クリジェス

【元ネタ】アーサー王伝説群「クリジェス」
【CLASS】ライダー
【マスター】ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
【真名】クリジェス
【性別】男
【身長・体重】180cm・72kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運A+ 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 小国の王ならばCランクで十分と言えるが、帝国の主としてはまだ不足で助力が必要。

心眼(偽):D
 本能的な危機察知。

【宝具】
『かの二人の轍は踏まず(エリクシール・フェニス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 小瓶に入った二種の霊薬。
 一つは振りかけた相手に任意の幻覚を見せるもの。抵抗の難易度はAランク魔術に準じる。
 もう一つは飲んだ者を仮死状態にするもの。その状態ではBランク以下の通常攻撃を無効化する。
 効果の最大持続時間はそれぞれ一日・一週間となり、一瓶のうちどれだけを使用するかで加減が可能。
 フェニスの侍女テサラが作り出したものであり、使い切ったら補充はできない。

『英傑惑わす四色の装い(アンノウンアームズ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 四種の馬と武装。
 その装いを初めて見る相手に対してステータスを隠蔽する。
 同じ装いを二度目以降に見たなら効果を発揮しない。
 アーサー王の御前試合において毎日その武装と馬を替えたことで
 円卓の騎士たちを混乱させた逸話による能力。

【解説】
「二人でブリテンのアーサー王のところへ駆け落ちしよう」
「トリスタンとイゾルデのように、諸国に醜聞を轟かせようと? お断りします」

 アンチトリスタン物語「クリジェス」の主人公クリジェス卿。
 ブリテンへ武者修行に訪れ、アーサー王宮廷に迎え入れられた騎士の一人。
 ビザンティンの皇子アレキサンダーとガウェインの妹の仲をグィネヴィアが取り持って生まれた子。
 ランスロットやパーシヴァルを破り、伯父ガウェインとも互角に戦う武勇を持つ。

 アレキサンダーとその弟アリスは皇位を争うが、
 皇位を譲る代償にアリスは結婚せず、その後継者をクリジェスとする事で和解する。
 しかし家臣の熱心な勧めによりこの約束を破り、結婚しようとするアリス。
 ドイツ皇帝の娘フェニスを相手に選んだアリスは、クリジェスを伴いドイツの宮廷を訪れる。
 ところがこの時、クリジェスとフェニスは恋に落ちてしまった。
 フェニスの意を受け、魔術を身に着けた侍女テサラが用意した霊薬によって
 アリスは妻を抱くことなく幻との同衾をしていく事となる。

 フェニスへの想いを残しながらもアーサーのもとへと騎士修行に出たクリジェスだったが、
 やはり想い断ちがたく帰国し、フェニスに駆け落ちを持ちかけてあっさりと断られる。
 彼女は別の計画、即ちテサラに用意させる別の霊薬によって死を装い、
 その後に墓所を抜け出して二人の生活を送ろうという案を持っていた。
 一年以上に渡り蜜月を過ごす二人だったが、ある時その生存がアリスにばれてしまう。
 二人は結局ブリテンへと逃亡し、アリスのそもそもの違背(結婚)と
 クリジェスの窮地に憤慨したアーサー王はコンスタンティノープルに対し軍を起こす。
 そこへアリス憤死の報が届き、クリジェスとフェニスは帝国の正当な主として迎えられた。

 クリジェスとフェニス以降、全ての皇帝は
「妻がフェニスのように自分を欺くのではないか」
 と恐れ、幽閉にも近い生活を強いるようになったという。

【コメント】
同じ作者の荷車・獅子・聖杯の主人公はとっくにいるので他二作から・その二
幻覚の薬も本来飲むものだけどそれじゃ使えないので捏造
マスターはフェニスのように上手い事やりたそうな人
最終更新:2016年10月02日 21:11