【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】マルクス・ポルキウス・カトー(大カトー)
【性別】男性
【身長・体重】179cm・67kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具C++
【クラス別スキル】
陣地作成:E++
魔術師ではないが、自らに有利な陣地を作り上げる。
自身の演説を効果的に流布させる”壇上”の形成が可能。
【固有スキル】
芸術審美:C
芸術作品、美術品への執着心。芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、
高い確率で真名を看破することができる。
特に、農業や健康関連の宝具に対して高い効果を発揮する。
高速思考:A
物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。
縦横の舌端:A+
話術・交渉の才。
大スキピオを失脚させ、最終的に共和政ローマ全体の目を、対カルタゴに向けさせた手腕。
敵対勢力とほぼ確実に、絶体絶命の状況から自軍に有利な条件での同盟、
敵軍の撤退に持ち込む事ができる。
【宝具】
『今そこにある危機(フィグ・クローセ)』
ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1000人
キャスターの言葉とともに流布される、“速さ”に対する脅迫観念。
一度でもキャスターと会話を行ったサーヴァントが判定に失敗すると、
自身よりも敏捷値の高い者に対して恐怖や疑心を抱くようになる。
数値差が開いていればいるほど、この宝具の影響は強力なものとなり、
敏捷E以下の者が敏捷A以上の者と相対そう者なら、最悪その対象は、最高Bランク相当の“
精神汚染”を獲得してしまう。
大カトーはカルタゴ産の新鮮なイチジクを差して、
「こんな見事なイチジクが三日の距離にある」として、、カルタゴ(=すぐ近くにある敵国)の危険性を謳った。
『かの国は殲滅さるるべきである(スブリミナル・プロドゥークティオ)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:12人
全く無関係の演説の最後にも、カルタゴは滅ぶべきであるという旨を表現し続けた逸話の具現。
全く関係のない言葉の最後に言い放たれる言葉を聞いた者は、
脳内の深層心理に、その内容が刷り込まれる。
その際に、対象は言葉の内容に対して少なからず肯定的な印象を抱き、
無意識下でキャスターの言う通りのことを行なってしまうことも。
いうなれば、“洗脳ならざる洗脳”と言ったところで、精神干渉への抵抗判定は発生しない。
この“洗脳ならざる洗脳”に対抗するには、キャスターの思考を深読みできない、“知能の低さ”が重要となる。
【解説】
共和政ローマの政治家。主に“大カトー”と称される(カトー・ケンソリウスとも)。
平民の家系出身だが、第二次ポエニ戦争時に、
クィントゥス・ファビウス・マクシムスの軍団司令官として従軍。
その後は財務官、按察官、法務官、執政官を歴任し、とんとん拍子で出世してゆく。
ハンニバルを破ったスキピオ・アフリカヌス(大スキピオ)が、元老院の中で派閥を形成していることを警戒し、
スキピオ・アシアティクス(大スキピオ)が遠征を行った際の用途不明金をもとに大スキピオを弾劾、最終的に失脚させたことで有名。
その後は監察官に就任し、貴族などに対する弾劾も行ったが、それがもとで貴族たちからしっぺ返しを喰らいまくった。
第二次ポエニ戦争後のカルタゴの処遇について、全く関係のない演説であってもその締めくくりに必ず、
「ところで、カルタゴは滅ばなければならない」
と末尾に付け加えた。
これに対し、スキピオの従甥のナシカ・コルクルムは、潜在的なライバルを持たない国家は衰退すると論じ、
まるで大カトーへの当てつけであるかのように、
「それにつけても、カルタゴは存続させた方がいい」
と末尾に付け加えた。
最終更新:2016年10月01日 15:49