【元ネタ】日本・史実+『曾我物語』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】工藤左衛門尉祐経
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
単独行動:D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。
父の死後、横領されていた所領を自力で取り戻し、出世してみせた。
【固有スキル】
専科百般:D
都で
平重盛に仕えて身につけた技能。
役所務めで理非分別が明らかであり、諸事に心を配り、礼儀と社交に優れて「伊東の優男」と称された。
マスターや同盟した勢力との円滑な人間関係を可能にする。
話術:D
所領返還を求めた際に役所に提出された、堂々たる正論の才。
しかし正論は賄賂によってくつがえされ、この為に祐親暗殺を決意することとなった。
透化:D
官僚として都で形成された、理知的で冷静な態度。
感情を表に出さず、敵からすれば鉄面皮と思われる対応が可能。
情報抹消:D
河津祐泰暗殺後、追及を振り切った。
撤退後、自身の痕跡をある程度抹消する。
破壊工作:E
戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。
自身が討たれる原因となった謀殺の才。
【宝具】
『富士の狩屋(ふじのかりや)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
アヴェンジャーが討たれた際、頼朝の寵臣であった彼を討った
曾我兄弟は逃げる途なく、
兄はその場で討たれ、弟も捕らえられた末に、アヴェンジャーの息子の望みにより斬首・梟首された。
アヴェンジャーに傷を負わせるほど周囲を人影が取り囲み、人数を次第に増やして攻撃を加える。
人数が最大になるのはアヴェンジャーが消滅した時であり、切り抜けなければその場から出ることは出来ない。
【Weapon】
『無銘・太刀』
曾我兄弟には仮名本『曾我物語』で伝説の武器が用意されているが、アヴェンジャーにはその手の記述はなく、
冷遇されている。
【解説】
平安末~鎌倉初期の武士・御家人(?~1193)。日本三大仇討ちの一つである「曾我兄弟の仇討ち」の敵役。
工藤瀧口祐継の息子。父の死後、後見人であった叔父の伊東祐親に所領を横領され、抗議すると自分の妻であった祐親の娘を取り上げられ、勝手に土肥氏に嫁がされてしまう。
これを恨みに思って祐親射殺を二人の郎党に命じたものの、殺害されたのは祐親ではなく息子の河津祐泰であった。
その後祐親は自分の娘が流人の
源頼朝との間に産んだ孫を殺し、
頼朝自身にも危害を加えようとした末に討たれ、対照的に頼朝に仕官したアヴェンジャーは信任を得て栄達の道を掴む。
しかし、祐泰の息子であった曾我兄弟は復讐を計画、頼朝が地方で行う巻狩の際にアヴェンジャーを付け狙い、遂に富士野で本懐を遂げた。
『曾我物語』では敵役ながら、父は祐親の呪詛により殺されたことになっており、箱根で再会した曾我五郎にも自身を頼る様に伝えるなど、同情も出来る人物造形がなされている。
また、強面で執心が強い曾我兄弟に対し、私闘をするよりは裁判で決着をつけようとするような冷静ぶりが目立つ。
最終更新:2016年10月07日 21:01