■合縁奇縁
夏、大阪の陣。ほぼ単騎で乗り込んできた紅蓮の鬼は、戦国最強を倒し、その主を倒した。
「Ha!さすが俺の見込んだ男。そうだ、そうでなくちゃpartyは面白くねえ」
それを高見から望んでいた蒼穹の竜、伊達政宗はにやりと口端を上げる。
そして右手を高く挙げて指を鳴らし大声を上げた。
「野郎ども!埒をあけるぜ!Let's party!」
「Yeahhh!!」
その声をきっかけに伊達軍は徳川本陣になだれ込んでいった。
決戦は間近である。運命の宿敵との戦いにふさわしく、大阪の空は雲一つない晴天だ。
「Ha!さすが俺の見込んだ男。そうだ、そうでなくちゃpartyは面白くねえ」
それを高見から望んでいた蒼穹の竜、伊達政宗はにやりと口端を上げる。
そして右手を高く挙げて指を鳴らし大声を上げた。
「野郎ども!埒をあけるぜ!Let's party!」
「Yeahhh!!」
その声をきっかけに伊達軍は徳川本陣になだれ込んでいった。
決戦は間近である。運命の宿敵との戦いにふさわしく、大阪の空は雲一つない晴天だ。
「政宗様」
後ろに控えていた小十郎が声をかける。政宗は振り向かず、低い声で命じる。
「小十郎、手出しは無用だ。これは天下取りとかそんなんじゃねえ。俺と真田幸村の勝負だからな」
「は、承知の上。しかし、政宗様これだけはお守り下さい。必ずや・・・」
皆まで言わさず、政宗は頷いた。
「I see.俺は伊達政宗である前に伊達家当主だ。絶対お前らの所に戻る」
そしてゆっくりと決戦の地へ足を踏み出した。
「そうだ、俺にはその道しかねえんだ」
誰にも聞こえない声を残して。
後ろに控えていた小十郎が声をかける。政宗は振り向かず、低い声で命じる。
「小十郎、手出しは無用だ。これは天下取りとかそんなんじゃねえ。俺と真田幸村の勝負だからな」
「は、承知の上。しかし、政宗様これだけはお守り下さい。必ずや・・・」
皆まで言わさず、政宗は頷いた。
「I see.俺は伊達政宗である前に伊達家当主だ。絶対お前らの所に戻る」
そしてゆっくりと決戦の地へ足を踏み出した。
「そうだ、俺にはその道しかねえんだ」
誰にも聞こえない声を残して。