【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】シュテファン三世
【性別】男性
【身長・体重】148cm・49kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
護国の鬼将:A
あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を“自らの領土”とする。
この領土内の戦闘において、王であるシュテファン三世は
バーサーカーのCランク『狂化』に匹敵するほどの高い戦闘力ボーナスを獲得できる。
『大聖王(スフント・チェル・マーレ)』はこのスキルで形成した領土内においてのみ、行使可能な宝具である。
ルーマニア、モルドバで召喚された場合、評価規格外のランクを得る。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、
逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
信仰の加護:A+++
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
聖王の檄:B
カリスマを更に狭く、限定的なものにした技能。
聖人としての威光を振りかざし、その身振りによって自身の信心を伝播させる。
このカリスマに中てられた者は、人格に異変をきたすことがある。
【宝具】
『大聖王(スフント・チェル・マーレ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:333人
シュテファン大公の信心と、戦勝のたびに教会、修道院を築いた逸話を象徴する宝具。
戦術的・戦略的を問わず、あらゆる勝利を収めるたびに“領土”内での戦闘ボーナスを際限なく上昇させる。
また、宝具を一度でも開帳した時点でシュテファンはB+ランクの“
陣地作成”スキルを領土内で発揮でき、
スキルによって築かれた“修道院”の中で、シュテファン及びその麾下にある者はAランクの“
洗礼詠唱”を使用できる。
【解説】
中世モルドヴァを治めた公。シュテファン大公(シュテファン・チェル・マーレ)。正教会では列聖されている。
ワラキア公
ヴラド三世の伯父ボグダン二世の子で、ヴラド公の従弟。
幼少期は二国の権力争いに巻き込まれ、苦楽を共にした親友同士である。
ボグダン二世が暗殺されると公となり、下級貴族や手工業者、自由農民を保護して大貴族の権力を抑える集権を図り、
また随時隣国との同盟を結んでオスマン帝国の魔手から国を護り、軍の増強にも努めた。
モルドヴァと敵対するラドゥ美男公とは数度にわたって干戈を交え、ドナウ河口の要衝キリアを確保し、
さらに傀儡としてバサラブ・ライオタを擁立し、トランシルヴァニア領やラドゥらと互いに争わせ、
それでいてラドゥが健闘するやバサラブをあっさり見限る強かさも有していた。
また、南・東欧に於いてシュテファンは、
フニャディ・ヤーノシュ、
スカンデルベグ、そしてヴラド三世ら同様に反オスマン戦線を展開した勇として知られ、
特にポーランド、ハンガリーと同盟し、オスマン、ワラキア連合軍を破ったヴァスルイの戦いでは劇的な勝利を収めた。
数十度に渡るオスマンとの戦いで、シュテファンはほぼ敗けなかったが、
晩年にはオスマン帝国への貢納を認めながらも、国の自治権は護り抜いた。
信心深い君主としても知られ、戦に勝つたびに教会、修道院を築き、その中にはのちの世界遺産も含まれていたという。
ヴラド三世との友誼に関してはそう単純なものではなく、彼が三度目の公位に就けるよう助力し、
公位に就いた数ヶ月後に彼が暗殺されると、その凶報に涙したという。
なお、現地となるモルドバやルーマニアで召喚された場合は、先述した護国の鬼将だけでなく宝具ランク各ステータスも強化される。
最終更新:2017年03月26日 17:37