【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ウマル・イブン・ハッターブ
【性別】男性
【身長・体重】212cm・143kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:EX(B)
叡智を否定する"焚書の火"により、あらゆる魔術は燃え尽きてしまう。
ただし回教の秘蹟はこれに当てはまらない。
なお、炎を纏っていない場合は素の対魔力が適応される。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
専科百般:A
天才的な政治的センスと先見の明。
軍事政経全般の専業スキルについてBクラス以上の習熟度を発揮する。
ほかにも戦術、学術、詩歌、剣術、組織運営術、弁論術、といったスキルを保有。
ただし商才には欠ける。
魔力放出(炎):A
"焚書の火"を自らの肉体や武器に纏わせ、噴出させる。
炎自体の特性のため、垂れ流しにしているだけでも魔術へ無敵じみた耐性を発揮する。
無辜の怪物:D
実際とは無関係に捏造された逸話や印象による影響を示す。
13世紀以来の謂れ無き風評によって生まれた、異教徒の書物を燃やす焚書者のイメージ。
"焚書の火"が全身から吹き出ている。
【宝具】
『経典に倣う峻別の焔(フォー・コーラン)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
砂漠の悪鬼(グール)殺しで知られるウマルの武勇を具現したバーニングソード。
『焚書の火』を爆発的に運用した火炎剣。
本来はグール殺しの逸話が昇華された無属性パワーソードだったが、
"無辜の怪物"スキルの影響によって火属性へ変質したうえに
宝具『増築される秩序の圏(アミール・アル=ムウミニーン)』により対軍勢化されている。
本来はCランク対人宝具。
『増築される秩序の圏(アミール・アル=ムウミニーン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
自らの攻撃範囲・守備範囲を対軍規模に引き上げる。
周囲のマナを用いて、“セイバーの行動規模(サイズ)”を大幅に拡大・誇張する宝具。
イスラム帝国を事実上成立させ、拡大させた、カリフとしての業績の具現。
攻撃数値や防御数値にも相応の補正がかかる。
【Weapon】
『焚書の火』
ライブリサイド・イスカンダリア。
アレクサンドリア図書館の蔵書を焼いたという中傷に由来する炎。
その能力は“智慧を焼く”というもので、触れた魔術式を焼却することで魔術を棄却し、
焼かれた相手は知識系スキルを"燃やされ"スキルランクを下げられてしまう。
ただし例外的にコーラン由来の能力はこの効果を受けない。
【解説】
第2代正統カリフ。真偽を分かつもの(ファールーク)。
はじめ父のもとで商業に従事、イスラム化以前の中東人には珍しく読み書きができ、詩歌を愛した。
商才はなかったが、武術と弁舌にひときわ優れ、部族間の仲裁という家業を父から継いだ。
イスラム擡頭当初は預言者ムハンマドに最も敵対的な人物の一人だったが、
妹の唱えるコーランの前代未聞の美しさに衝撃を受け、改宗、以来ムハンマドの重要な盟友となる。
預言者の死を認めなかったり、割と切れやすいハゲの巨漢。同じく巨躯と豪勇で知られた名将ハリードはいとこに当たる。
ハンニバルに比する軍事の天才ハリードに対して、ウマルはカエサルに比する政治の天才であり、
カリフ着任後は麾下の将軍によりダマスカス、イラク、イラン、またエルサレムやエジプトの征服などが成されたが
彼は行政制度の確立や警察機構の制定をし、また国民の不満を調査する部署も作っていた。
驚異的速度で拡大する帝国に効率的な管理体制を敷き、財政的安定を実現した脅威の統治者。
規律と清貧を重んじ、自らも倹約を貫いたが、644年、奴隷に暗殺される。
「
アブー・バクルとウマルは密かに預言者を埋葬し、後継職たるカリフ位を制定した。
正統後継者
アリーを恐れたウマルはアリー家に押し入りカリフ承認を放火で脅迫した。
その際に
ファーティマは蹴られて流産し、それが死因となった」――というシーア派の伝承がある。
仮にウマルがバーサーカーとして召喚された場合、無辜の怪物スキルはランクアップし、
炎が悪性に染まり、宝具が必殺ヤクザキック(女性必殺)になる。
最終更新:2016年10月06日 12:18