戦国BASARA/エロパロ保管庫

信長×濃姫 4

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bsr_e

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何か用事を言いつけられるものと思っていたが、予想に反して向かった先は寝所であった。
「あの、まつと会って……着物を交換して……」
「ほう?」
「そのまま、帰参しまして……あの」
鷹のような目で射竦められ、濃姫はしどろもどろになっていた。
――と。
「…………?」
ふと壁際にある大きな姿見を横目で見、――濃姫はそこに見知らぬ女を見つけた。
頭に巻いた布のせいか目鼻立ちがハッキリとして見える吊り目の女は、自分によく似ている。
濡れたように艶めく長い黒髪が肩から胸へと流れ落ち、その下の左肩の肌があらわだ。
ぴったりとした衣装のために胸のかたちや腰の線が際立って見えるが、右の胸当てがなにか
雄々しく毅然とした印象を女につけ加えていた。
足をきちんと揃えて座っている。仄暗い室内に太腿の白さが浮き出て、眩しいほどだった。
無邪気な幼さと大人の色香。対照的な属性が半々に混じり合ったような、不思議な雰囲気を
醸し出している。
そこに信長が歩み寄り、肩膝を折って女の横顔を覗き込んだ。まるで、この上なく愛しい
女を見るような優しい目をしていた。
濃姫は、ふるえる手で自分の頬に手を当てた。姿見の中の女もすこし首を傾げて手を頬に
やっている。
――これが、わたし?
信長の手が濃姫の手首を強く掴んだ。そのままずるずると引き摺られるようにして、抱き
寄せられる。
篭手を外した手のひらが濃姫の頬を撫で、顎を掴まえた。
濃姫を見下ろしていた信長の顔が接近し、そのまま唇に落ちる。
「ん……っ」
噛みつくように口を吸い、獲物を食らう獣のしぐさで信長は濃姫を押し倒した。
「違う女子のにおいがするわ」
くつくつと喉で笑い、信長が胸に顔を埋める。
厚手の布越しに体温が伝わり、濃姫は剥き出しの太腿を擦り合わせた。
こんなふうに身体を求められるのは久しぶりのような気がした。口調はいつもと変わり
ないが、信長の声はすこしかすれていた。
いつもと違う。
この装束のせいだ。
目が眩むような猛烈な劣情が込み上げて、それが濃姫を血迷わせた。
「そんな。……そんなこと……言っては、嫌でござりまする」
まつの口調を真似て言うと、自分の言葉に酔う。くすぐったいような、妙な気分だ。
信長も上機嫌で笑っている。

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