カナン(アーサー王伝説)

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】カナン
【性別】男性
【身長・体重】掘り返せないので確認不能
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力- 耐久B 敏捷- 魔力D 幸運E 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:A
 Aランク以下の魔術を無効化する。
 教会の秘蹟には対応しない。

騎乗:-
 そんな事はできない。

【保有スキル】
聖杯の寵愛:-
 彼は聖杯の恩寵から見放されているが、彼が罰せられる事に聖杯は力を貸す。
 彼の場合、現界して宝具を顕し続ける事が罰に相当している。

無救の武練:-
 四百数十年に渡って救済を拒んだ剣の舞。
 撃退された者達の錚々たる名の故に、剣群の剣技は無闇に研ぎ澄まされている。

単独行動:A+
 マスター不在でも行動できる能力。
 彼の在り様を行動と言ったものかは別として。

戦闘続行:A+
 現界強制。全ての剣と墓を同時に粉砕しなければ消滅できない。
 奇蹟に類するスキル、最高ランクの洗礼詠唱
 かつての彼の解放条件を満たす者はこれを無効化できる。

【宝具】
『眠り得ぬ咎の墓標(リミテッド・ブレイドワークス)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:12人
 燃え上がる一つの墓と、
 剣の突き立てられた十二の墓。
 接近する者に対し十二本の剣が自動迎撃を行う。
 この宝具は召喚時点で自動的に展開される。

【解説】
 アリマタヤのヨセフに従った十四人兄弟の一人カナン。
 召喚して出て来るのは墓、本人はさっさと消滅したいがその為に何をできるでもない、
 マスターの側も一向に得をしない、それでいて敵にはそこそこ面倒、
 という誰にとっても外れサーヴァント。

 ヨセフ一行の多く、十四人兄弟では十二人が聖杯の恩寵を与えられていたが、
 カナンとシメオンは信仰心の不足から排除されていた。二人は嫉妬し、憎悪する。
 そしてカナンは十二人の兄弟を殺し、シメオンは従兄弟ペテルを殺そうとして
 こちらは未遂に終わるも、治癒至難な毒の傷を負わせた。

 ヨセフ一行の他の者達は二人の大罪人を生き埋めに決める。
 カナンは悔いて、周りを兄弟の墓で囲んで欲しいと願い、容れられる。
 翌日、兄弟の墓の上に置かれた剣は独りでに直立しており、カナンの墓は燃えていた。
 この剣群は兄弟の墓へ近付こうとする者へ襲い掛かり、打ち据えて追い払ってしまう。
 数百年後に訪れたガウェイン卿とエクター・ド・マリスさえ撃退されてしまったのだ。
 恥辱のうちに去る前に、二人は墓の炎を鎮める解放者となるべき者を示す銘文を見る。
 曰く「“悲しみの王妃の子”がやって来るまで、恥辱を受けず墓地に入る者は無い」

 カナンは“悲しみの王妃の子”が、シメオンは“悲しみの王妃の子”の息子が救う。
 すなわち、ヨセフの縁者にしてダビデの末裔、ランスロとガラアドの事である。
最終更新:2020年03月22日 21:23