追加行動

 ここで紹介するのは、特殊な効果を伴った行動や、行動そのものを強化するルールです。
 これらを追加行動と呼び、それぞれどんなタイミングで宣言できるか明確に区別されています。
 ちなみにバトルシーン以外のシーンでも使用できます。

タイムを消費する追加行動

 これらの追加行動は、そのシーンのタイムを消費して使用できる行動です。

知識判定 (宣言可能タイミング:常時)

 目の前に現れたNPCや巷に溢れる情報について、知っているかどうかの判定を行う。
宣言時:対象を指定して、以下の判定を行う。
知識判定 『知』+2d6
難易度 『知名度』またはGMが設定した値
成功時:GMは、指定したNPCのデータや情報を公開する。

他人をかばう (宣言可能タイミング:常時)

 攻撃をさえぎり、他人をかばう。
宣言時:インサイドで展開する攻撃判定に割って入り、自身を対象として扱わせ、≪避け≫以外の技能で(対応)する。
    (攻撃判定の対象がインサイドになくとも、攻撃を行うものが範囲内にいる場合、割って入れる)
    未消費のタイムが残っていれば、行動順に関係なく宣言できる。
    ただし「範囲攻撃」はかばう事ができず、宣言した場合は、その攻撃に巻き込まれる。

防御専念 (宣言可能タイミング:イニシアチブ、ムービング・タイム)

 相手の攻撃に備え、行動せずに守りに専念する。
宣言時:このシーンの間、全ての(対応)判定に+2d6の修正を得る。
    イニシアチブ時に宣言した場合、ムービング・タイムで行動宣言できない。
    ムービング・タイムに宣言した場合、ムービング・タイムを終了する。(未消費のタイムは残る)

割り込む (宣言可能タイミング:他キャラクターの行動宣言または対応宣言時)

 待機中に、他人の行動に割り込む。
宣言時:待機を宣言しており、未消費のタイムが残っている場合、強制的に自身のムービング・タイムを再開する。
    割り込まれたキャラクターが宣言した行動は変更できず、解決不可能になった場合、その行動は失敗する。
   (割り込まれたキャラクターに未消費のタイムが残っていれば、割り込んだキャラクターの後にムービング・タイムを再開する)

助ける (宣言可能タイミング:ムービング・タイム) 旧引きはがす・起き上がる・呼びかける

 手を貸し、声をかけ、対象が受けている様々な「状態変化」を回復させる。
宣言時:インサイドした対象1つの「転倒」「拘束」「炎上」いずれか1つを回復する。
    または、シーン内の対象1つの「恐怖」か、回復条件を満たした「気絶」を回復する。

遮蔽物に隠れる (宣言可能タイミング:ムービング・タイム)

 遮蔽物を利用し、身を守る。地形や状況によっては不可能な場合がある。
宣言時:解除を宣言するまで「遮蔽」または「完全遮蔽」を得る。

『消費能力値』を消費する追加行動

 タイムの代わりに『体力値』などを使用コストとして消費する追加行動です。

モア (宣言可能タイミング:常時)

 精神力を振り絞り、「状態変化」を一時的に緩和する。
宣言時:このタイムの間「転倒」「苦痛」「放心」「中毒」「失明」「骨折」「大怪我」によるマイナス修正を無効にする。
使用コスト:『精神値』5P

コンセントレーション (宣言可能タイミング:常時)

 集中力を高め、行動の精度を上げる。
宣言時:判定1つに「+1d6」の修正を与える。
    自身の持つ「最大の技能レベル」回まで、重複して使用可能。
    (例:≪空手≫3レベルを持っていれば3回まで)
使用コスト:『精神値』3P ただし、重複してする場合は2Pずつ上昇
      (+1d6なら3P、+2d6なら3+5P、+3d6なら3+5+7P……)

クイック (宣言可能タイミング:イニシアチブ)

 すばやく戦闘準備を行う。
宣言時:タイムを消費することなく[[≪技能≫]]の効果を使用する。
    この際、判定を行えず、行動に同意するキャラクター(味方のキャラ)しか対象にできない。
    (対象を取らない技能も使用できる)
    1シーンに1回のみ宣言可能。 
使用コスト:『体力値』2P

コンティニュー (宣言可能タイミング:ムービング・タイム行動宣言前)

 行動回数を増やす。
宣言時:このムービング・タイムの行動回数を1タイム増やす。
    1シーンに1回のみ宣言可能。
使用コスト:『体力値』4P

ダブルアタック (宣言可能タイミング:ムービング・タイム行動宣言前)

 左右の武器で同時に攻撃を行うことで、攻撃回数を増やす。
使用条件:2つ以上の武器を装備している
宣言時:このムービング・タイムの間、以下の効果を得る。
    「武器(銃器含む)を使用する≪技能≫を、1タイムにつきX回まで使用できる。    
     ≪技能≫の宣言と解決は同時に行い、移動などの他の行動をはさむ事はできない。
     また、1つのタイム中には同じ武器を使用できず、命中修正-Xd6を得る。
    (宣言や判定、「状態変化」など判定結果の解決は同時に行うこと)」
使用コスト:『体力値』X×3P

最終更新:2010年10月09日 04:21