ヌマ・ポンピリウス

【元ネタ】ローマ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ヌマ・ポンピリウス
【性別】男性
【身長・体重】184cm・76kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。

道具作成:C
 魔術的な道具を作成する技能。

【固有スキル】
カリスマ(偽):B
 人的魅力と賢明な頭脳によって国家を運営する“技術”。

神の加護:A
 精霊エゲリアと女神ミューズによる祝福。
 助言者である彼女たちの加護は、常にヌマが下す判断を的確なものへ昇華させる。

巫術:A
 宝具『大奉神典礼(ローマン・ワーシップブック』による儀礼式構築能力。
 主に儀式魔術を専門に扱う。
 祈祷者の願いに霊的存在が答えることで、様々な奇跡を行使する。

【宝具】
『女帝久遠の統権(アンキレー)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 マルスの聖盾。天からパラティーノの丘に落とされた、ローマ歴代にして最大の神器。
 その能力は“これがある限りローマは支配する”という神々の加護の体現。
 ランダムイベント、遭遇判定、外的要因の介在などを、タイミングも含めて全て都合のいいように
 書き換える、享受することができる。
 自陣営が所持する限り、時局の流動的蓋然性を完全に掴むことができる。
 勝利へ向けて因果を制御する強力極まりない宝具。

『境界神による平和(ヤヌス・パークス)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 ヤヌス神そのものの権能として戦況操作能力を持つ、大神殿の門。
 門の開閉によって、情勢の流れとしての戦闘行動そのものを操り、自在に制御する。
 しかし、機能すべてを『平和』に費やし、聖杯戦争における戦闘行動を封じても、
 英霊レベルの存在が複数好戦的に介在する因果の抑制は難しく、
 最大でも一週間の膠着状態を生み出す程度である。
 一方で聖杯戦争の特性上、戦闘状況の誘発ならばたやすく行える。

【Weapon】
『大奉神全典(ローマン・ワーシップブック』
 ヌマ・ポンピリウス王が主にエゲリアとミューズから授けられた神の教えを記した書。
 神官、大神官、サリイ、従軍祭官の儀式を網羅したとされる典礼集。
 ローマの第三代王トゥッルス・ホスティリウスはこの書を元にユピテルへの儀式を執り行ったが、
 正しく実行しなかったために怒りの雷に打たれたという。
 著者がキャスターのクラスに当て嵌められているのはこの宝具のためである。

【解説】
 伝説上の人物とされるローマの第二代王。
 始祖王ロムルスの死後、神々と民衆と元老院の満場一致で王に推挙されたサビニ人の賢者。
 後世のローマにおける重要な政治的・宗教的制度の多くが彼に帰せられ、
 ローマ王政の成文化やローマの宗教の整理、さらにはローマ史上に特筆すべき長期平和を成し遂げた。
 これには二人目の妻、ニュンペーのエゲリアと愛を交わし、政治上に多大な助言を受けたことが大きい。
 また、聖盾アンキレーが天からパラティーノの丘に落とされたのは彼の時代のことである。
 聖盾が失われることを恐れた彼は、精巧な複製を11作り、一緒に神殿へ奉じたという。
 ヤヌス神の大神殿建立でも知られる。戦時に開かれるその門は、彼の治世の間、閉じたままだった。
最終更新:2016年10月01日 22:26