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対抗手段(CFR) - (2025/04/05 (土) 00:57:23) のソース
「&bold(){対抗手段}」もしくは「&bold(){C.F.R.(クロノン・フィールド・レギュレーター)}」とは、レメディー・エンターテインメントのゲーム及びドラマ『[[Quantum Break]]』に登場する装置である。 ◇目次 #contents() *【概要】 サッカーボールサイズの、&bold(){正十二面体}の装置。 内部には時間を正常に保つ粒子「クロノン粒子」と、クロノン粒子が放射するエネルギーを増幅し、クロノン粒子が満たされた空間である「クロノンフィールド(別名:マイヤー=ジョイス フィールド)」を操作するメカニズムが詰められている。 [[モナークソリューションズ]]のヘンリー・キム博士曰く「驚異的な技術の結晶」。 開発者の天才科学者ウィリアム・ジョイス以外の人間には制御不能であり、ヘンリー・キム博士曰く「この装置が持つ可能性の表面に触れるのがやっと」とのこと。 *【開発経緯】 1999年2月28日、タイムマシンの開発を行っていたウィリアム・ジョイス博士は、未来(※作中現在の2016年)からタイムマシンでやってきた[[ベス・ワイルダー>赤毛の女(レメディー)]]から2016年10月9日4:15にクロノンフィールドが破壊される「時間の断裂」が起こり、やがて時間が永久に停止する「&bold(){時間の終わり}」が訪れることを聞かされた。 ベスの言葉を信じたウィリアムは、マサチューセッツ州リバーポートの工業地帯トライドックにある研究所で「時間の断裂」を修復できる装置&bold(){「対抗手段」}の開発に着手する。 紆余曲折を経て2010年7月4日に遂に「対抗手段」は完成した。 しかしウィリアムが留守中に未来(2016年)から来た方のベスと、同じく未来(2016年)から来たウィリアムの弟[[ジャック>ジャック・ジョイス/ティモシー・ブレーカー]]は「対抗手段」を盗み出そうとし、更にそれをモナークソリューションズの影の支配者「[[モナークアクチュアル>モナークアクチュアル/ポール・セリーン]]」が横取りしようとした。 ベスとモナークアクチュアルの乱闘により「対抗手段」は破損し、内部から大量のクロノンエネルギーが放射された結果、&bold(){工業地帯が過去、現在、未来が同時に存在する異空間「グラウンドゼロ」になるという[[変貌世界事象]]が引き起こされた。} 2016年時点で「グラウンドゼロ」は民間人の立ち入りが禁止となっていたが、工業地帯には「AWE(Altered World Event)」という落書きが多数確認された。 ジャックは事象により2016年に転送され、残されたベスは暴走する「対抗手段」を止めるもモナークアクチュアルに射殺された。 こうして、「対抗手段」はモナークソリューションズの手に渡った。 *【「CFR」への改名】 モナークアクチュアルから「対抗手段」の調査を任されたヘンリー・キム博士は、これを「CFR(クロノン フィールド レギュレーター)」へと改名した。 その仕組みについては&bold(){殆ど解明できなかった}ものの、モナークのクロノン技術の発展には大いに役立ち、[[ストライカースーツやジャガノートスーツ>モナークストライカー/モナークジャガノート]]、「ひずみ抵抗装置」、クロノンダンプナー等の開発に繋がった。 また、モナーク本社の地下に巨大な「ひずみ抵抗エリア」を作り、選抜された人間をそこに匿って「時間の終わり」を解決するために研究させるという計画「ライフボード プロトコル」に必要不可欠な物でもあった。 *【「対抗手段/CFR」の顛末】 2016年10月9日、ベスの予告通りリバーポート大学でジャックと彼の友人ポール・セリーンにより秘密裏に行われたタイムマシンの実験の結果「時間の断裂」が起こり、ウィリアムはタイムマシンのコアを奪いに来たモナークソリューションズとの交戦により消息不明となった。 翌10日、モナーク本社に乗り込んだジャックはベスの仲間であるフィオナ・ミラーや彼女に説得されたITスペシャリストのチャーリー・ウィンコットの助けもあり&bold(){「対抗手段」を奪還}。 制御方法が不明だったためジャックはモナークが保有していたタイムマシンで9日に戻ってウィリアムを救出。 ジョイス兄弟は工業地帯のスイミングプールに隠された二基目のタイムマシンで10日に行き、タイムマシンの近くに設置された装置に「対抗手段」をセットして使用し、「時間の断裂」は修復されたが、「対抗手段」は完全に壊れてしまった。 *【RCUにおける類似した存在】 レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU([[レメディー・コネクテッド・ユニバース]])」には、「対抗手段」によく似た存在が度々登場する。 **[[ヘドロン>ポラリス&ヘドロン]] 登場作品:『[[Control]]』 異世界「スライドスケープ36」に存在した[[超常現象生命体/余剰次元生命体]]。 &bold(){五方十二面体}の巨大な実体を持つ。 FBC(連邦操作局)の[[キャスパー・ダーリング]]博士により研究され、「多面体の実体は、人間が理解出来る部分」に過ぎず、その本体は「共鳴体」と呼ばれる&bold(){既知の科学の範囲外にあるエネルギー}とされる。 &bold(){理解の及ばない多面体の物体}であることは「対抗手段」と共通している。 **S.E.N. 登場作品:『[[ナイトスプリングス]]』エピソード3:&bold(){時空の破壊者} 正式名称は「&bold(){変換エネルギーノード}」。 各並行世界に存在する&bold(){正多面体もしくは球体の物体}。 作中では球体、正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体が登場する。 発光しながら浮遊しており、PRS(多面現実変換器)のエネルギー源となる。 エネルギーが充填されたPRSで「ルミビスタテレビ」を並行世界の入り口に変換できる。 並行世界の最端の世界には&bold(){「対抗手段」と酷似した正十二面体のSEN}が存在していた。 アルファベット3文字の略称や時空を操るという性質、一度使うと壊れてしまう点等も似ており、ほぼ同一の存在のように見受けられるが詳細は不明。