天羽零彗（ストーリー）
プロローグ
ナレーション
"七年前、東京は
後に東京大事変と呼ばれる
大災厄により崩壊した。
「聖域都市東京」として生まれ変わった街は
異世界との不安定な繋がりと歪みを抱え
神聖教団レギオンにより統治されていた。
今再び、歪んだ力が集い始めた街で
審判の鐘は鳴り響き
世界は終末の時を迎えようとしていたーーーー
零彗
堕ちた天使は、二度と空には戻れない。
なら共に黒に染まるまでさ、真っ黒にな。
4戦目（vsイヴ）
イヴ
おや、ボウヤ。
やっとバンドに入る気になったのかい？
零彗
ロックの女王自らのお誘いとは嬉しいが
そろそろ諦めな。
あんたの歌じゃ俺のハートは震えねぇ。
幕間
？？？（ディエス）
穢れし古き世は裁きによりて消え
新たなる世界が夜明けと共に来る。
嘆きを越え哀しみを継ぐ選ばれし神の子よ。
新たなる星を誘う聖なる塔へ来たれ。
我と共に、新たなる世界をーーー
零彗
逝くあてのない愛の逃避行。
ルシフェル、目的地はお前に任せるぜ。
悪魔ルシフェル
ならば聖幽塔に向かうがよい。
真の支配者が誰であるかを、奴に教えて
やる必要がある。出来るか？ 零彗。
零彗
伊達にエンゲージを交わした訳じゃない。
魅せてやるぜ、本物の愛をな。
7戦目（vs久遠）
久遠
零彗……貴様、ここに何の用だ。
零彗
……久遠。
お前とは、決着をつけなきゃな。
俺が俺であるために。
久遠
……そうか。探す手間が省けた。
これが貴様の運命。
俺によって裁かれるという末路だ。
零彗
ハンパな覚悟のデュエルならいらねぇ。
本気のお前を魅せてくれ。
さぁ、始めるぜ。俺達のクルセイドを！
7戦目勝利
零彗
俺の勝ちだ、久遠。
久遠
くく……ふははははは！！ 俺は何だ！？
世界を導くどころか、一人の人間の過ちも
正せない！ 滑稽だ、実に無様だな！
零彗
誓ったのさ、もう愛を振り返らないってな。
だから久遠、お前とはお別れだ。
……じゃあな。
8戦目（vsジャッジ）
ジャッジ
待っていたぞ、天羽零彗。
捧げよ、その深く黒き魂を。
零彗
……ふざけるな。
冗談のつもりなら笑えねぇ。
俺の怒りはリミットギリギリだぜ。
ジャッジ
……裏切りに染まりし黒。
己が欲望のために、友をも捨てたか。
零彗
お前は俺を怒らせた。
その胸に刻め！
俺達の愛が繰り出す必殺剣を！
8戦目勝利
零彗
フェイクじゃ俺は倒せない。
お前も男なら、本物を追いかけるんだな。
ジャッジ
………ククク。
ハーッハッハッハッハ！！
零彗
行くぜ、ルシフェル。
千の言葉で愛を飾るより、
たった一つのリアルを見せてやる。
ラスボス戦
法皇ディエス・イレ
ーー破壊と再生の時は来たれり。
我は今、避けられぬ終末を嘆き
消え行く現世の哀しみを背負わん。
よくぞきた、新たなる神となる運命の子よ。
時は満ちた。今こそ、新世界の到来を。
幾星霜を超えて世界を待ち望んだ光をーー
零彗
新世界だと？ 興味ないね。
惚れた女が囁くのさ、俺にもっと輝けとな。
だから闘う。たったそれだけの事さ。
ラスボス撃破、エンディング
法皇ディエス・イレ
ク、クク……クハハハハ！！
天羽零彗！ 愛という幻想を抱く者よ！！
貴様の力、神たる我が力を凌駕せり！！
新たなる神は来たれり！
その名、その顔、その声！ 忘れはせぬぞ！！
フフハハハ……ハーッハッハッハハ！！
零彗
終わった……な。
さて、どうするか。
二人で街を出るのもいいかもな。
悪魔ルシフェル
物質界もそろそろ飽きたな……。
外の世界も悪くはないが、結界が曖昧な今
そろそろ帰るのも悪くない。
零彗
帰る？ ……聖幽界にか？
悪魔ルシフェル
そうだ。
零彗、共に来い。我の剣となり、盾となれ。
その覚悟があるならな。
零彗
誓ったはずだぜ、永遠の愛を。
お前がいる所なら、どこへだって行ってやる。
悪魔ルシフェル
フン……調子のいい男だ。
口だけではないようだがな。
まあいい。
（ED絵挿入）
悪魔ルシフェル
ならば我は、お前に世界をくれてやろう。
お前は今から名乗るがいい、魔王とな。
零彗
俺が魔王……か。悪くないな。
なら俺は、世界のすべてをーー
ーー黒に染めるぜ、お前の為に。
