春日局(福)

【元ネタ】日本・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】春日局(福)
【性別】女
【身長・体重】cm・kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷E 魔力C+ 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 小規模な”工房”の形成が可能。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。主にマスターの健康管理に利用される。

【固有スキル】
透化:C
 精神面への干渉を無効化する精神防御。
 マスターを認めた場合、かつての家光に対するが如く献身し、誘惑をはねのける。

礼法:C
 相手に敬意を抱かせ、交渉を有利に進められる礼儀作法・教養ある態度。
 異文化圏のマスターやサーヴァントであっても通用する。

反骨の相:D
 家光のためなら、お江与の方から後水尾院まで対峙して退かなかった姿勢。
 同ランク以下の「カリスマ」を無効化する。

破壊工作:E
 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。戦場以外・以前の根回しに優れる。

【宝具】
『七彩の飯(なないろのめし)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10人
 病弱であった家光のため、その日の体調に合せて用意された七種類の朝食の膳。
 焼き飯・湯漬け・鳥飯・粟飯・麦飯・小豆飯・雑炊があった。
 病、眠り、毒などの7種類のステータス異常を回復させ、味と満腹感も与える。

『大奥(びじょさんぜんにん)』
ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:300人
 大奥は江戸城以外にも存在したが単に大奥といえば現在では江戸城の大奥を指し、
 キャスター以前から存在した空間ながら、キャスターが礎を築いたものと理解されている。
 美女三千人と歌われ、入り口には施錠されて基本的には将軍以外男子禁制であった大奥の掟を象徴。
 マスター以外の男を周囲から退けて近寄らせず、接近には結界の打破が必要。
 また結界内に取り残された女に対してはサーヴァントも含めて従属を命じる負荷がかかり、抵抗に成功しても十全の能力を発揮することが出来ない。

【Weapon】
『無銘・薙刀』
 夫の妾を薙刀で殺害した逸話がある。

【解説】
 戦国武将斎藤利三の娘(1579~1643)。徳川幕府の三代将軍である家光の乳母として知られる。
 同じ称号を持つ女性は平安時代以来、皇族の妃や母、室町将軍の正室などに存在したが、
 福という本名を持つキャスターが一番有名であろう。
 本能寺の変で明智光秀に仕えていた父が死亡すると、親類であり変の原因とも言われる長宗我部氏を頼って土佐に落ち延び、後に帰京して三条西家に仕える。
 その教養から家光を懐妊中であったお江与の方の希望に叶い乳母に選出されるが、織田信長の姪の息子の乳母に就任するというのも皮肉な話であった。
 数々の逸話には江戸期に創作されたものも多いとされるが、史実も含めて敵や他人には酷薄で身内や恩人には思いやりのある傾向が目立つ。
 名前は福としたが、春日局の称号を授かって昇殿する際、北条政子や秀吉の正妻のねねの様に子のつく名前「福子」を授かっている。
 なお、ねねの場合は吉子であった。政子は父の一字、ねねは夫の一字からであったが、
 父とも夫とも縁の薄かったキャスターの生き様を象徴する命名、というのはうがち過ぎであろうか。
最終更新:2016年09月06日 12:04