【元ネタ】アブラハムの宗教
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アブラハム
【性別】男性
【身長・体重】174cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力A+ 幸運A+ 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
魔術師、または預言者として“大祭壇”を築きあげる。
神のための祭壇による儀式は魔術の効果を大幅に引き上げる。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
カバラ魔術に基づく呪具や護符の作成が可能。
【固有スキル】
寛恕の嘆願:-
真名解放に要するタメを数ターン延長させる能力。
ソドムとゴモラの崩壊を先延ばしにした執り成しを元とする遅延スキル。
対軍規模以上の宝具のみが対象。
絵面が間抜けになる効果もある。
神授の叡智:A++
カバラの秘奥の所持。
天使から人間に開示され、
アダムより連綿と伝えられた究極知の一端。
太陽と月から絶対者の存在を解き明かしたアブラハムは
星に関する魔術を得意とする。
黄金律:B
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
神に与えられた富と子孫の繁栄が反映されたもの。
【宝具】
『抱擁される安息の地(アドナイ・エレ)』
ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
あらゆる人を抱くアブラハムの父性愛。
光輝を放つ巨大なアブラハムの幻影が人々を守護する。
何らかの加護というより、アブラハムが庇護として差し伸べる救いの手そのもの。
アブラハムの幻影の放つ輝きは、『神』の顕現たる火のそれに等しい。
最後の審判の時まで義人が暮らす場所を《アブラハムの懐》と呼ぶ。
『神』そのものの守護と同じくするその神秘は神霊レベルの魔術を受けても揺るがず、
七次元までの干渉を受け止めることができる。対人、対衆宝具。
その守りを貫くものがあるとすれば、それはアブラハム自身の『神』以外にはありえないだろう。
繁栄を約束された無尽の子孫の父祖としてアブラハムが与える、安全と安心と安息。
その能力の起源は“人間の始祖が冥界の王になる”神話と同じ文脈にあり、
アブラハムは冥界神の権能と同等のものを有するといえる。
『天地創造の解体(セーフェル・イェツィラー)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:600人
ユダヤ最古の秘伝書。神の創造を解き明かしたとされるカバラの魔術書。
内部に収められた原初のセフィロトを核とする創造再演機(ジェネシス・シミュレーター)が
限定的な空想具現化を可能にする。
干渉カテゴリーが“魔術”ではないため、
対魔力等には防がれない。
ゾハールと並ぶカバラの教典。ユダヤ的神秘的宇宙論の大著。
【Weapon】
『燔祭の剣』
『偶像破壊の槌』
【解説】
アブラム。アブラハム。
ノアについで神と契約を結んだ預言者。ロトは甥。
神により
カナンに呼びだされ、更に進んでファラオより富を得、ロトと別れて神と契約を交わし、
ハガルよりイシュマエルを得、ソドムとゴモラの滅亡の後、
イサクを得る。
約束の地ことカナンをはじめとして、己の子孫の繁栄と土地の獲得を予言され、契約により約束された大父祖。
またユダヤ教においては暴君ニムロデと対峙する偶像粉砕者。形成の書(創造の書)の神話的著者。
元の名はアブラム。アブラハムとは契約の際に与えられた名である。
イサクの燔祭で神に試され、息子を捧げようとし、その揺るぎない信仰を示したことでも高名。
割礼は彼が神と交わした契約の一つであり、アブラハム自身も九十九歳で割礼した。
アブラハムの懐。
ユダヤでは古来、信仰のために死んだ義人はアブラハム、ヤコブ、イサクに迎えられる楽園へ往くものとされた。
また創世記16章第6節の解釈として、アブラハムは地獄(ゲヘナ)の門に座って
割礼していないイスラエル人を中に入れる、地獄の門の番人であるという伝承も存在する。
即ち、アブラハムは天国と地獄両方の管理者であるとされていた。
もともと天国と地獄の門に座っていたのは人類の祖アダムであったというのだが
後のユダヤ伝承においてアブラハムに差し替えられたらしい。
キリスト教もルカ福音書を引いて、「アブラハムの懐」を死後の義人が留まる場所とみなしているが、
父祖の辺獄にいたアブラハムが地獄降りによって天へ挙げられたために
その懐へ行く義人も天国へ行くとするカトリック神学の他、各宗派で解釈が違う。
「わたしはあなたの盾である」という創世記の神の言葉通り、アブラハムの守護は神の光を帯びた規格外のもの。
『抱擁される安息の地』は天国の管理者としての属性の具現である。
調べ直して地獄の管理者でもあるらしいことがわかったが、面倒なので能力にその属性は反映させなかった。
隠しスキルとして、"ユダヤ人に対する絶対裁決権"とかを持っているのだろう。
最終更新:2016年10月04日 12:59