戦国BASARA/エロパロ保管庫

慶次×濃姫

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  • 信長没後の慶次×未亡人濃姫
  • 濃姫は信長没後、前田家に身を寄せているという脳内設定
  • 一度だけの関係のはずが、お互い溺れちゃう二人

濃姫ネタ続いて食傷気味かもしれないが…。ごめんよ。
苦手な方はスルーお願いします。









蝉の声が耳の底で唸る。
それは戦いの中の怒声のようでもあったし、また静かな読経のようでもあった。
濃姫はそこまで考えると、そっと自嘲気味に微笑む。
彼女の愛した者は、読経の類を嫌悪していた。
自らの妻が蝉の声に仏教を思うなどと知ったら、彼はどうするだろう。
烈火の如く怒るだろうか。それとも「馬鹿な女よ」と笑うだろうか。
いずれにせよ、無駄な想像だ。
彼はもういない。彼女の愛した者はもう、どこにも。
「お濃ちゃん」
声をかけられたのだと気づくのに、しばらくかかった。常ならば騒がしく派手好きである
この男と、その声の密やかさがあまりにもかけ離れていたためだろう。
慶次。呟いたそれが、目の前の男の耳に届いたのかは分からない。
しかし慶次は濃姫の姿を認めると、フッと微笑んだ。



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