キルケー

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】キルケ
【性別】女性
【身長・体重】174cm・58kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷B 魔力A+ 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 ”神殿”を上回る”大神殿”を形成する事が可能。

道具作成:A+
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 浴びたものを魔獣に変貌させる魔薬すら作り上げられる。

【固有スキル】
高速神言:A+
 呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
 大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。

神性:A+
 その出自から当然のように保有する最大の神霊適性。
 望まず魔女と呼ばれた姪と違い、好んで魔女然と振る舞った彼女は、故に神として畏れられた。

カリスマ:C
 支配階級としての威圧を示す。
 特殊な伝承補佐により、全ての種族のオスに対してワンランクアップする。

【宝具】
『生れ出づる百獣の夜(アイアイエー・ファルマケア)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 魔女キルケの扱う獣化の呪い。
 魂を書き換え、女神たる自らの眷属としてしまう月の女神の権能(ポトニア・テローン)。
 多くの場合魔法の杖(ワンド)や霊薬(ポーション)の形に加工されて使用されるが、
 その本質は彼女の女神としての在り方にある。
 月と獣、森に象徴される母神の権能を受け継ぐキルケは、
 それ故に気まぐれに災禍と恵みを振りまき、
 獣達に傅かれて己の異界に耽るのである。

 魔術というより権能であるため通常の対魔力では防ぐことができない。
 神の力に抗うという点で、最高ランクの神性や対粛清防御、
 強力な加護が無ければ対抗は不可能。

【Weapon】
『杖』

【解説】
 ギリシャ神話最大の魔女、キルケー。
 太陽神ヘリオスの娘であり、ミノス王の妻パシパエ、コルキスの王アイエテスらを兄弟に持つ。
 裏切りの魔女として知られるメディアの伯母に当たる人物だが、
 異説によればキルケとメディアは魔術の女神ヘカテの娘であり、これによれば姉妹という。
 魔女の代名詞として同列にあるメディアが神々に翻弄された悲劇の女ならば、
 キルケはむしろ運命を弄ぶ側にいる。
 ホメロスによれば女神であるという彼女はアイアイエ島に居を構え、
 愛を楽しみ、邪魔者を動物に変えるという傍若無人といえる生活を送っている。
 恋敵となったニュンペーを容赦なく醜悪な怪物へ変貌させ、
 飽きた男を獣に変え、しかし英雄に助言し罪業を清める役目も担った彼女の在り方は、
 まさしくホメロス的な“神”のそれである。

 神話の神らしく罪悪感の欠如した思考の持ち主。
 己の欲望のままに力を振るい、それで良しとされてきた。
 ある意味メディアの対極。不死者である彼女は、無限の時間の内に無制限に責任を放棄している。
最終更新:2016年10月07日 21:14