ポルトス

【元ネタ】ダルタニャン物語
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ポルトス
【性別】男性
【身長・体重】205cm・122kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力E 幸運D 宝具E-
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。
 彼自身に対魔力が皆無なため、セイバーのクラスにあるまじき低さを誇る。

騎乗:C
 騎乗の才能。
 大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
愚者の見識:D
 相手の性格・属性を見抜く眼力。
 言葉による弁明、欺瞞を素通りして心の底にある真情を見抜く。
 ……底から表面に至るまでの思考を見抜く役には立たない。

【宝具】
『信頼すべき者(バリザルド・デ・ポルトス)』
ランク:E- 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 セイバーが所有した中で最も切れ味の良い剣。
 アラミスがいつもオルランドの剣の名で呼んでいたためなのか
 魔力に対抗する力を持ち、使用者にBランクの対魔力を与える。
 既にBランク以上で保有している場合、一ランク向上させる。

『信頼すべき物(バリザルド)』
ランク:C 種別:対魔術宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 生前に魔術師と対峙しなかったセイバーは気付いていないが、本物である。
 眼前にある魔術効果および魔術師と、
 それが立脚する魔術基盤との繋がりを可視化して捉え、切断する事を可能とする。
 この効果は誰かが気付いて教えなければ使う事ができない。

【解説】
 豪勇の大男、デュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン。
 仮の名をポルトスという。

 その腕力は四人中随一で、素手で牛を殴り殺し、壁を崩すほどのものである。
 その一方で、弁舌策謀詐術も得意とし陰謀渦巻く中で生きるダルタニャンとアラミスや、
 思慮深く賢くもあるアトスと比べると、善良で率直ながら些か考えの足りない人物とされる。
 第二部では周囲の貴族に侮られない爵位を望んでいる所をダルタニャンに誘われ英国遠征に赴き、
 第三部ではアラミスに誘われて、そうとは知らぬまま国王ルイ十四世への叛逆へと臨んでいる。
 陰謀は破れてポルトスとアラミスは大逆犯となり、自分一人が負うべきとのアラミスの考えも、
 二人を脱出させようとのダルタニャンの尽力も、ルイ十四世の意思と先読みにより失敗に終わる。
 洞窟を通っての脱出行で、ポルトスは追手を一掃するべくその怪力で火薬樽を投げつけるのだが、
 家系の者が死ぬ時に訪れるという脚萎えの症状により彼は逃げ遅れ、致命傷を負ってしまった。
 ポルトスの死に、アラミスは生涯ただ一度の落涙をしたという。

 アラミスの手紙で友の死を知ったダルタニャンは、彼の領地で読み上げられる遺言状を聞き、
 見事さに感嘆すると共に涙した。息子を持たないポルトスは『友人達に共通する息子』ラウルを
 遺産相続人に指名している。「昔よりの従僕にして、余が誠実なる友たりし」ムースクトンには
 自分の衣服全てを与え、ラウルに『幸福な人生だったと言って死ねるだけの待遇』を条件として
 彼自身を譲ろうともしたのが、ムースクトンは主の衣服に接吻したまま亡くなった。
最終更新:2016年10月06日 18:42