ネオプトレモス

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ネオプトレモス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・73kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A+ 魔力B 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 海の女神テティスを祖母に持ち、祖父も「神性」を持つ英雄ペレウスである。

勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

風除けの加護:B+
 父である大英雄アキレウスによる、嵐除けの加護。風のみならず、気象全般に有効。
 このスキルと引換えに、アキレウスからの託宣は消費してしまっている。

【宝具】
『災い刻む不治の樹槍(ペリオン・メリアー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:1人
 英雄オデュッセウスより与えられた、父である大英雄アキレウスの大槍。
 柄は、ペリオン山のトネリコから大賢者ケイローンが切り出したものを女神アテナが磨き、
 穂先は、鍛冶神がヘパイストスが鍛えた青銅の刃で構成される神造宝具。
 この槍によって負った傷は呪詛を持ち、強制的に魔力を消費させ傷を修復、
 即座にその回復量と同等のダメージを与える。
 どれだけ再生しようと、同じだけの傷が広がるので永遠に傷が塞がることはなく、それ故に
 永遠に魔力を消費させ続けるが、この槍の穂先の粉末を塗ることで、回復することが出来る。
 単純な物理威力も極めて強力で、数多の英雄豪傑を一撃で殺戮せしめた「英雄殺し」の宝具。

『万象蔵す造化の円環(トリスケル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:-
 英雄オデュッセウスより与えられた、父である大英雄アキレウスの盾。
 鍛冶神がヘパイストスが鍛えた神造宝具であり、自然界と人間界の営みの
 図像が装飾されている、「世界そのもの」を模した宝具。
 世界に存在する万象が、物質的にこの盾内に内包されている概念武装であり、
 これを突破する為には「神殺」等の、一つの属性に対して特化された概念武装が必要となり、
 条件に当てはまらなければ、対城規模の破壊力でも傷付けることすら出来ない。
 ―――トロイアの大英雄ヘクトルの投槍を防いだ、もう一つの無敵の概念防具。

『神威の風輪(クサントス&バリオス)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~80 最大捕捉:100人
 父である大英雄アキレウスのが愛用していた、海神ポセイドンの戦車。
 高位の幻想種ハルピュイアと、西風の神ゼピュロスとの間に生まれた
 神馬兄弟二頭が牽く戦車であり、この二頭は、海神を乗せていたことや、
 風神を父に持つことから、陸のみならず水中・空中も駆けることが可能。
 物理ダメージの他にゼピュロスの顕現である風撃の効果がある。
 ギリシャ神話に語られる神馬・名馬の中でも最高の存在の一角であり、
 不死にして言語能力を有するが、主人であったアキレウスの死後は話すことはなくなった。

【weapon】
『鍛冶神の武装』
 鍛冶神ヘパイストスが鍛えた、父アキレウスの胸当て・兜・脛当て・剣。
 『災い刻む不治の樹槍』や『万象蔵す造化の円環』と共にオデュッセウスより与えられた。

【解説】
ギリシャ神話に語られるエペイロス(あるいはプティアー)の猛将王。
「イリアス」の主人公である大英雄アキレウスの息子であり、姿はアキレウスの様だったという。
神々と人間が入り乱れるトロイア戦争で、アカイア軍最大の英雄アキレウスと
トロイア軍最大の英雄ヘクトルはそれぞれ戦死し、戦況は膠着状態に陥っていた。
そこでアカイア軍の英雄オデュッセウスは予言者ヘノレスから、アカイアの勝利の為には
女神アテナの像、大英雄ヘラクレスの弓、英雄ペロブスの骨、
そしてアキレウスの息子が必要だという情報を引き出す。
ディオメデスとオデュッセウスの二人の英雄によって、アキレウスの息子ピュロス(赤毛の子)は
従軍を依頼され、母である王女デーイダメイアの嘆きを振り払って、トロイア軍に参陣し、
アキレウスの養父であった老将ポイニクスから「ネオプトレモス(新しい戦士)」の名を与えられる。
ネオプトレモスは、アキレウスの武装を手に入れていたオデュッセウスから
父の武装一式を譲り渡され、父が愛用していた不死の馬二頭が牽く戦車に乗り、
最強の猛将アキレウスの再来と謳われる程の戦果を示した。
戦争は、オデュッセウスの「木馬の計」によってアカイア軍が勝利し、ネオプトレモスは
父の霊からの託宣により、トロイア姫ポリュクセネーを生贄にし、嵐を鎮めて帰航した。
その後は諸説あるが、エペイロスかプティアーの王位に着いたと言われており、
その血統は、マケドニアの大英雄アレクサンドロス大王に連なったという。
ネオプトレモスの最期は、アカイア軍総大将であったアガメムノン王の遺児オレステスから
女性関係で恨みを抱かれ、一騎打ちで殺されたという。

【コメント】
槍宝具は皆鯖のがイメージピッタリだったのでパクり。
不治宝具ってヒットアンドアウェイ作戦に適してるけど、この父子は、
戦った相手をその時にぶち殺せるので、実質死にスキルになる気がする。
盾宝具は、あらゆる属性を内包するけど、その内包する属性の内の一つが
徹底破壊されたら突破されてしまうという理屈で、一点特化に弱いという設定。
あと対界宝具には滅法弱いが、対界なら仕方ない。
『神威の風輪』は、直接轢殺するタイプの戦車ではないという設定なので、
補足人数は少なめ。だが超速いのでレンジは広い。
しかし、槍も戦車も親子三代に渡る伝来品なんだね。防具とか剣はアキレウスからだけど。
ネオプトレモス(アキレウスの再来と謳われる)が槍で召喚された時は、
剣はモードレッド(アーサー王殺し)、弓はコンラ(7歳にしてクーフーリンと互角)で、
大英雄の息子による三騎士対決やって欲しい。
しかしこいつを一騎討で殺したオレステスってどんだけやねん。
適正クラスは槍・騎だが、剣・弓にも多分なれるでしょう。
最終更新:2016年10月02日 22:06