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オートベロ・ピッコリーナ
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製造・販売会社 | オートベロ |
製造・販売期間 | 1957年〜1975年 |
スローガン | Piccolo formato. Grande idea |
スローガン(和訳) | ピッコロ・フォーマト。大きなアイデア |
内部名 | autobello |
車種 | 小型自動車 |
車体形状 | 2ドアクーペ |
駆動方式 | RR |
原動機 | 1100cc F4 |
1300cc F4 | |
1500cc F4 | |
変速機 | 4速MT |
5速MT | |
実装ver | v0.15 |
モデル車 | フィアット・600 |
ピッコリーナ(Piccolina)は、1957年から1975年にかけてイタリアの自動車メーカー、オートベロにより製造・販売されていた2ドアクーペ型の小型乗用車である。
概要
2018年12月20日にリリースされたv0.15にて実装。
後輪の後ろにF4を縦置きし、後輪を駆動する。そのため、非常に低い重心を実現している。燃料タンク及びスペアタイヤはトランクに格納しており、バッテリーは後席下部に格納している。水平対向4気筒は、モデル車とみられるフォルクスワーゲン・ビートルやフィアット・500(チンクエチェント)、フィアット・600(セイチェント)と言った同時期のクルマの大多数が採用していた。ちなみに、排気量及びF4、RR駆動と言う点はフォルクスワーゲン・ビートルと完全に一致する。
トレーリングリンク式フロントサス及びセミトレーリングアーム式リアサス(共にトーションバー採用)で駆動。ベースグレードは13インチ5jスチールホイールと560-13バイアスプライタイヤを装着している。車輌総重量は750kg(1650lb)を僅かに下回る軽量である。
2度に渡りマイナーチェンジも施されている。前期型は、フィアット・500(初代)及びフィアット・600(初代)に類似したスーサイドドアが採用されているものの、ダッシュボード周りはスピードメーターのみであり、レブカウンターは非採用と、低価格に重きを置いた設計が見受けられる。1964年に1度目のマイナーチェンジが施され、グレード名である110に『A』が続く様になる。変更点としては、上記のスーサイドドアの廃止が挙げられる。1969年に2度目のマイナーチェンジが施され、1度目と同様に110に『B』が続く様になる。また、変更点としては原動機の変更が挙げられる。
原動機は3機種を設定しており、いずれもF4であり、フィアット・500及びフォルクスワーゲン・ビートルと同様である。ベースグレードは、34馬力を発生する1100ccを搭載する。同グレードは最廉価であり、サイドミラーは運転席側に1つのみであり、制動装置は全輪ドラム式である。スポーツグレードは44馬力を発生する1300ccを搭載する。1300cc車はついにサイドミラーが2つとなる。また、前輪ディスクブレーキを採用し、バンパー及びボンネットも変更している。
構成
ギャンブラー500 - ラ・ブルッタ・アナトラ(Gambler 500 - La Brutta Anatra)
v0.29のギャンブラー500とのコラボアップデートにて追加。
ルーフにはガソリン携行缶を2個載せ、タイヤを農業用タイヤへ変更し、ホイールベースも延長、ボンネットを取り外しバスタブを搭載した過激的なモデルである。
ルーフにはガソリン携行缶を2個載せ、タイヤを農業用タイヤへ変更し、ホイールベースも延長、ボンネットを取り外しバスタブを搭載した過激的なモデルである。
110 (M)
1100cc F4に4速ATを組み合わせるベースグレード。
こちらは1957年から1963年にかけて製造・販売された初期型である。
こちらは1957年から1963年にかけて製造・販売された初期型である。
110 A (M)
1964年マイナーチェンジモデル。
基本的には110と同一だが、ホワイトウォールタイヤを装着している点で異なる。
こちらは1964年から1968年にかけて製造・販売された改良型である。
基本的には110と同一だが、ホワイトウォールタイヤを装着している点で異なる。
こちらは1964年から1968年にかけて製造・販売された改良型である。
110 B (M)
1969年マイナーチェンジモデル。
ヘッドランプを丸形2灯式から丸形4灯式へ変更し、より頑丈なフロントスタビライザーを装備。
こちらは1969年から1973年まで製造・販売された改良型である。
ヘッドランプを丸形2灯式から丸形4灯式へ変更し、より頑丈なフロントスタビライザーを装備。
こちらは1969年から1973年まで製造・販売された改良型である。
トリコロール (M)(Tricolore)
ベースグレードをベースとした特別仕様車。
イタリア国旗のカラーリングで塗装されており、可愛らしいモデルに仕立てられた。
ホワイトウォールタイヤの為、ベースは110 A (M)かと思われる。
イタリア国旗のカラーリングで塗装されており、可愛らしいモデルに仕立てられた。
ホワイトウォールタイヤの為、ベースは110 A (M)かと思われる。
130 (M)
プレミアムモデル。
1300cc F4、前輪ディスクブレーキ、高級ハブキャップを装備。
1300cc F4、前輪ディスクブレーキ、高級ハブキャップを装備。
130 A (M)
マイナーチェンジモデル(実施年不明)。
ホイールを大型化し、フロントスポーツスタビライザーを装備。
製造・販売年不明の最終型である。
ホイールを大型化し、フロントスポーツスタビライザーを装備。
製造・販売年不明の最終型である。
130 B (M)
特別仕様車。
オーバーフェンダーを採用し、専用のアロイホイールを装備。
オーバーフェンダーを採用し、専用のアロイホイールを装備。
カラビニエリ(Carabinieri)
イタリア国家憲兵隊向けのパトロールカーモデル。
一応特別仕様車的な存在ではあるが、1957年から1963年にかけて製造・販売された量産車である。
ベースはホイールから130 A (M)かと思われる。
一応特別仕様車的な存在ではあるが、1957年から1963年にかけて製造・販売された量産車である。
ベースはホイールから130 A (M)かと思われる。
ストリート・マシン(Street Machine)
ストリートレース向けのモデル。
ターボチャージャーとナイトラス・オキサイド・システム(通称ニトロ)を搭載し、直線道路での高速走行専用に製造・販売された。
ターボチャージャーとナイトラス・オキサイド・システム(通称ニトロ)を搭載し、直線道路での高速走行専用に製造・販売された。
150コルセ(150 Corse)
特別仕様車。
ファクトリーチーム向けに製造・販売されており、1500cc F4を搭載。
前後バンパーも取っ払い、車高も低く設定された。
ベースはヘッドランプから110 B (M)か130 A (M)かと思われる。
ファクトリーチーム向けに製造・販売されており、1500cc F4を搭載。
前後バンパーも取っ払い、車高も低く設定された。
ベースはヘッドランプから110 B (M)か130 A (M)かと思われる。
バハ(Baja)
オフロード走行向けモデル。
車高を高め、ロールケージ、デュアルキャブレター付1500cc F4を搭載し、カットボディを採用、ルーフにはランプポッド4個とスペアタイヤ1個を搭載し、オフロード走行向けに大幅に変更が加えられた。専用ペイントも施される。
ベースはヘッドランプから110 B (M)か130 A (M)かと思われる。
車高を高め、ロールケージ、デュアルキャブレター付1500cc F4を搭載し、カットボディを採用、ルーフにはランプポッド4個とスペアタイヤ1個を搭載し、オフロード走行向けに大幅に変更が加えられた。専用ペイントも施される。
ベースはヘッドランプから110 B (M)か130 A (M)かと思われる。
150コルセ・トラック(150 Corse Track)
レース走行向けモデル。
レース用1500cc F4を搭載し、車高を下げ、レーシングタイヤ、リアスポイラーを装備し、レース走行用に変更されており、工場製造されたレースカーである。専用ペイントも施されており、14番と描かれる。
ベースはヘッドランプから110 B (M)か130 A (M)かと思われる。
レース用1500cc F4を搭載し、車高を下げ、レーシングタイヤ、リアスポイラーを装備し、レース走行用に変更されており、工場製造されたレースカーである。専用ペイントも施されており、14番と描かれる。
ベースはヘッドランプから110 B (M)か130 A (M)かと思われる。
150コルセ・ラリー - グラベル(150 Corse Rally - Gravel)
ラリー走行向けモデル。
1500cc F4を搭載し、ロールケージ、ラリータイヤを装備したファクトリーラリーカーである。
1500cc F4を搭載し、ロールケージ、ラリータイヤを装備したファクトリーラリーカーである。
オートベロ・オートバギー
オートバギー(Autobuggy)は、イタリアの自動車メーカー、オートベロにより製造・販売されたピッコリーナをベースとするバギーである。v0.27アップデートにて追加された。
外装は全くと言って良い程ピッコリーナとは異なるが、ピッコリーナの構成の一部となる。
外装は全くと言って良い程ピッコリーナとは異なるが、ピッコリーナの構成の一部となる。
構成
バハ・スペック・クラス5 (M)(Baja Spec Class 5)
砂漠におけるレース走行向けモデル。
カスタムチューブフレームを採用し、クラス規制に適合する為、空冷を搭載。
カスタムチューブフレームを採用し、クラス規制に適合する為、空冷を搭載。
バハ・アンリミテッド・クラス5 (シーケンシャル)(Baja Unlimited Class 5)
ボディフレーム採用モデル。
ヒロチ・フラット4を搭載し、ロングトラベルサスペンションにファイバーグラス製ボディを搭載。
ヒロチ・フラット4を搭載し、ロングトラベルサスペンションにファイバーグラス製ボディを搭載。
バハ・アンリミテッド・クラス5 (シーケンシャル)(Baja Extreme)
長距離走行向けモデル。
ツインターボチャージャーSBRを搭載。
ツインターボチャージャーSBRを搭載。
余談
スローガンである『Piccolo formato. Grande idea』(ピッコロ・フォーマト。大きなアイデア)は、イタリア語で『Small format. Great idea』(小さなフォーマット。大きなアイデア)という意味となる。
全体的な外装デザインは、フィアット・600をモデルとしているとみられるが、フォルクスワーゲン・ビートル(タイプ1)、フィアット・500からもインスピレーションを受けたとみられており、全体的に欧州市場の小型大衆車をモチーフとしている事が分かる。なお、欧州車では無いものの、スバル・360からもインスピレーションを受けたとするユーザーも存在する。管理人的には全然似ていない気がするが⋯。
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