梶原景時

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】梶原平三景時
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:D
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。

【固有スキル】
話術:C
 言論によって人を動かせる才。
 詐術や詭弁に長ける。アーチャーいわく「自分としては正論のつもり」。

気配察知:D
 敵の気配を察知する才能。
 Dランクであれば、半径数メートル以内の生命体の位置を捕捉可能。
 石橋山で源頼朝をいち早く発見し、見逃した。

破壊工作:E
 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
 敵兵力に対する直接的な攻撃ではなく、相手の進軍を遅延させたり、偵察や諜報を混乱させる技術。

【宝具】
『此山に人跡無し(このやまにじんせきなし)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人
 石橋山の合戦で、源頼朝の所在を知りながらも匿った逸話による。
 結界展開中は、中にいるアーチャーのマスターを視認することが出来ない。
 ただしマスターが動くことで一度目撃されると隠蔽率は下がる。

『逆櫓の備(さかろのそなえ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:2人
 源義経に対し、「舟に後方に移動するための逆櫓を付けておくとよい」と進言し、
 それを臆病な振る舞いと否定した義経を「猪武者」と言って争った逸話に由来。
 アーチャーとしては、逃げるためではなく機動性の上昇が目的であった。
 背中側であれば、足を動かすことなく滑るように移動し、対象を狙いながら任意に移動して攻撃を避けつつ、射撃することを可能とする。

【Weapon】
『無銘・太刀』
『無銘・弓矢』

【解説】
 平安後期の武士(?~1200)。源頼朝の創業を助け、「一ノ郎党」、「鎌倉ノ本体ノ武士」と称されたが、
 源義経との対立から、後世讒言者の代表とされてしまった。
 義経以外にも畠山重忠のような人気のある武士を陥れたという逸話がいくつか残されているが、
 後世ある程度人物像が定まってからのものであり、どこまで実像を伝えたものかは明らかでない。嫌われるぐらい有能であったとも言えよう。
 頼朝没後に失脚し、宇治川で磨墨に乗って先陣争いをした息子の景季ら一族を引き連れて京へ向かう途中、駿河で在地の武士団に攻撃され、自害した。
 鎌倉末期の傑僧無住道暁はアーチャーの曾孫と伝えられており、『沙石集』の中で頼朝と当意即妙の連歌を交わしたという逸話を載せている。
 該当クラスにはアサシンもあるが、これは玉藻前を仕留めた上総介広常を双六中に暗殺した実績によるもの。
 当時から人を欺く人は「狐」と呼ばれていたが、連歌の逸話が狐の鳴き声の「こん」と「来ん」を掛けたものであり、一門が討たれた場所は狐ヶ崎。皮肉な因縁である。
最終更新:2016年10月04日 11:34