【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】イテール
【性別】男性
【身長・体重】180cm・78kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久E 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
無冠の武芸:-
常識外れと出会った不幸により、伝説において発揮される事の無かった武具の技量。
真名が明らかになると、剣、槍、騎乗のランクが実際のものより一段階低く見える。
命の遺産:C
核が破壊され、現界不可になった時に自動発動する。
余剰魔力の全てを投入された赤い武具がセイバーの消滅後もその場に残り、
次に装備した者へと所有権を譲渡して現界させ続ける。
完徳の心意:D
誰より多くの徳を授けられ、如何なる不正も寄せ付けないとされた精神。
精神面への干渉を無効化すると共に、概念攻撃のダメージを自身のHP数値の四割分削減する。
【宝具】
『流転する豊穣の角杯(モーヴェーズ・コルヌ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
イテールが円卓より持ち去った赤金の杯。
使用者が飲んだ事があるか、成分を知る飲み物であるのなら
それが神域のものであれ望んだだけ湧かせられる力を有する。
ヘラクレスが
ケンタウロスの
ネッソスから折り取った角で作られた、
後のブリテン島13の宝の一つ『ブラン・ガラッドの角杯』である。
……呪われており、ごく低い確率でヒュドラの毒が混入する。
【Weapon】
『ガヘフィエスの赤剣』
ククーメルラント王国産の名剣。セイバーの趣味で真っ赤に塗られている。
セイバーを殺した騎士もこれを長く用いた。
【解説】
ククーメルラントの王、カンクロワの森の深紅の騎士、ガヘフィエスのイテール。
アーサーの宮廷より盃を持ち出し、
パーシヴァルに殺されて赤い甲冑を奪われる騎士。
甲冑も馬も馬飾りの馬具も外衣も槍も剣も赤く、鞍の覆いも赤いビロード、髪も赤かった。
武芸に優れる事で知られ、挑戦を募っても応じる騎士が円卓に現れない程であった。
『エーレク』が書くには彼自身が円卓の「座に坐る有能の騎士」の一人であり、
『パルチヴァール』では王妃が「円卓で最高の栄誉を荷うべき」方と評している。
アーサーの父方の伯母の息子、アーサーの従兄弟であり、ウーサーに養育された彼は
アーサーと同様のブリテン相続権を主張し、度々宮廷への挑発を繰り返していた。
ある日彼はアーサーの目の前で円卓から黄金の盃を奪い去る事で挑戦者を募ったが、
この際動作が乱暴だったために葡萄酒を王妃に溢してしまった。非礼を嫌う彼は、
決してわざと溢したのでない事、盗むのが目的ではなく騎士の挑戦を待っている事を
宮廷に行ったら王と王妃に伝言してくれるよう、偶然出会ったパーシヴァルに頼む。
しかしその少し後、ケイに唆されたパーシヴァルの投槍によって殺されてしまった。
優れた騎士であり名誉高かったイテールの死は酒を溢された王妃を含む多くの者に惜しまれ、
物語が進行し騎士として成熟した後のパーシヴァルもまた、彼の死と自らの行いを悲しんだ。
イテールはパーシヴァルの血縁でもあったため後に彼は伯父に責められる事ともなるのだが、
ともあれパーシヴァルはイテールの武具を奪い、新たに「赤い騎士」と呼ばれる事となる。
イテールの優れた剣は、後に異母兄フェイレフィースとの戦いで折れるまで用いられ続けた。
最終更新:2016年10月07日 22:58