【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ビアス
【性別】男性
【身長・体重】157cm・41kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
戦闘続行:E
強い職業意識。
死の間際にも檄を飛ばすことを止めない。
理性蒸発:E-
奇抜な行動による卓袱台返し。
行動予想をごく稀に覆す。
ギリシャ一の賢者に送られた黄金の鼎は普通、ギリシャ七賢人の間を巡ったとされ、
ビアスもこれをたらい回ししたとされるが、
異説によれば彼は鼎をヘラクレス神殿に捧げてしまったという。
縦横の舌端:A
話術・交渉の才。
古代ギリシャにおいて弱者を庇護し、不条理を糾弾する弁論家として名声を築いた手腕。
敵対勢力と高確率で、不利な状況から自軍に有利な条件での同盟、休戦に持ち込む事ができる。
風除けの加護:B
航海中の嵐を退けた、嵐避けの呪い。
本人にも出処は不明だが、おそらくは信仰によって獲得したもの。
【宝具】
『ぼてぼて歩く騾馬二頭(ファッテン・ミュール)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
穀物の山を載せた荷車と、それを牽引する良く肥えた2頭のラバ。
ビアスの敵対者がこれを見ると、敵対関係に対して言い知れない“不安”を抱く。
これは自覚されない。
……そしてビアスの弁舌は、その不安を使って敵対者を掌の上で転がすのだ。
『頭納倉庫(ナレッジ・イズ・パワー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
ビアスの頭のなかにある、彼のすべて。
プリエネが
クロイソスに滅亡させられた時に備えて、彼の脳内に収められたプリエネの全情報。
いざという時にはこれをもとにプリエネを再興させるつもりだったが、結局は使われなかった。
細部に至るまで完全に記憶されている『プリエネ』の一部を魔力で再現する。
町一つを自由に切り出して具現化できるため、具現化できるものの数や規模、
汎用性や応用性は高いものの、
いかんせんプリエネという都市の格が低いためにBランク宝具止まり。
【Weapon】
『プリエネ』
町並みから住人までプリエネのあらゆるものがビアスの頭にはあり、
基本的に戦闘は兵隊を具現化して行わせる。
また、自分を複製、及び複製に霊核を移植することで強引に全快するという
かなりヤバイ切り札もある。
【解説】
紀元前6世紀の弁論家、プリエネのビアス。
一般にビアス、
タレス、
ピッタコス、
ソロンの四人は常にギリシャ七賢人に数えられるが、
中でもビアスは歴史家・逍遥学派のサテュロスに七賢人の筆頭とされている。
奴隷になった娘たちを買い取り、
金銭と教育を与えて故郷メッシニアに帰らせたという逸話で知られる。
アリュアッテス2世がプリエネを包囲した際には、肥やした2頭のラバを王様の前に駆り出したり、
土山の上に穀物の層をかぶせて食料の山に偽装することで、最終的な和平に導いた。
またクロイソスがプリエネを包囲した際には、
多くの荷物を抱えて逃げる市民を尻目に手ぶらで逃げ、
「私は私の富をすべて持っている(私の富は全て頭のなかにある)」と嘯いたといわれる。
その最期には高齢で弁護の仕事を受け、弁護した相手に有利な判決を見届けてから
孫の腕の中で事切れたという。
最終更新:2016年10月08日 11:10