然なのかも知れない。

ドスかられいむ達の長の話を聞いた時、れいむはひっくり返るくらいに驚いた。と、同時に納得もした。
ドスの群れは皆優秀で、奴隷だったれいむの傷を治してくれたばかりか、本来『がっこう』に入学しないと貰えない卒業資格を貰うチャンスまでくれた。
その期待に見事応えたれいむは晴れて群れの一員になり、『おうた』の上手さを見込まれて『ゆっくり楽団』へスカウトされた。
『ゆっくり楽団』は人間さんに人間さんの『おうた』を披露し、ゆっくりしてもらう事を目的とした集団で、ここに属するのは『おうた』の得意なれいむ種共通の夢である。
そんな超エリート集団に余所者だったれいむをスカウトしたばかりか、誰一人嫉妬もせずに祝福してくれたのだ。
実力のあるものが相応の役目に就くのが当然という群れの気質に、れいむは何故長がこの群れを目指したのかを理解した。

「おねーさん、ゆっくりおじゃまします!」「「おじゃましましゅ!!」」
「いらっしゃい。今おやつを作ってるから、練習まで皆と遊んでいてね」

ブリーダーのお姉さんのお家は広く、いろんな種類のゆっくりが居る。
何でも特別優秀なゆっくりだけがなれると言う『飼いゆっくり』になる為の勉強をしているのだそうだ。

「「「「「「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」」」」」」
「「「ゆっくりしていってね!」」」

お姉さんのお家に入れるのは『ゆっくり楽団』のメンバーだけだが、『がっこう』に入学する前の子供が居る場合は同伴が認められている。
『がっこう』は全寮制で、三日に一度のお休み以外は帰って来れない。だから入学前の子供達と出来るだけ一緒に過ごせるように配慮した結果だった。

「ゆっ!ぱちゅりー、きょのおはなおにゃまえ、わきゃる?」
「むきゅ、これはつつじさんね!」
「めーりんのおぼうち、まりしゃよりかっこいいんだじぇ!」
「じゃおおおん!」

娘達にとっても、様々なゆっくりと仲良くなれる此処に来るのは楽しみのようで、今ではすっかり友達になってしまった。
ゆっくり特有の偏見を持たないドスの群れの子供と触れ合う事で、お姉さんの教育も順調に進んでいるらしい。なんだか我が事のように誇らしく、れいむは嬉しかった。

(おさもゆっくりできたみたいだし、もうだいじょうぶだよね!)

冬籠りが始まるまで、ドスの様子がおかしかったのは群れの全ゆっくりが気付いていた。尤も、その原因までは解らなかったのだが。
最近はそこまで思い詰めた様子は無い。きっと疲れていたんだろうというのがもっぱらの噂であった。
ドスがゆっくりする為には、れいむ達がドスの夢である『りそうきょう』を作らなければならない。その為には仲良くする事が一番だ。
目の前の微笑ましい光景が、全てのゆっくりと人間との間で繰り広げられれば、ドスもきっとゆっくり出来るに違いない。
だかられいむ達も頑張ろう。れいむは心の底からそう思う。

我が子と飼いゆ候補の子供達が遊ぶ姿を笑顔で見守るれいむの元に、数人の子供達が集まってくる。

「れいむおねーさん、あのおはなしして!」
「まりさもききたいよ!おねがい、れいむおねーさん!」
「べ、べつにありすはききたくないわ!……でも、どうしてもっていうんならきいてあげてもよくってよ!」

時々、れいむは子供達にお話しを聞かせてやる事がある。
それは冬の間、何度も聞かされたお話しで、れいむ自身も気に入っていたお話しだった。

「わかったよ!おはなししてあげる!」
「「「「「ゆわ~い!!」」」」」

それは遥か昔、一匹の嘘つきゆっくりの所為で仲違いしてしまった人間とゆっくりのお話し。
ほんの少しのすれ違いから始まった仲違いを終わらせた奇跡の物語。
期待に輝く子供達の笑顔を見渡し、れいむは語り始めた。



「むかしむかし、れいむのおかあさんのおかあさんの、そのまたおかあさんがうまれるよりもずっとむかしのことだよ……」












※おっしゃぁあああ!!The・ENDぉおおおおおっ!!
……失礼しました。
大変長らくお待たせいたしました。ゆっくり興亡史の最終話をお届けします。
物語の時間軸としては、このお話が一番最後となっています。
今後はこのお話以前のエピソードを番外編としてお贈りする形になると思います。
よろしければ、この群れの興亡史にもう少しお付き合いしていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、有り難うございました!!!






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