稲生武太夫

【元ネタ】『稲生物怪録』『松山騒動八百八狸物語』
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】稲生武太夫
【性別】男性
【身長・体重】155cm・63kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具B

【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
 数多の物怪を退けた逸話によって対魔力が強化されている。
 魔物・妖怪からの魔術に対してはランクA相当。

騎乗:D
  騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【固有スキル】
勇猛:A
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
 魔物・妖怪に対してはランクA+に向上する。

心眼(真):D
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、
 その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。


【宝具】
『魔王の小槌(まおうのこづち)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:10人
 魔王に属する妖怪の頭領・山本五郎左衛門から与えられた木製の小槌。
 魔王の妖力が篭っており、真名解放して振るうだけでも強力な武器だが、
 五郎左衛門の名を呼びながら振るうことによって、山本を招聘し、助力を得ることが可能。

『八幡大菩薩神杖(はちまんだいぼさつしんじょう)』
ランク:B 種別:対人・対魔宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人(809匹)
 宇佐八幡大菩薩から授かった杖。
 真名解放することによって、武神として信仰されている八幡大菩薩の加護を受け、
 宝具以外の全ステータスを1ランクアップさせる。
 発動する際には魔力を消費するが、魔力ステータスもランクアップするので、
 発動中は逆に一時的に魔力は増加する。
 また、魔物・妖怪に対してはAランク相当の追加ダメージを与え、
 倒した者に対しては、無力化した上で封印することが可能。

【Weapon】
『菊一文字』
 伊予松山の藩主松平家に伝わる名刀。
 山内与兵衛という忠臣の幽霊が乗り移り、怪異を起こして化け狸に対抗したという。
 現在与兵衛は山内神社で守護神として祀られており、
 その影響で本来の切れ味よりも向上しており、所有者の気力を上げる効果もある。

【解説】
江戸時代中期に実在した藩士。幼名は平太郎。
妖怪退治の豪傑としての伝説は彼自身の自筆や、
民話化した部分が大きく、史実としては定かではない。
16歳の時、肝試しをしたことによって物怪の怒りを買い、
その後一ヶ月間に渡って様々な怪異に遭遇するが、これを持ち前の気丈さでもって悉く退ける。
一ヶ月間の最後の日には、魔王を名乗る妖怪の頭領・山本五郎左衛門から
勇気を称えられ、木槌を与えられたという。
その数年後、浪人となって、伊予松山藩に訪れ、
化け狸の頭領・隠神刑部が絡んだお家騒動に巻き込まれるが、
殿様から拝領した名刀・菊一文字で敵方の手練・後藤小源太を討ち取ると、
宇佐八幡大菩薩から神杖を授かり、隠神刑部とその眷属808匹の化け狸を退治し、
久万山に封じ込めた。更に敵方の黒幕一派を次々と成敗し、お家騒動を終結させたという。
資料によっては、一刀流小野忠明から免許皆伝を授かっていたという説もある。
最終更新:2016年09月28日 21:39