【元ネタ】旧約聖書、ユダヤ伝承
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】アビシャイ
【性別】男性
【身長・体重】189cm・102kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B(++) 魔力C 幸運C 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【保有スキル】
啓示:B
"直感"と同等のスキル。
直感は戦闘における第六感だが、"啓示"は目標の達成に関する事象全てに適応する。
アビシャイはダビデの危機に駆けつける道中で巨人の母
オルパを殺し、
それを告げた隙を突いて巨人を殺した。
気配遮断:B
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【宝具】
『忠犬は安全を吠える(ガード・オブ・デイビッド)』
ランク:D+ 種別:結界宝具 守護対象:一人
今まさに殺されんとする主君にかけた、人身保護の大魔術。
マスターに対してのみ発動できる強大な防護術式で、ランサーが近くにいるほど強度が増す。
ダビデの危機を救わんとしたアビシャイに神が与えた魔術宝具(ゴッズネーム)であり、
彼が唯一行使できる魔術である。
『猟犬は悪の手を噛む(ケフィザト・デレク)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:一人
窮地の王の下にあっという間に馳せた奇跡。
マスターの下へ“移動”を行う宝具。到達速度はマスターとの絆の深さに比例する。
ライダーのクラスでは馬の形で現れる宝具なのだが、この宝具の正体は馬ではなく馬に与えられた
神の加護であるため、それ以外のクラスではただの"俊足"の形をとる。
【Weapon】
『槍』
『猟犬は悪の手を噛む』
ラビの伝承によれば、ダビデはサタンが化身した鹿を追ううちにペリシテの領土に入り、
巨人イシビベノブの手に捕まってしまった。
入浴中の水が赤に染まるのを見て事態を悟ったアビシャイは
奇跡の速さで王のもとに馳せたという。
……律法研究院(ベト・ハ・ミドラシュ)に
「安息日だけど、王のために馬駆けていい?」と聞いて許可をとってからな!
ダメだと言われたらどうする気だったんだろう。
走っていくつもりだったのだろうか。
【解説】
ダビデ三十七勇士における"三人組"の、あるいは"三十人組"の長。
ダビデの妹ツェルヤの長男、ダビデの甥にして将軍ヨアブとアサエルの兄である。
戦場において300人を槍にて殺めたとされる武人であり、
三十七勇士のトップスリー"三人組"に並ぶ名声を得たもののその三人には及ばなかったとされる。
マソラ本文の多くが彼を"三人組"の長とする一方、
セプトゥアギンタ及びペシタ訳と一部のマソラ本文写本は彼を"三十人組"の長とする。
また詳細は不明ながら(アサエルを殺めた)
アブネルに対するヨアブの復讐に
手を貸していたとみられる。
サウル王の時代にあってはダビデとともにサウルの陣に下ってサウル殺害を勧め、
アブサロムの反乱においてはシムイ粛清を訴えた。
エドム人やアンモン人との戦いで活躍し、
アブサロムの反乱における軍制においては三分割された全軍の一つを
ヨアブとイッタイと並んで受け取り、
ペリシテとの戦争ではダビデを狙った巨人の裔イシビベノブを討った。
ラビの伝承ではこの巨人殺しがフィーチャーされている。
最終更新:2016年10月08日 18:12