ハドリアヌス

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ハドリアヌス
【性別】男性
【身長・体重】200cm・97kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:-
 宝具による結界構築能力を得た代償に、陣地作成スキルは失われている。

道具作成:-
 他スキルによって使い魔作成を行える代償に、道具作成スキルは失われている。

【固有スキル】
獅子の鬣:A
 武官時代の古傷隠しとも、ギリシア哲学者の模倣ともされるハドリアヌスの顎髯。
 この立派な顎髯は、敵対者や市井の民には威圧を、自身や自軍には自信と士気向上を齎す。

皇帝特権:A-
 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
 該当するスキルは騎乗、概念改良(宗教)、芸術、カリスマ、軍略、等。
 肉体面での負荷(神性など)さえ獲得可能となるが、何故か“紅顔の美少年”だけは得られない。

守護の聖獣:A
 アンティノウスの加護によって守護聖獣であるワニを使い魔として行使可能。
 ただし召喚能力自体はなく、ワニの確保と一工程(シングルアクション)の詠唱が必要となる。
 ちなみに、最もこのスキルと相性がいいワニは「ナイルワニ」である。

【宝具】
『我が心を癒せ、最も尊き愛(アエスティヴァトゥム・アンティノウス)』
ランク:B+ 種別:対陣(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自分自身)
 ハドリアヌス帝の心が帰る場所、美しき日の思い出が凝縮されたヴィッラ・アドリアーナの情景の再現。
 固有結界と似て非なる大魔術・絶対皇帝圏だが、他者に誇示するものではなく
 完全に自己完結というかたちで成立し、何人たりとも立ち入ることは許されない。
 ハドリアヌスは思い出に浸ることで心身の傷を癒し、10ターンの滞在でHP・MPを全快する。
 (その間、マスターは自分の身を自分で護るしかなくなる)。

 なお、入ることは誰にもできないが、時空断層を展開する対城・対界級の宝具の暴威を以てすれば
 外からハドリアヌスごと圧殺することは可能。

【Weapon】
『ワニ』
 現地調達によって使い魔とすることが可能なワニ。
 アンティノウス神の加護を受けて聖獣ランクの幻想種に相当する戦闘能力を獲得する。

【解説】
 ネルウァ=アントニヌス朝の第3代目ローマ皇帝。全名をプブリウス・アエリウス・トラヤヌス・ハドリアヌス。
 もとは五賢帝トラヤヌスの側近的立ち位置の武官であったが、その能力を買われて後継者に指名される。
 皇帝となったハドリアヌスはこれまでの外征路線を取り止め、国の防衛を固めることに重点をおく政策を取った。
 ハドリアヌスの長城構築、バル・コクバの乱鎮圧など内外に功績を示し、
 彼もまた五賢帝の一人に数えられる英傑だが、巡幸を讃える碑が全くなかったり、愛人の美少年の死に悲嘆して
 彼を神格化した末に主神とする宗教を創るなどしてローマ市民の不興を買うなどする負の側面もある。
 晩年は精神的にも衰弱し、自殺未遂を繰り返すなどしたと言う。
 後継者の夭折後はすでに初老であったアントニヌスを養子に迎えて新たな後継者とし、138年に62歳で永眠。
 死後は彼と不仲であった元老院の動きによって神格化を見送り記録抹消刑に処される寸前までになったが、
 そこは後継者アントニヌスがどうにかしてくれたようであり、神格化は行われたようである。
最終更新:2016年06月20日 20:39