【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】シー・インタラティット
【性別】男
【身長・体重】173cm・71kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C 魔力A+ 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
”大神殿”に値する“大寺院”を形成する事が可能。
道具作成:A
魔力を帯びた器具を作成できる。
宝具の発動によりこのランクを誇る。
【固有スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではキャスターに傷をつけられない。
竜の息吹:C
最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。ドラゴンブレス。
水界の竜種であるナーガを母に持ち、またキャスター自身も
水と縁のある英雄であることから激しい水流をブレスとして放つ。
【宝具】
『輝ける君主の御業(プラ・ルワン】)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:800人
伝承に語られる
ルワン王の天口。
大伽藍“ワット・プラ・マハタート”内でのみ発動する現実改変であり、
キャスターが口にする言葉は、魔力の許す限り実現する
消費魔力量はキャスターの認識する実現難易度によって左右され、
連続発動を行うと大伽藍の神秘が劣化し、崩壊する。
キャスターが大伽藍内に座すことで、知名度補正が
最大限に高められることによって可能となる能力である。
「
仏の加護」スキルを保有する者ならば対抗可能。
【weapon】
『吉祥なる勝利の剣(カモーンテンゴーン/プラカンチャイシー)』
ラート国に伝わる王剣。
英霊パームアンよりキャスターに贈られた。
【解説】
スコータイ朝タイを創建した輝王(プラ・ルワン)。旧名バーンクラーンハーオ。在位1220-1238年。
元はカンボジア・クメール帝国の領土の一部であったバーンヤーン国の領王だった。
帝国の支配力が弱まっているのを見て、別の領王パームアンと共に、帝国からの独立を画策した。
バーンクラーンハーオ達は水を含む貢物を帝国に送るのを拒否したことを皮切りに
帝国との戦いをはじめ、独立を勝ち取り、タイ人最初の王朝スコータイが創建された。
パームアンはバーンクラーンハーオに王剣と『シーインタラボディンタラーティット』の称号を贈り、
自らは摂政となったという。なお、この二人は同一人物説がある。
その後、シーインタラボディンタラーティット(インタラティット)王は南方で
チョット太守との戦いにも勝利したが、この時に息子
ラームカムヘーンが大活躍した。
また、スコータイ朝の王室大寺院ワット・マハタートは、この王によって建築が始められたという。
彼より始まるスコータイ朝の王たちは、『プラ・ルワン(輝ける君主)』の尊称を冠した。
―――スコータイ王朝の建国伝説には『プラ・ルワン』という王が語られる。
タイ王とナーガの女の間に生まれた男児ルワンは、発した言葉通りのことが起きるという神通力を持っていた。
ルワンがクメール帝国への聖水の上納を拒んだ(あるいは新しい運搬方法を発明した)ことで、
タイとクメールに戦端が開かれ、そしてルワンの力によってタイが勝利し、ルワンはタイ王の座についたという。
ナーガや神通力と言った神話的要素はともかく、クメール帝国との戦いの経緯は
シー・インタラティットのそれと共通しているのは明らかである。
プラ・ルワンはインタラティットをモデルに作られた神話的な王と考えていいだろう。
なお、カンボジア王朝年代記にも、竜女を母に持つタイ王ナーイ・ロンが登場する。
こちらではカンボジア王がタイ王の神通力を悉く見破って、タイ王は命乞いをしたということになっている。
カンボジア王はタイ王が自分の生き別れの兄だと知っていたので、タイ応を許した上で
以後はタイからの上納を免除してやったという。
【コメント】
本当はナーイロンとその宿敵のカンボジア王を先に作ったんだけど、
後でプラルワンのパクリだと気付いたので、こっちだけで充分ということに。
ナーイロン伝説は、「タイの独立はカンボジアが勝利したけど許してやったんですよ」というだけに留まらず、
「タイを独立させた英雄王は実はカンボジアの出身なんですよ」とまで言ってるのが面白い。
ペルシャ伝承でも「アレクサンドロスは実はペルシャ王の息子なんですよ」とか言ってたなそういや。
戦勝による独立を成した建国王という業績と、神通力の伝説が揃っているのに
タイ史では何故かあまり重要視されていない。泣ける。
適正クラスは王剣からセイバー。神通力からキャスター。
最終更新:2020年03月25日 21:02