【元ネタ】史実、『壬辰録』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】惟政
【性別】男性
【身長・体重】158cm・52kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
自らに有利な陣地を作り上げる。
朝鮮義僧兵は築城なども手掛けたという。
道具作成:B
道具を作成する技能。
朝鮮の義僧兵たちは武器作成において大きく貢献したという。
【固有スキル】
カリスマ:D
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。
【宝具】
『暗雲よ、倭奴を覆え』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:30~99 最大捕捉:1000人
『壬辰録』に記される天候操作の超魔術。
西山大師に念じることで、朝鮮国内の全ての雲を任意の場所に集結させ、嵐を起こす。
これは英霊惟政の固有能力というより、当時の朝鮮人の日本国への憎悪の具現である。
この魔術が真価を発揮するのは「朝鮮国内で、日本人に向けて発動する」時であり、
その場合は一国をも滅ぼす威力となる。そうなると朝鮮半島自体が沈没してしまうのだが。
【解説】
松雲大師惟政。四溟堂とも号する。1544年生誕。1610年没。
豊臣秀吉による朝鮮侵攻に対して活躍されたとされる義僧兵の指導者の1人。
日本軍の侵攻に対し、李氏朝鮮は無残な敗走を喫したが、各地の義兵は抗戦を続けていた。
中でも全国中の在野の僧侶が祖国防衛のために集ったという。
(当時、李朝政権によって僧侶は権威を剥奪されていた)
四溟堂は僧兵の中で最も名高い将であり、総指揮官であった。
僧兵は国防を担って名声を得ると兵数を増していき、四溟堂の師である西山大師は国王を守護した。
僧兵の活躍は要地の警備、武器の作成、兵站運搬、山城築造、農耕援助など多岐に渡り、
民衆の声望を得て幾多の伝説が作られたという。
四溟堂は戦中に日本軍の将である
加藤清正との数度に渡る講和交渉を行い、
戦後には朝鮮を代表する人物として日本に渡って
徳川家康と会談を行った。
清正も家康も四溟堂の人物を高く評価し、交渉は朝鮮にとって良い結果を残したという。
晩年の四溟堂は権力を手にするのを嫌い、山に篭ったという。
『壬辰録』では、四溟堂は
「日本は朝鮮の地脈から生まれたのだから、大国である朝鮮に朝貢せよ」
という超理論で
加藤清正を論破したり、国使として日本に赴いたら奸計に嵌められそうになったので
報復として神通力で雷雨を呼び、日本全土を海中に沈めかけて(えぇ…)、日本を降伏させたりした。
【コメント】
「日本は大国である朝鮮に朝貢せよ」の辺りがまんまテコンダー朴で草ですよ。
でも史実を捻じ曲げて英雄伝説を綴ることや、自国を持ち上げて敵国を下げるなんてのは
どこでもやってることではある。
宝具は『壬辰録』由来のものだが、惟政本人は「こんな嘘っぱち魔術より
史実の私の外交功績を評価してくれよ…」と悲しげに言う。
西山大師も「いや、私に念じられても困るんだが…」と思うことだろう。
適正クラスはキャスター。
最終更新:2020年03月25日 20:57