【元ネタ】
アーサー王伝説、ウェールズ伝承
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】エデルン
【性別】男
【身長・体重】210cm・105kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
軍略:D
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
戦闘続行:D
往生際が悪い。
死亡判定に大きなボーナスがあり、また瀕死状態でも行動を可能とする。
【宝具】
『大熊殺しの勲し(Le Morte d'Art)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
セイバーの武勲の結実、二人の巨人から奪い取ったナイフ。
装備中は筋力と敏捷が一ランク上昇し、また格闘ダメージが向上する。
……どうした訳か、特定のブリテン王に対しては追加ダメージが発生する。
【解説】
ニッズ(ヌァザやノドンズに相当する神格)の息子エデルン。イデール、イーダーとも。
兄弟
グウィンと共に初期の伝説におけるアーサーに仕えた戦士であり、戦場における王の相談役。
ウェールズではアングルシー島の聖エデルン教会とグウィネズのエデルン村にある教会の
守護聖人とされ、ブルターニュのフィニステール県エデルン教区の聖人とも考えられる。
『エルビンの息子ゲライント』『
エレックとエニード』系列の作品では
美女と小人を連れたずば抜けて大きな体格の騎士として登場し、王妃の興味をひくも
従者の小人が王妃の侍女とゲライントに無礼を働いた事からゲライントに敵意を抱かせてしまい
はいたか競技で彼に打ち負かされて降伏者としてアーサー王宮廷へと送られる事となった。
宮廷医師モルガン・タッドの治療を受けて回復した彼は、その後アーサーに仕えた。
アンチアーサー物語『イデールのロマンス』では、
恩知らずのアーサーと卑怯なケイによる度々の妨害を受けながらも
マルヴァーンの森に棲む二人の巨人を殺してそのナイフを手に入れ、
愛する女王グウェンローと結婚する条件を満たし彼女と結ばれ王となっている。
また宮廷で
グィネヴィアを震え上がらせた熊と素手で戦って締め殺しており、
非武装でいたために尻込みしていたガウェインら同輩の敬意を得、
グィネヴィアは「選択の権利があるのなら、アーサーよりイデールを選ぶ」と語った。
グウェンロー(Guenloie)の名がグィネヴィア(Guinevere)の類型であり、
アーサーの名とも繋がる熊(art)を殺してグィネヴィアの好意を得た事から
王に反し王妃につく者、古い時代のグィネヴィアの愛人、とも言われる。
最終更新:2016年10月04日 22:22