戦国BASARA/エロパロ保管庫

三年目の浮気10

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匿名ユーザー

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何を言っているのか理解できなかった。
政宗が家康の元に嫁ごうと考えた。そのことで一瞬頭が真っ白になった。
分かっていた、ことだというのに。
落ち着くことができなかった。
政宗は小十郎の背中に手を回し、今にも泣き出しそうな目で小十郎を見上げている。
疱瘡によって右目を失った頃の政宗を思い出した。
右目とともに快活さや聡明さを失ったとしか思えないほど、暗く悲観的になっていた。
あの頃の、目だ。
――見たくない、と思った。そうなると取るべき行動は一つしかない。
今宵は、好きにするよう命じられた。だったらどんなことでもさせてみよう。
それが、命とあらば。
衣擦れの音を立てて政宗の夜着の帯を解くと、帯で政宗の目をきつく縛った。
「何……っ」
「好きにしていいと仰ったのは、政宗様です」
政宗の唇が震えるが、すぐにきゅっと硬く結ばれた。歯を食いしばる様子が可愛らしいので、
指を這わせてみる。
「…………っ!!」
悲鳴を飲み込み、政宗はせわしない呼吸を繰り返す。ぴちゃりと音を立てて唇を舐めると、
政宗は小十郎の頭を両手でつかんで必死に口付けを求めてくる。
けして離すまいと訴えてくる手を無理やり外すと、小十郎はゆっくりと味わうように
政宗の唇を舐め続けた。塩気に似た、人の皮膚の味がする。
「こ……じゅう……ろ……」
「ここに、おりますよ」
ただ目を隠しただけだというのに、政宗はひどく気を弱らせている。
その姿が、震えた声や強く握られた拳が、小十郎を煽る。
政宗の手を取ると指に唇を落とし、わざと音を立てて舐めた。
「ゃあ……」
政宗の体が蠢く。どこか妖しげな動きに、小十郎は眉を寄せた。
大したことではない。感じるような場所ではない。それなのに政宗は、まるで陰部を
舐められたかのように甘く啼いた。
政宗を抱き上げる。邪魔な夜着を腕から落とし、政宗の腕を肩に置いた。
「脱がせてみますか?」
政宗は頷くと、肩から襟元に指が動く。たどたどしい動きに笑みが零れるのを止められない。
普段なら罵倒を浴びせかけられるところだが、今宵の政宗は目を隠している。だからだろうか、
政宗は普段からは想像もつかない従順さを見せる。
小袖を落とすことに成功すると、政宗の口許が僅かに緩む。
次に袴の帯を探すように手が動くが、触れるか触れないかという微妙な動きで腹や腰を
探るのでたまらない。ようやく袴を縛る帯を見つけ、指が動く。結び目を解くと、政宗は
小十郎を見上げる。政宗の目は見えないが、訴えようとしていることは分かる。
「……尻、上げろ」
「……失礼致しました」
腰を浮かすと、袴を引っ張られて適当に放り出された。政宗の手が満足したように膝に
落ちるが、小十郎はその手をつかむと自身の腰に当てさせた。
「まだ、残ってますよ」
「も……いいだろ。見えねぇんだから……下帯なんか、分からない」
「そうはいきません。あなたの都合など考えてはいけないと仰ったのは、他ならぬ政宗様です」
政宗の唇がきゅっと引き締まった。小十郎は笑って政宗の手を下帯に導く。
政宗の手がゆっくりと下帯を探り出す。結び目を解き、丁寧に下帯を取り外す。
「これで、いいか?」
「……では、俺をその気にさせてもらいましょうか」
「その気?」
両手で政宗の顔を包み込む。政宗の頬が僅かに緩んだ。目はきっと和やかに微笑んでいるだろう。
「簡単でしょう? 俺を、あなたが欲しくてたまらないと思うように仕向けるだけです」
「……何、させるんだ。言えよ。何だってしてやるよ」
小十郎は笑った。
戦場で時折見せる嗜虐心に満ちた笑みは、政宗に見せたこともなければ見せるつもりも
ない。そもそも政宗に嗜虐心を覚えたことなど一度もない。
だが、今日は違う。どうしようもないくらい政宗を泣かせてみせたかった。
政宗のどこか弱気な態度が、小十郎を煽ってしょうがない。
「……手始めに、舐めていただきましょうか」

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