【元ネタ】春秋戦国時代
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】趙奢
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
軍略:A
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
勇猛:B
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
【宝具】
『北山陣地・勇将逆落(ほくざんさかおとし)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
非常に珍しい、設置・待機型の軍勢宝具。
敵陣営が低所にいる状態で、高所に陣取ることで数千騎のサーヴァントを召喚し、
逆落としの要領で高所から特攻を駆け、敵軍を擂り潰すように蹂躙する。
その威力たるや凄まじく、同ランク以上の宝具を以てしても完全に無傷で止めることはほぼ不可能。
だが、ランク以上の宝具と拮抗できる所以は“発動条件が難し過ぎる”からであり、
発動には軍勢の待機予約(その場所も地上数100m以上の高所でなければならない)をし、
その場所に自軍がいて、尚且つ設置陣地の“下”に敵軍をおびき寄せると言う状況を作り出さなければならない。
また、軍勢の待機期限は、発動から3日以内であり、
3日以内に発動条件を全て満たさなければ、事実上魔力を無駄に消費するだけで終わってしまう。
【Weapon】
『無銘・軍馬』
武霊王 趙雍の時代から運用が始まった“胡服騎射”用に育成した騎馬。
諸国の軍馬とは一線を画すスタミナ、敏捷性、
地形適応能力を備える。
『無銘・矛』
【解説】
春秋戦国時代。恵文王・趙何のもと、
藺相如や廉頗らとともに趙国黄金時代を築いた大将軍。
趙奢はもともと地方徴税官であり、誰に対しても平等に取り立てを行なっていて、
ある時王族である
平原君一派らが税を滞納をしていたとしてその一派の中の9人を処刑し、
そのことで平原君に怒りを買うが、逆にその物怖じしない態度を気に入られ時の趙王・恵文王に推挙される。
国税管理を一手に任された趙奢によって国庫は充実し、趙の国力は列国に脅威と目されるほどに充実した。
武官としても非常に優秀であり、廉頗、楽乗らが無理だと匙を投げた、
閼与の地を秦軍から救出する戦線、のちの閼与の戦いで秦将・胡傷(文献によっては胡陽とも)を破った。
当時趙奢は、廉頗らよりもワンランク低い地位の武官であり、
相対した胡傷将軍も、相当強い相手(時代的に司馬錯、白起らと同じ時代に国の顔を担った大将軍)であったと目される
趙奢自身もこの戦いを「閼与の地は狭く険しく、ネズミが狭穴で二匹殺し合うような難戦でしょう」と例えた。
と、同時に「将軍が勇敢なほうが勝つでしょう」とも恵文王に言った。
進軍を開始すると趙奢は首都からそれほど離れぬ位置に陣取り、
軍に関することを諌言する者を処断するなどの暴挙に走ったが、
当然これは、間諜として送られた秦兵に「もう閼与は捨てるんか」と思いこませるための策略であった。
間諜を丁重に帰した後、閼与に向けて進軍を開始し、
電光石火の進軍速度で秦軍北山に陣取って、逆落としで以て秦軍を殲滅。
その圧倒的武功によって馬服君に封じられ、廉頗や藺相如らと同等の地位に就く。
子には長平の大戦犯 趙括がおり、遠い末裔には光武帝に仕えた馬援や、
蜀漢の
五虎大将軍 馬超孟起などがいる(馬服君の“馬”を氏としている)。
最終更新:2016年10月04日 21:43