星川皇子

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】星川皇子
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷D 魔力C 幸運E 宝具B+
【クラス別スキル】
 無し

【固有スキル】
反骨の相:C
 古代の謀反人としての性質。皮肉なことに、反逆しがたる癖は略奪婚をした父親そっくりである。
 同ランク以下の「カリスマ」を無効化する。

魔力放出(炎):C
 反逆の中でその身を焼き尽くした「炎」を顕現させ、相手にダメージを与える。

黄金律:C
 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 大和朝廷の大蔵を占有した過去に由来している。

【宝具】
『吉備船師四十艘(きびのふないくさよそふな)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
 アヴェンジャーが母や郎党もろとも焼死した大蔵と、アヴェンジャーの援軍として向かいながら
 も間に合わなかった吉備の船団が一体化した宝具。
 両者の人員が乗り込んだ燃える船団が出現し、アヴェンジャーの号令の下、目標に突入する。

【Weapon】
『無銘・剣』

【解説】
 雄略天皇の子。吉備稚媛腹の皇子であったが、母は元々吉備氏の男の妻であった。
 ところが夫が自分の妻の美貌を自慢したのを雄略天皇が聞きつけ、夫を任那へ派遣させるとその隙に妻を奪ってしまう。当然のことながら夫は天皇を怨み、帰国しなかった。
 古代史上最大のDQN、それも頭が良くて強いので始末に終えなかった雄略天皇に仕えながら妻の自慢をした時点で、フラグを立ててしまったとしか言いようがない。
 これを怨んだものか、あるいは我が子可愛さのゆえか、雄略天皇との間に儲けた二子の内、年少にあたるアヴェンジャーに対し、稚媛は父没後に大王位に就くための策を授ける。
 アヴェンジャーは母の言葉に従って大蔵(大王家の収蔵庫)の管理職に就任し、公用物を私していたが、清寧天皇の臣に攻められ、母や支持者と共に大蔵ごと焼かれて死亡した。
 明確に敵対意志を示して兵を挙げるより前に攻撃されており、謀反自体捏造と見えなくもない。
 吉備氏の勢力をそぐため、大和朝廷から仕掛けた可能性もある。
 『古事記』には、アヴェンジャーに関わる記事自体が掲載されていないが、国内向けの天神以来の系譜を伝えるための史書と、諸外国を意識した正史の違いであろう。
 なお、吉備真備や栄西は吉備氏の遠縁に当っており、日本武尊の妃の一人も吉備氏であった。
 謀反人だが属性が悪でないのは、境遇に振り回されたという解釈と史書自体に疑惑があるため。
最終更新:2016年10月04日 21:16