ソスラン

【元ネタ】ナルト叙事詩、アツァマズの魔法の笛
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ソスラン
【性別】男性
【身長・体重】232cm・1.5t
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷D 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせるが竜種は該当しない。
 ただし、ライダーの巨重の問題上、ライダーを乗せられる騎乗物は殆ど存在しない。

【固有スキル】
竪琴の演奏:A
 二弦琴フェンデュルを演奏することによって、周囲に自身の感情を伝播させたり、
 交渉などにアドバンテージを得る。ライダーの歌声との調和によってランクアップしている。

奏楽:B
 楽器を用いた音楽の才能。竪琴以外にも笛などの楽器を使いこなせる。
 周囲に自身の感情を伝播させたり、交渉などにアドバンテージを得る。
 笛ではライダーの歌声を発揮できないので、「竪琴の演奏」よりランクが劣っている。

不死:C
 ライダーの宝具により発動している能力。
 高ランクの攻撃によって、ライダーの鋼鉄の肉体に負傷を与えることは可能だが、
 ある一点を攻撃しなければ、ライダーを殺すことは出来ない。
 また、負傷を自動回復する能力もない。

【宝具】
『巨塊の鋼玉(サスルィクヴァ)』 
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 ライダーが生まれ持った鋼鉄の肉体。
 Cランク以下の攻撃は完全にシャットアウトし、Bランクの攻撃でもカスリ傷程度、
 Aランクの攻撃でようやくダメージが通るが、それ以上の高ランクの攻撃でも
 ライダーに致命傷を与えることは出来ない。
 ただし、膝の部分のみは、鋼鉄ではなく通常の肉体であり、
 膝に受ける攻撃は全て致命傷となってしまう。

『犯魂屍蹄(ドゥルドゥル)』 
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大捕捉:50
 ライダーが騎乗していた幻獣ランクの馬。言語能力を有す。
 3本足の天駆ける精霊馬が、女神ゼラセを屍姦して産ませた馬であり、
 父と同様に天を駆けることが可能の上、屍体から生まれた為か不死の存在である。
 ただし、蹄の裏側だけは可死であり、踏撃・轢殺などの攻撃の際は危険が伴うが、
 鋼鉄の巨雄を背に乗せる程の馬が駆け抜け、突進するだけで対軍規模の破壊を齎す。

『罅ぜ摧く天籟の矢(アツァマズ)』 
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:1
 一つ目の巨人を射殺した矢。
 ライダーの朋友である英雄アツァマズが持つ、神造宝具『息吹く神奏(アフサーティ)』の
 音色がこの矢を纏っており、射止めた標的の内部から“破壊の音色”を
 幾重にも反響させて、最終的に爆殺する。
 本来、『息吹く神奏』は生命を司る聖笛だが、ライダーとアツァマズの二人の英雄を
 支援した天上の神によって、巨人退治の時に、攻撃用の宝具として機能した。

『野性喚起す木霊の音色(エフサティ)』 
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
 野獣の主エフサティから授かった魔笛。
 吹奏することで獣の大軍を操ることが出来るが、操れる獣のランクは
 所有者の「奏楽」スキルのランクによって変動する。
 Bランクの場合、魔獣ランクが上限となる。

【解説】
ナルト叙事詩に語られる英雄。ナルトとは勇士を指し、また巨人であるという。
ある時、家畜を飼っていた男が半神の美女サタナを見て欲情して、
近くの岩の上に射精し、月が満ちるとこの岩から赤子が生まれ、サタナが養母となった。
この赤子がソスランであり、出自のせいか鋼鉄の肉体を持つ不死身の英雄に育ち、
巨人ウアイグを退治したり、太陽神の娘アチュルフスと結婚する為に難題を解決するなど、
様々な冒険をこなした。自身と同様に不死の馬を所有していたとも伝えられ、
魔法杯ナルタモンガの守護者の座を、ナルト最大の英雄バトラズと争って敗れたと言われる。
愛馬と共に冥界への冒険へ出かけた際に、自身の唯一の弱点を邪霊シュルドンに
聞かれてしまい、シュルドンに指示された邪霊バルセグの車輪によって命を落とす。
ソスランというのはイラン系のオセット語族で伝えられる名であり、
カフカスのチェルケス語族ではソスリュコという名で伝承されている。
このことからも分かるが、ソスランの伝説は複数のバージョンに枝分かれしており
サタナと半神英雄ウリュスメグの実子であったり、冥界へ冒険に行ったのは
アチュルフスと結婚する為ではなく、死したサタナを蘇らせる為であったりする話もある。

ナルト叙事詩を下敷きにした童話と思われる「アツァマズの魔法の笛」では、
サイネグ・エルダルの娘である美女アグンダとの結婚を巡っての
流鏑馬・舞踊・巨石投げ等の試合で、ソスランは悉く勝利した。
その後、アグンダに恋する牧人アツァマズと共に戦いの旅に出かけ、
時に協力して強敵を打ち破り、友情を育む。
一度は二人が敗北した、ナルト達を圧倒する一つ目の巨人を、再び共闘することで倒し、
巨人に破壊された城と山をアツァマズが魔法の笛で直し、アグンダと結婚して物語は終わる。


【コメント】
精霊ワステュルジの天馬が女神ゼラセを屍姦して産ませた馬『ドゥルドゥル』は、
ソスランの不死馬とは原典では多分無関係です。不死馬は多分、空も飛べない。
でも、「不死の理由って屍体から生まれたとかならそれっぽくね?」と思って捏造しました。
因みに、家系図的には『ドゥルドゥル』はソスランの義叔父(義叔母)に当たる。
また、イスラムの大英雄アリーの愛馬も『ドゥルドゥル』という名だが、これは偶然だろね。
ジークは「竜血」、アキレスは「冥府川」、バトラズは「元から鋼鉄で鍛冶神に鍛えられる」、
一方ソスランは「岩から生まれて、元から鋼鉄」という原典設定だが、
「不死身だけど一点だけ弱点がある」系の能力では多分一番ランクが低いんじゃないかな。
「鋼を斬る」のが原典設定のエクスカリバーには弱いでしょうね。それだけじゃ殺せないけど。
しかしソスランは鋼鉄の巨人だけど膝だけ弱点って、何かプロレスラーみたいですね。
ナルト達は全員巨人族っぽいけど、このソスランは巨人退治の武勇伝があったりするので
ナルト達は「超大柄な人間を形容する意味での巨人(2m強)」で、
退治されたのは「怪物としての純粋な巨人族(10mくらい)」という設定としてこの体格にした。
それにしてもバトラズは腸だけ可死って、そんな部分どうやって攻めればいいんだ。
適正クラスはライダーとアーチャー。
最終更新:2016年10月02日 23:00