ブレイブ殺し

1.エンバースが編み出した対ブレイブ戦術。
ATBゲージを消費しない攻撃で相手のATBゲージを消耗させ、相対的なゲージ数の優位を狙う。
徹底的な「ATBゲージそのものへの直接攻撃」を念頭においた戦い方である。

ATBゲージはアクティブタイムバトルにおいて最も重要かつ基礎的なリソースである。
ブレイブはゲージを消費してスペルカードを行使し、パートナー魔法スキルの指示を出す。
この「1行動1ゲージ」の原則はあらゆるブレイブに例外なく適用され、ゲージが貯まるまでは基本的に何もすることができない。

エンバースは「アイテムの使用」、「通常攻撃」、「本人が直接殴る」といったゲージを消費しない行動の攻撃力(≒殺傷力)を高める工夫を講じ、
対処するためのゲージの浪費を相手に強いる戦術を構築した。
具体例としては火酒(フロウジェン・ロック)を散布して引火させることでダメージフィールドを形成するなど。

また、「ゲージ無消費」ではなく「ゲージ節約」という観点での工夫も含まれる。
自動攻撃タイプのユニットカードを設置する、装備タイプのユニットで通常攻撃の火力を高めるなどが該当する。

これらの戦術の源流は、スマホを破損しブレイブとしての資格を(一時)喪失したエンバースが、
一体の燃え残りというモンスターの立場で可能な戦術を模索し続けた果てに見出したもの。
ブレイブの強みを殺す異端の発想は、彼がブレイブの資格を取り戻して以降も対ブレイブに特化した手札の一つとして彼を支え続けている。


2.ニヴルヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)』、ロイ・フリントの異名。
アルフヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)』によってミハエル・シュヴァルツァー煌 帝龍が敗北したことを受け、
崇月院 なゆたらを危険視した兇魔将軍イブリースが地球から召喚した『異邦の魔物使い(ブレイブ)』を殺す『異邦の魔物使い(ブレイブ)』のこと。

従来のイブリースはあくまで『異邦の魔物使い(ブレイブ)』に対しそのパートナーを打倒すべく刺客を差し向けていたが、
ロイの召喚に関してはパートナーモンスターを倒すのではなく『異邦の魔物使い(ブレイブ)』を直接始末することに主眼が置かれている。
ゲームのブレイブ&モンスターズ! では基本的に『異邦の魔物使い(ブレイブ)』(プレイヤーのアバター)が直接ダメージを負うことはなく、
現実のアルフヘイムにおいてもそのルールは適用されるものの、デュエル以外の場面ではその限りではない。

かつて米陸軍に属していたロイ・フリントはブレモンに関してはズブの素人だが、軍隊戦術・制圧術・殺人術に関してはプロ中のプロである。
その技術を用いてデリントブルクでは明神らを火攻めにし、アイアントラスでは大量虐殺に及び、
遺棄されていた螺旋廻天レプリケイトアニマを再起動して世界もろともアルフヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)』を始末しようとした。

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最終更新:2025年07月01日 22:17