戦国BASARA/エロパロ保管庫

前田家

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
  • 前田家。単なるギャグです。
  • 半兵衛が女子ですが直接は出てきません
  • 筆者の頭には脳の代わりに焼き味噌が詰まっています
  • シリアス4部作だったはずのシロモノなので、書けたら続きますが分割投下はしません。



春夏秋冬「春嵐」

「袋綴じ特集・女武者たちの艶めく戦後処理」

週刊「伊達男(ぷれいぼーい)」の鮮やかな表紙が慶次の目を引いた。
周囲を見回して知り合いがいないことを確認し、さっと手にとって表紙を眺めると
「おねがいお館様! 武田騎馬隊のはれんち乗馬術」
「織田鉄砲隊・イケナイ一人遊びが止まらない」
「毛利捨て駒娘・恥辱と恍惚の公開調教」
武者娘特集らしい。表紙は兜と手甲だけを身につけ、他は裸という謎の格好をした娘の姿だ。
乳首を隠している両手が白くふっくらとしているのが慶次の好みだ。
本物の武士でないことは百も承知だが、鎧姿の娘の恥ずかしい姿というのはそそる。
袋綴じになっているが、奥州出版のこのテの発行物に外れはない。よーし買うぞ。
売り子の目が気になるので、「週刊それがしのおやかたさま」と豊臣出版の就職情報誌の間に挟んでこっそりと買った。

「何ですか慶次っ! これはっ!」
帰宅して即バレした。
袋とじを破り、好みのページを探してからナニの前に手を洗おうとしていたら、その間にまつが部屋を掃除したのだ。
布団の間にちゃんと隠しておいたのに、どうして見つかるのか不思議でしょうがない。
しかも、鬼の形相のまつが手にしているのは前田軍のページ。
見出しは「前田の淫乱娘は食いしん坊・下のお口にもたくさん欲しいの☆」
前田の足軽の姿をした少女のような娘(何故か下半身は裸)が、大股を開いて草むらに寝ているというまぁ、世の男性の活力の源というかなんというかそういう雑誌のありがちな、言い訳しようのないアレである。
「こんなものばかり買っていないでちゃんと働きなさい!」
絶対絶命の窮地だが正座するしかない慶次に雑誌を突きつけるようにしてまつが怒る。

結局、利家まで呼ばれて二人から叱られることになってしまった。
本についてからはじまった説教は、いつの間にか日ごろの言動に対する説教になっている。
「慶次もそろそろ嫁御を迎えて身を固めなさい。犬千代様からも言ってやってくださいませ」
「そうだな…そうだ、竹中殿はどうだ。知らぬ仲ではないし、俺から頼んでやってもいいぞ」
「やだね」
あんな気の強いのはごめんだ。まつとは変なところで気が合うかも知れないが、合ってしまったが最後、この家に男の居場所はなくなってしまう。
前田領ごと結納に差し出すようなものだ。
だが叔父夫婦はのんきなものだった。
「大丈夫だぞ慶次。カカア天下は前田家の伝統だ!」
「そんな弱気でどうするのです。いかに竹中殿とはいえ根は優しい娘御のはずです」
わかってない。本当にわかってない。
「利もまつねえちゃんもあいつのこと知らないだろ!? アイツはな、無駄に頭もキレるし
 性格もすぐキレるし、変な剣も斬れるし秀吉にも信頼されきってるし……って……」
ハメられた。叔父夫婦は意地の悪い笑みを浮かべていた。
「好いているようだな」
「バ、バカ言うんじゃねぇよ!」
「嫌よ嫌よも好きのうち、と申しますれば」
冗談じゃない。本当に嫌いなのだ。



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