【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】バヤジット2世
【性別】男性
【身長・体重】180cm・72kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
信仰の加護:A+
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
芸術審美:E-
芸術作品、美術品への執着心。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、ごく低い確率で真名を看破することができる。
道具作成:D
数日を費やすことで宝具の槍の複製を作成できる。
【宝具】
『錆鉄の槍は聖なるや?(スルタンズ・ホーリーランス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:一人
オスマン帝国スルタン・バヤズィト2世が教皇インノケンティウス8世に贈った古びた槍。
まともな攻撃力を持たない使いきり礼装。
その用途は“武器”ではなく、ジェム・スルタンを西洋という牢獄に閉じ込めるための“封印”。
突き刺した相手を槍諸共「
魔女狩り教皇の封鎖異界」に追放する。
魔力のつながりを絶たれたサーヴァントは、数日の内に異界内で消滅する。
対象が異界に倒れた場合この槍は"報酬"として消滅するが、
もしも対象が帰還した場合、"違約金"の魔力と一緒に手元に戻ってくる。
自分が"違約金"の魔力を追加で払うことで、槍ごと対象を帰還させることも可能。
【解説】
信仰深さ故に"擁護者(ヴェリー)"と呼ばれるオスマン帝国第8代皇帝。
自称マフディーのイスマイール一世とは後年敵対した。
"征服者"
メフメト二世の長男。王子時代より父の改革的傾向への反動的保守派の旗印となる。
"征服者"と"冷厳者"に挟まれているため彼の治世は地味なものと評価されがちだが、
アルハンブラ勅令に追放されたユダヤ人たちを獲得して後の発展の礎を築いたり、
軍備増強、官僚制改革、技術習得の継続など、彼の治世は帝国が力を蓄えた時期であった。
だがイェニチェリを味方につけたセリムに廃位され、その翌月に死を迎えた。
どちらが先なのかは知らないが、バヤジトの筆名がアドリー(義人)だったりするのが面白い。
トルコ語のヴェリーはアラビア語のワリー。元の意味は"神の友"。聖人、保護者とかいう意味。
シーア派ではシャハーダで「
アリーがワリーである」ことを確認するなど重要概念で、
イスマイールなどサファヴィー朝の初期指導者もワリーを自称した。
どうもコロンブスはポルトガル王家に出資を断られた後に欧州・オスマン帝国間の貿易を手がけ、
バヤズィト二世にも出資を持ちかけて断られているらしい。
イスラムが進出したアメリカという歴史のifは面白い。
最終更新:2016年10月07日 21:10